chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

プライムリブ:アメリカの空極の肉料理がファーストフードとなった

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ステーキ、バーガー、は肉好きアメリカ人の国民食。しかし何といっても空極の肉料理はプライム・リブだろう。 ビーフで最高にうまい部分、あばら骨に囲まれた肉塊を長時間ロースト。当然値段も高いので頻繁にどころかめったと食べられないのが現状だが、このプライムリブがファーストフードにやってきた。
ボストンマーケットというロティサリーチキン・チェーンが試験的にはじめた。
値段は$15.99(=¥1650) + 州税。 付け合わせにはコーンブレッドと2種類が選べるので私はクリームドスピナッチとベジタブル・スタッフイング(もとは砕いたコーンブレッドと野菜をローストチキンの腹に詰めて長時間ローストしたもの)。
ソースはさらりとしたビーフジュースとホースラディッシュ。ホースラディッシュは日本のワサビのようにツンと鼻に来る。
味はOK。この値段だからあまり文句も言えまい。普段ステーキハウスでオーダーすれば付け合わせと一緒で最低$40はかかる。ここは米国の中部だから肉類が安いところ。ネットで見ると日本の高級レストランではそれ以上の値段だった。
 
白い肉の脂はもちろん食べないで切り捨てる。これはフレーバーを増すためについている。
このプライムリブはイギリス名物のローストビーフとどう違う?という疑問も湧いてくる。ローストビーフの方はこちらでは立食パーティーによく出てくる。これも大きなローストされた肉塊がドンと銀皿に乗ってでてきて、傍のウェイターが一人一人に切り分けてくれる。薄切りが特徴だが、プライムリブは厚切りが特徴。肉も全般的にプライムリブの方が柔らかい。
しかしローストビーフもプライムリブも、ホームクッキングは絶対避けた方がよい、というのが私のアドバイス。
その第一は材料の牛のあばら肉の塊がきわめて高価であること、第二はローストの手加減が素人にはうまくできない、ということで成功したためしがない。
結局喜ぶのはわが家の犬様。