chuka's diary

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トランプのアメリカ:トランプはロシアのスパイだった!?

今日のアメリカは毎日が政治サーカスショーで驚きの連続だが、これは文句なしに凄い!

 
先週の金曜日の夜に、NYタイムスがまたまたトランプに砲弾を撃ち込んだ。
リベラルの最先端として知られているNYタイムスはトランプと戦争中のフェイクニュース側で常に先制攻撃をしかけている。今回の敵の損傷はいかほどだろうか?
日本ではトランプとフェイクニュースが内戦中というのを全くご存じない方々がほとんどなのではないだろうか?理由の一つはこれを国民に知られたくない人達がいる、ということにあるのかも知れない。トランプの白人優先主義が大っぴらになれば困るのはまさにその人達だ。
 
フェイクニュースというのはトランプが嫌がる報道を執拗に続ける米メディアのことだ。だからトランプは彼らを『フェイクニュース』=でっち上げニュース、と見下げ卑しめている。ただしトランプのお気に入り、フォックスニュースだけは除く。フォックスニュースは保守だが、今はトランプの翼賛ニュース局に成り下がってしまっている。これは非常に遺憾なことだ。実は私はクリントン時代にフォックスのファンであった。あの頃はは超保守と超リベラル半々のコメンテーターが登場し激しい討論を交わしていたので政治的エンターテイメントになっていたからだ。
 
その日の朝だったと思うが、2016年大統領選でトランプの選挙戦マネージャーであったマナフォート氏がモラー特別検察官によって偽証罪で再び提訴されたのだが、その法廷に提出された書類のある部分がマナフォート氏の弁護士のエラーで黒塗りされなかった。その結果、マナフォート氏はトランプ側の選挙戦略資料をロシア側に渡してしまった、という事に関しての偽証であったというのがフェイクニュース側に知れてしまった。ロシアはアメリカの仮想軍事敵国であり、これは尋常ではない。案の定、マナフォート氏は事業に失敗して、ロシアのオリガルヒと呼ばれているプーチン直結のある利権屋にかなりの借金を負っていた。
これまでモラー特別検事によって偽証罪を告発されたのは17人、ロシアのスパイとトランプの旧側近である。その理由については書類の多くが黒塗りされていて不明だったのだが、この偶然の暴露でモラー特別検察官の捜査の方向が見えてきた、とフェイクニュース側は見ている。当然、フェイクニュース側はその線にそってこれまでの捜査についての想定を見直した。その結果が今回のNYタイムスのスクープであり、それに続くワシントンポスト紙のプーチンとの五回に及ぶ秘密会談の存在の暴露となった。
 
NYタイムスによれば、長官コミ氏によってFBIでロシア選挙介入事件の捜査を続けていたのだが、その過程でトランプはロシアの為に働いているのではないか、という疑惑が出ていた。去年にFBI長官だったコミ氏をクビにしたのをきっかけに、トランプがロシアのスパイかどうかとについて実際に捜査が開始され、それがモラー捜査で継続されている、というのだ。
 
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トランプの政策はロシアの利益と白人優先主義に強く影響されていることは明らかだ。彼の政策、米メキシコ国境の壁、自ら関税マンと名乗り、中国や他の自由主義国に関税をしかけている事などもこれから議会の調査の対象になるはずだ。北朝鮮ポリシーについても同様だろう。