chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

Thanks for your comment :竹島動画

拙記事、虚構の竹島に下のような動画コメントが送られました。

 chuka123.hatenablog.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=lTtFVka6NBs


The reason why "Dokdo is NOT Korea Land"

 

歴史的にはほぼ正確ですが、サンフランシスコ講和条約で竹島は日本に返還された、というのは史実ではない。

動画にラスク文書が登場しているが、これはもちろん当時は非公開。しかし約20年後に公開された米外交文書に含まれていた。竹島はこの動画の通り1905年の国際法・先占に従い日本が取得、戦争中を除き一貫して日本の行政下にあった、という事を口実として米政府は竹島は日本領と認めていた。口実と書いたのは講和条約には竹島は一切言及されていないが、各草案には竹島帰属の項があり、日本領、韓国領と変わっていた。一般的解釈は朝鮮戦争の戦況変化に応じたものというのが有力である。

しかし同じように公開されたダレス長官の電報により、竹島が日本領であるという米政府見解を日本側に通告していないことが実証された。その上、ダレス長官はその事が日本政府にリークしICJに告訴されることを恐れていた。その他の公開文書の中には駐韓外交官の通信があり、駐韓米外交官達は竹島は韓国領だと信じていて、講和条約調印後のダレス通達で初めて竹島が日本領ということを知り驚いた、というのがあった。

竹島自体は講和条約施行まで米軍行政下にあったことは日韓も認めている事だが、米軍はさっと消えてなくなり、その後竹島は力のバキュームとなり、韓国に占拠されて韓国の行政下にある。このように米政府の不可解な見解及び行動から見ても講和条約で日本は竹島を返還されたというのは史実ではない。

しかしICJでは1965年の日韓基本条約の竹島合意が判決の根拠になるであろう。

この条約の内容にも竹島の名は一切出てこない。だから書かれていない事に合意したと主張する場合、契約法の慣例として、日本側の主張である法的現状維持過程を記録した議事録や証人等により実証されることが必要であるが、日本政府は議事録の公開をしていない。