chuka's diary

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トランプのアメリカ:イラン危機

安倍首相がトランプのお使いとなってイラン訪問をしたのがトリガーとなり、イラン危機が急激展開、イランと開戦直前状態まで突っ走った。それが米時間 6月20日の木曜日。米ニュースでは多く人が厳しい経済制裁で真珠湾攻撃に至った対日開戦を引き合いに出していた。
 
その日の午後5時には、トランプは報道陣に向かい、どうするか見てみろ、と報復攻撃をほのめかした。しかし、午後9時頃、報復攻撃中止を命令。その時はすでに米軍機は空中を飛んでいた。
 
何が彼をそうさせたのか?
 
その後のフェイクニュース側はさっそく追求をはじめた。
 
下のは翌6月21日朝(金)の彼のツィート。今回は米市民に報復攻撃中止の説明したもので少し長い。
拙要約:オバマ大統領は絶望的で(わらをも掴む思いで)大損するディールを結んだ。イラン側に1500億ドルを与え、さらに18憶ドルをキャッシュで。その時イランは経済的トラブルに陥っていたのだが、オバマが助けたのだ。その上、イランに核武装の道を開き、核保有は時間の問題だ。
 
イランは米にサンキューというどころか、米に死を、と叫んでいる。私はこのディール、米国議会でも承認されていない、を廃止、イランに強力な制裁を課した。イランは私が大統領になった直後より国力が弱体化している。最初の頃は中東での主要なトラブルメーカーだったが、今では見せかけ!
 
月曜日にイランは国際水域を飛行していたドローンを撃墜。米国は3箇所を報復攻撃する為に準備完了(ガンに銃弾をぶち込んで)、その時、私はある将軍に何人が死ぬことになるのか、と訊ねた。『150人です、閣下』と彼は答えた。私は決行10分前に作戦を中止した。
 
ドローンは無人、死者が出る攻撃とは比較にならない。私はせっかちな判断はしない。米軍を再構築し、最強の軍隊として準備完了をめざす。経済制裁は効いているし、昨晩また強化した。イランはこの先絶対に核兵器を保有することはない、米国に反しても、世界に反しても。
 
しかし、共和党の多数議員はイラン攻撃は必要と主張していた。この先、一体どうなるのか?すべては彼次第というので、トランプ自身はスポットライトを楽しんでいるように見える、と分析するコメンテーターもでてきた。もちろん米の過半数はトランプのいう事を信じていない。
 
すぐに内部情報とかで、死者数については将軍ではなくペンタゴンの顧問弁護士のはなし、というのが漏れてきた。
その上、トランプは午後8時過ぎに放送されたフォックスTVのタッカー・カールソンの時事番組で、トランプがイラン報復攻撃をすると、2020の再選はない、というカールソンのトランプ宛ての警告を見たというのだ。それで決行中止の命令を出した、と大々的に報道された。
 
下はフォックスの論客、カールソン氏。
 
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再選されなければ、ペローシ議長の望み通りに、トランプは刑務所入り。これはジョークではなく、法的根拠からである。トランプが起訴されていないのは、現職大統領不起訴という司法省の方針から来ている。
しかし米国民の多くはトランプ・サポーターのタッカー・カールソンに感謝だそうだ。
ブッシュ時代のイラク侵略の二の舞は真っ平御免。
トランプは懲りずに、今度は明日の日曜、NBCで、独占インタビューを流すそうだ。
 
このこの期に及んで、トランプにとって最悪のニュースが浮上。
トランプにレイプされたという自伝が出版される。1990年代にNYの高級デパートの女性下着売り場の試着室でレイプされた、という著名な女性コラムニストによる。NY州では一級レイプ犯罪に該当し、時効が無い!おお怖ろし。
著者の彼女はTVでもお馴染みの有名人。金髪長身、まさにトランプ好み、しかしある有名な実業家にもレイプされた、と本の中で告発しているそうだ。