chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

バイデン父子疑惑は続く!?#2

https://www.youtube.com/watch?v=9Z4FyhdQJd8

上はフォックスTVで放送されたコメンテーターのタッカー・カールソン氏によるト二―・ボブリンスキ氏のインタビュー。フォックスTVによればダントツの高視聴率を獲得したとなっている。約50分で大変興味深いものだった。大部分はバイデン候補に対する一方的なアタックですが、注意深く聞くとなかなか面白い。

 

今ではジュリアーニ氏のラプトップの方は"ボラッド続編"や"WSJ"の内輪すっぱ抜き記事ですっかりジョークのタネになってしまったので、ボブリンスキ氏の方が本命と見なされている。

 

タッカー・カールソン氏はいわばトランプの耳と例えられるくらいの側近。だが、ボブリンスキ氏にしても確実な証拠は出ていない。起訴に必要な証拠はバイデン氏が在職中に金を受け取った、または職を利用して意図的にハンターに便宜を図った、をある程度証明するもの。また裁判では100%汚職が証明されなければならない。

 

カールソン氏はそれがある、それをこの次公表すると視聴者に告げたのだが、一昨日にはその証拠書類が配達中に何者かによって箱から抜き取られた、と発表。そして昨日には証拠書類が見つかった、とまた発表。それ以来情報はない。

 

それではまず、動画の中で当事者に説明されたいきさつを手短に紹介します。

トニー・ボブリンスキ氏は2015年(バイデン氏は副大統領)に英国の知人投資家に誘われハンターバイデンの中国との共同出資会社に参加した。(最後の大統領候補討論直前での記者会見ではCEOにリクルートされた、と彼自身を紹介していた)だが、ここでは投資者の一人だが投資額及び割合については全く触れていない。その時の勧誘の謳い文句はこの会社は副大統領バイデンの一族及び関係者が米側の出資者であるという事だった。中国との共同会社の出資は中国政府の銀行ローンが期待できうまくいけば大儲けに繋がる、というわけでこの人も参加したという事になるだろう。

 

彼が汚職だと指摘する事件が起こるのは2017年。しかしバイデン氏はすでに公職から去っている。だからバイデン氏がこのビジネスに加わろうが報酬を受け取ろうが法的には問題ない。だが、この人は、バイデン氏がハンターのビジネスにはかかわっていない、と言っているのは嘘だ、と主張し、その証拠としてバイデン氏と過去2回会ったことを上げている。2回とも2017年だ。内容的にもビジネスではない。明らかにボブリンスキ氏の意図はバイデン候補に"嘘つき"というレッテルを貼る事である。バイデン側は一切沈黙を守っている。米市民の過半数は投票を済ませた今になって大きな意味があるとは思えない。

 

2017年の始めごろ、新たな中米共同会社を設立し中国銀行(つまり政府)からのローンで新しい企画を実行することに彼らは集中していた。(2013の米中共同会社は失敗したらしい)。借り入れ額は約10億円前後。その時点でこの新会社設定には5人の米側パートナーがいた。ハンター、バイデン候補の実弟、バイデン家の友人、英人投資家とこのボブリンスキ氏。約10億円は中国側に5億、バイデン側に5億となっていた。それに関して、ボブリンスキ氏は英人パートナー(=彼をこのビジネスに誘った投資家)からのメッセージメールを公開。その内容は利権分(=equity)に関してでバイデン弟10%、"my chairman"に 10%? 残りの3人は各20%、というハンターからの提案だった。しかも"?"付きだった。"my chairman"はジョーバイデンだと彼は指摘している。しかし、この案は止めになり、正式の契約では各パートナーが20%ずつの"equity"(=利権)を所有となった。しかしそこで、バイデン氏実弟20%はバイデン候補10%の利権を含んでいると示唆している。

 

しかし多くの人は勘違いしているようだ。"EQUITY"は約5億円のローン額を指しているのではなく、将来の利益の取り分であり損失の分配でもある。だから失敗してローンが払えなくなればローンで生じた利息も含めて負債総額の20%が自己負担としてのしかかってくる。この利権は各パートナーが同等であるところから、ボブリンスキ氏も成果を熱心に期待していたことがわかるはずだが、この点に関しては全く無視。

 

とにかくこの中国からのローンが降りるのをクビを長くして今か今かと待っていたのだが、このローンは降りなかった。2017年と言えば、トランプと習氏のハネムーンの時期でもあり、政治的思惑が絡んでたのだろうとこの人もチラリと言及していた。

当然ボブリンスキ氏はカンカンだ。彼によればこのローンをあてにして周到な事業計画を立てた、その準備としての外国訪問やそれに伴う諸費用は一切自分持ちだった、と不満をぶちまけた。

ローンがオジャンになった時点でボビンスキ氏はハンターに電話を入れ、私を抜かして裏で何かしただろう、と問い詰めた。私の印象では彼はバイデン達は裏金を受け取っているのではないか、と疑っているようだ。このローン獲得失敗後、期待の新会社は潰れた。だから表面的には単なるビジネスの問題で何も法的には問題ない。

 

ところで、彼が記者会見までしてバイデン汚職を公衆に告発した理由は、10月16日のアダム・シフ議員の、どうせこれはロシアからの一連の偽情報だ、というTV上のコメントだった。このコメントのターゲットは10月14日に公開され始めたジュリアーニ・バノン組からのe-mailだが、それに彼の名が言及されていたとかで、シフ議員のコメントを、祖父、父、息子三代が海軍士官に一生を捧げた家族(彼の)への屈辱だ、とおそろしく真剣に受け止めている。しかし、彼自身は海軍士官は平和時の4年間のみでさっさと除隊している。だから彼自身にとっては海軍は居心地がよくなかったようだ。しかし彼の弟は退役軍人だから海軍一家には変わりはないのだろうがどこか辻褄が合っていないという印象を受けたのは私だけではない。この人の"私達海軍一家への屈辱"は番組の中で幾度も繰り返されている。

 

それではシフ議員の発言とバイデン候補にはどうつながりがあるのか、という質問に対して、バイデンがシフ議員に電話で一言、あれは誤報、事実に即していないことをメディアで明らかにすればよい、と伝えれば、シフもその通りにした、とけんもほろろ。この人もかなり混乱しているようだ。

 

ロシア!ロシア!ロシア!3年半前に起きたことだ、もういい加減にしてくれ!と、トランプの言い方をそっくりそのまま番組中に口真似!?

 

ロシアに民主主義の根幹である大統領選挙に介入された事件に対しては危機感も何も感じないのだろうか?は拙感想。

 

 

バイデン父子疑惑は続く、どこまでも!?

投票日まで後9日。しかし期日前投票で市民は行列です。これもコロナ前は考えられない事でした。拙州では史上最高の投票率になりそうだ。しかし一方では新コロナ第3波が襲って来た。知人や親戚の間に感染者がポツポツと現れ非常にヤバい状況です。

 

拙州ですが、連日フロリダ参りをしているトランプにはすっかり忘れられているようですが、バイデンとの支持率がタイになっている。拙州を落とすとトランプ大敗の地崩れが起こると言われている。本当の関ヶ原は拙州だ!と叫んでももう遅し。誰も聞く耳持たず。

拙州の人口は白人41%、ヒスパニック系39%、黒人11%、となっているがこれは10年前の統計から。しかし共和党知事がもう20年以上も君臨しているので交代する時が来ていると私は勝手に思っている。というように私は政治には全く関係のない人間です。

ところで、今日流れたニュースに、トランプがFBI長官を投票直後にクビにする、というのがありました。これはトランプ・ヨイショのフォックスからです。

 

これまでの経緯からトランプは2016のオクトーバーサプライズを再現するつもりだったことは明らかだ。

オクトーバーサプライズとは、2016の10月始めのアクセスハリウッド・テープ暴露と同日のウィキーリークスe-mail大量放出、投票日の11日前にFBI長官によるヒラリーのe-mail再調査発表と投票日前日の捜査終了宣言の二つを指している。特に後者は選挙結果を変えた、といわれコミ元長官は大変非難された。

今回トランプはオクトーバーサプライズの2件を一つにまとめて実行しようとしていた。しかしそれが思うようにいかず怒り狂っているとのこと。

 

このFBI長官はつい一か月前、郵便投票は過去に問題は全くなく安全です、と議会で太鼓判を押し、郵便投票は不正の根源と煽ったトランプと真っ向から対立。その時にやはりクビにすると脅かされた。今回はジュリアーニ氏がハンターバイデンのe-mailを持ち出してきたのに沈黙を守り何もしない、というので怒りの矛先を向けている。FBI長官だけでなく、オバマ陰謀追求報告書を投票前に出さなかったバー司法長官もクビにする、フリン事件でオバマ陰謀の証拠を見つけそびれたS.カロライナのグラハム上院議員には、バカに投票するな、とけんもほろろ。連日信じられない報道が流されている。

 

公開されたハンターのe-mailの内容は単なるビジネスメールで証拠にはならない。バイデン候補との結びつきが無いからだ。ただしこれが本物であれば、ハンターはかなりのビジネスマンで前に言われたように、全くのド素人なのにバイデンの力でガス会社の顧問になった、とは言えないようだ。

 

これらのe-mailはデラウェア州の片隅にあるアップルコンピュータ専門の小さな修理ストアから出てきた。

10月14日にNYポストのスクープとして発表されたのだが、事実はいまだにこの持ち込まれたラプトップ3台がハンターバイデンのものかどうか確定できないでいる。問題はこの修理店のオーナーにある。この人の話はクルクルと変わっている。

 

現時点ではこのオーナーは法的全盲者!となっている。10月15日のDaily Beast (米の主要メディア)の録音インタビューでもなぜオーナーがハンターバイデンと認められなかったかを、身体的問題があるから、としか明らかにしていなかった。この録音は私も聴いたのだが、彼は何と、犯人のラインアップをすれば真犯人を指摘できる、とまで言っていた。ラインアップというのは容疑者数人を一列に並ばせ、こちら側からのみ見えるガラス越しに犯人を見つける事だが、そんなのは全盲者にできるのか?

 

しかし法的全盲者というのは全くの全盲者というのではない。中にはうっすらと見える人もいる。だが日常生活不可能な目が悪い人々には変わりない。歩行には盲人用杖を必要とする。また社会福祉補助の対象となる障害者でもある。こういう人がどうしてコンピューターの修理屋をしているのかも不思議な話だが、それでもきちんと働いているわけだから素晴らしい人だろうと私は思う。

それと、今回はハンターらしき人が名前に電話番号、e-mailアドレスを残した、というのだ。それらは実際にハンターバイデンのものだそうだ。それでは最初の"ボーバイデン基金のレベル"は何だったのか?

ここから見えてくるのは、このラプトップはハンターバイデンからではない、という事だ。持ち込まれた時期というのが、2019の4月で、ジュリアーニに報告されたのが8月。しかし、トランプは7月末電話で、対ミサイル砲をくれと要請するウクライナ大統領にバイデン汚職捜査とひきかえ、と言っている。だからこのラプトップ情報はトランプも既に知っていたと思われる。

 

今ではこのオーナーの父の友人というのがSNSに登場。オーナーは嘘を言っていない、と宣言しているのだが、この人もオーナーの父もトランプ支持者と明らかにしている。確かにオーナーが全盲であれば、ハンターと認識できるわけがない。ところが、ジュリアーニ氏は一挙にこれはハンターのもの、と決め付けている。しかもフォックスニュースでは、ハンターがラプトップを取りにこなかったのは、持ち込んだ時にべろべろに酔っぱらって何も憶えていないせいだ、とまで話していた。

バイデン側はこの事件との係わりを一切否定している。だから真実追求には公正で厳密な捜査が必要。投票後にはこのアップル・ラプトップを持ち込んだ者が誰であるのか明らかになると私は予想している。

chuka123.hatenablog.com

ジュリアーニの"ボラット"続編、世界一斉に公開された!?

 NYポストの10月14日スクープ記事以来 "ハンターの汚職証拠みーつけたぁ~"とトランプ系列メディアで大暴れしていたジュリアーニ氏。

やはり邪魔が入った。トランプの天敵、ベゾス氏だ。彼のアマゾンプライムで、"Borat II" が初公開。もちろんその映画の売り物の一つはジュリアーニ氏が金髪美人の東欧系偽記者のインタビューの誘いに乗って、なぜかベッドルームまで入り込む、という際どいシーンだった。しかし公開前からこのシーンはすでにリーク。おかげでジュリアーニ氏自身が議論 or ジョークの対象になってしまった。昨日はトランプも、嫌味な映画、とコメントだ。

 

この映画は2006年に公開された社会風刺コメディ"Borat"の続編。 日本語訳は"ボラット”となっている。このビックリカメラを取り入れたドタバタ混乱映画は世界で大ヒット。アカデミー賞やゴールデングローブにもノミネート。しかし非難も大きかった。何も知らない人がビックリカメラをしかけられその後のドタバタで身体精神共に損傷を受けた、と問題になった。訴訟も起きた。

 

今回のストーリーは前作と同様。カザフスタンからやってきた頭のいかれた偽記者ボラットのアメリカ再体験記。今回は彼の15歳の娘が旅の道連れ。本当の道連れはカザフスタン大統領のペットのサルだったが、密航し空腹になった娘が食べてしまったという設定。それにアメリカはアメリカでも、南部と特定しているように今回のはことさら政治的諧虐に満ちている。

ボラットを演じているのは、著名な英国のコメディアン、サーシャ・コーエン。名前の通りユダヤ系である。しかし彼は、自分はユダヤ系だからといって陰謀論に関係しているとは思って欲しくない!と今回も宣言。彼は人権擁護のチャンピオンとして数々の賞を受賞している。しかし、彼の演じるボラットはナチ並の反ユダヤ主義者。

 

私はジュリアーニのシーン全体の動画を見つけた。このシーンが今全米でジョークと議論の的になっている。下の動画の冒頭の2分足らずがそのシーン。

 

ジュリアーニ氏は去年ウクライナ弾劾事件の陰の立役者として名を博した。下院証言で50回以上も彼の名が言及されている。しかも主要メディアに連日登場しトランプの代理人としてバイデン汚職を強調。とにかく表情がコミカル、嘘を交えたおかしな話で逆に一種の人気者になっていた。

しかしジュリアーニは議会喚問を拒否。理由はトランプが許可しないから。昔の凄腕検事の姿を知る人々からは、アイツしらふなのか?と彼の正気ぶりを疑う人が多く出た。

 

しかし去年の11月に彼の仲間のウクライナ系米人2人がジュリアーニと会談後、ウィーン直航便搭乗直前に逮捕された。容疑は元ウクライナ大使罷免に関連する選挙資金違法供与だ。その後彼は突如メディアから姿を消し半ば過去の人になりかけていた。

 

この動画ではジュリアーニ氏はとあるホテルで金髪東欧系(つまりトランプ好み)の美人記者のインタビューにアドリブで応じた。設定はホテルの一室。しかもウィスキーを飲みながらのインタビュー。終わりに記者がサンキューと言った時のジュリアーニのデレデレ顔が大きくアップ。

記者が"ベッドルームでまだ飲む?"と誘うと、何とジュリアーニ氏、自ら立ち上がりボトルとグラスを両手に記者の後を追う。(見た人のほとんどは、ここで社会的常識を超えた、とジュリアーニ氏を批判、彼は酔っぱらっている、と非難。)

 

まず美人記者のマイクロホーンを外してベッドに腰かけ、電話番号とアドレスをくれよな!と記者の背中をポンポンと軽く撫でた。女性記者がジュリアーニ氏のマイクロホンをシャツの下腹部から外すとベッドに横たわりズボンの下に手を入れた。その直後ボラッドことサーシャ・コーエンがベッドルームに闖入!お馴染みの彼のトレードマークとなっている女装に注目!

 

"彼女は私の娘で15歳、あんたには年取り過ぎよ!だからお願い!私が彼女のかわりをするから!"と叫んだ。ジュリアーニは、"あんたじゃだめ!”と拒否。その後、言い合いになったが、その時、ボラッドの "私はムショで何年も暮らした、だから口の使い方がとても達者なの、私を相手にしてくれ!"というセリフがもろにRAW!

この手のジョークは"RAW"と呼ばれる。"RAW"は"生"とか"剥きだし"という意味だ。どちらかと言えばいい意味ではない。だから特定のファンには大うけだがオールドファッションのひねった風刺を好むコメディ・ファンは顔をしかめる。

 www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=5MLoNN8fGwk

 

 下の動画は予告編。この映画の圧巻は何といってもCPAC(共和党選挙資金集め機構)の会場にトランプに変装して突如闖入。その時実際にマイク・ペンスが壇上で演説していた。サーシャ・コーエンは娘を肩にしょって、"マイケル・ペニス!あんたにピッタリの女がいるぞよ!"と叫んだときのペンスの驚きの表情がクール!

これで会場は一時混乱状態に。このシーンは最後の方にでてきます。実は被害者のジュリアーニ氏もサーシャ・コーエンのファンだったそうですが、今回ではカンカンに怒り、政敵に嵌められた!とこれまたトランプ系メディアで息巻いている。

 

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=JvPTCvUnNQA

トランプ:さあ次は"60 minuts" のストール記者攻撃!?

月曜日にはファウチ博士に逆襲、暴言を言い放題。

火曜日には" 60minutes"というCBS放送の著名な報道番組でベテランのレスリー・ストール記者のインタビューを録音。これは今週の日曜日にバイデンのインタビューと共に報道予定だった。ところが、約40分あまりのインタビューの後、トランプは突然インタビューを自ら打ち切った。ストール記者がマスクを着けていなかったからトランプが怒ったというニュースが直後に流された。しかしその後トランプは幾つものツィートでストール記者を罵倒。そして今日22日の朝にはトランプのフェイスブックでインタビューを全公開。これはCBSとの契約違反でもある。

 

トランプ側からの録音なので少々聞きにくい部分があった。真相はストール記者がバイデンには、どんな味のソフトクリームが好み?というようなソフトな質問ばかりするくせに、私には意地悪い質問ばかりした、という口惜しさが原因のようだ。

 

確かにストール記者は、冒頭で、タフな質問から行きますよ!とトランプに告げたのだが、それがカチンと頭にきたようだ。このインタビューは最初から最後まで言い合い に終わった。その最中に先ほどのソフトクリームの話を数回持ち出しトランプは不満たらたら。 

 

トランプの主張:

新コロナ感染対策は大成功。私がいなければ220万人の死亡者が出るところだった。(現在の死亡者数は22万人。)ストール記者が今感染第3波に襲われ感染者が増大している事を指摘すると、感染者の増大はテストをし過ぎるからだ、と答えている。

 

私の成功で経済成長率は世界一。コロナ不況は私の責任ではなく中国の責任。しかし安心しなさい、これが終わればまた米国は大繁栄に突入。(ホンマかいな?拙経験ではリーマンショックから株価が回復するのに10年かかった。)

 

オバマの医療保険は私が全廃してもっと安いのを設置する、と主張。しかし全く手をつける様子はない。以上の話に関してストール記者が事実と違っていると反論すればトランプはストール記者はネガティブ過ぎると非難。

 

バイデン親子はとんでもない犯罪者達で監獄に送るべきだ、と強調。ストール記者が、バイデン疑惑は2017年と2020年に議会で2回も調査され、バイデン氏には何も落ち度が発見されなかった、確固とした証拠があるのか?と訊ねた。トランプは、修理店に持ち込まれたラプトップが証拠だと主張。ストール記者が、あのラプトップの持ち主はまだ確定されていない、ジュリアーニとバノンがあれをNYポストに持ち出したのだ、と指摘。するとトランプはそんな事は全く知らない、と答えていた。(そんな嘘は誰も信じない、ただしトランプカルトの人以外を除いて。)

 

そこで激しい言い合いになりそうなので、バイデンの話は打ち切って元の話に戻ろうと合意。その時、トランプは突然混乱状態に陥ったようだ。

"Why are we sitting here?" どうしてここに座っている?

"Where are we?" 私はどこ?

"How do we get here?" どうしてここにきているのか?

などのナゾの言葉が次々とトランプの口から飛び出した。

ストール記者も"What are you talking about?” 何を話している?

と不審そうにトランプに尋ねてた。が、トランプはそこで我に返り、再び言い合いを続けた。

 

とくに白人至上主義グループのミシガン州民主党知事の誘拐暗殺未遂事件では、トランプは被害者の知事が州をロックダウンしたので狙われた、とテロリスト達の言い訳をした。ストール記者に、集会で"Lock her up"(=監獄に知事をぶち込め)と叫んだだろうと指摘されると、叫んでいない、あれは回りが叫んだ、とこれも言い訳。

 

トランプは疲れたらしく、もうたくさんだ、と言ってゆっくり立ち上がり、去った。

 

最近特に精神的にかなりおかしいのではないだろうか?というのが拙印象だ。

 

今日の夜には最後のトランプ対バイデンの討論会です。失礼ですが、高齢者虐待みたいであまりいい気分はしません。

 

 

 

 

出たー!ジュリアーニ 、映画になる!?

ジュリアーニと言えば、10月14日にNYポストでスクープされたバイデン大統領候補の次男ハンターのe-mail(?)を提供したトランプの無償の私的弁護士として見事なカムバックを果たした。

しかし今度はジュリアーニ自身がスキャンダルの対象!になった。

 

このジュリアーニ氏はNYの連邦検察官としてマフィアと闘い名をあげてNY市長に当選。そしてあの9/11で大活躍。"アメリカの市長"とまで呼ばれた人物だ。

それがどうして米市民の嘲笑の的となったのか? 

去年2019のウクライナ弾劾事件で裏の存在として大活躍したのも彼である。ジュリアーニはウクライナでバイデン親子のどぶさらいをした。しかし彼はロシアからガセネタを掴まされて国務省内では全く相手にされなかった、ただしトランプを除いて。

トランプの陰謀大好き性癖は彼の反社会的性格異常に繋がっている、とも言われている。

 

ジュリアーニはトランプの個人弁護士と名乗り、TVに頻繁に顔を出しバイデン親子汚職説を熱心に拡散して回った。しかし嘘がばれて眉唾もの市長になった。

 

最後には仲間のウクライナ系米人が当時のウクライナ大使罷免事件にからんで選挙法違反で逮捕され起訴された。この二人はロシア系のオリガルヒ(=財閥)の金を共和党に献金した疑いだ。外国人の選挙資金提供は違法だ。これは日本も同じ。そういう事でジュリアーニはすっかり主要メディアから信用を失ってしまっていたのだが、今回のハンターバイデンのe-mail及びポルノ写真公開でまた復活。今回はトランプ支持系列のメディアのみに頻繁に出演している。NYポストもその一つ。

 

そのジュリアーニは今年七月にかの有名なコメディアン、サーシャ・コーエンのジョークに引っかかった。つまり日本ではビックリカメラ、米では"candid camera"と言っているやつ。

 

若い女性があるホテルでジュリアーニ氏を捕まえ、レポーターだと自己紹介。インタビューをしたいと言ってジュリアーニ氏をホテルの個室に誘った。もちろんベッドルームだ。そこでジュリアーニ氏はこの女性の電話番号と住所を聴いた。その後、女性がマイクをドレスから外すと、彼は何とベッドに横たわり、手をズボンの下に入れ自分のアレをまさぐったという嫌疑がかかっているのだ。このベッドルームにはあらかじめカメラが仕掛けてあった。この時ヤバいと感じたサーシャ・コーエンは急いでベッドルームに突入。ただしピンクのネグリジェを着て。女装のコーエン氏は、彼女は私の娘で15歳だからダメ!と叫んだそうだ。そして二人してホテルの部屋から一目散に逃走。この二人の滑稽な逃亡写真はすでに他の幾つかの新聞に掲載だ。彼の顔写真が下の動画の最後に出て来る。このコーエン氏の女装が凄い!噂ではこの時コーエン氏が娘はだめだが私はいい、と申し出てジュリアーニ氏に拒否されたとか?

 

ジュリアーニ氏はこの後警察に連絡した、とトランプ系メディアで話していたがまだ確認されていない。このシーンが入ったコーエンの映画はこの10月28日に"Borat II"という題名でアマゾンプライムで公開されるそうだ。

もうヒット間違いない。ところでこのアマゾンのオーナー、ジェフ・ベゾス氏はトランプの天敵。

 

下はその映画の宣伝動画。サングラスをかけたジュリアーニ氏がベッドに横たわり、手をズボンの下にすっぽり。この他にすでに多くの動画がSNSに出回っていてジュリアーニ氏の"手もぞもぞ"を視た人々のほとんどはこれで彼のキャリアは終わると予告している。

 

ジュリアーニ氏は無償で働くトランプの弁護士としてウクライナを始め世界中を飛び回っている。この費用はバカにならないはずだ。憶測として先に起訴されたウクライナ2人組を通してオリガルヒから金が出ているというのがある。しかしそこまでしてトランプに取り込まれる理由は一体何なのか?彼も2008年に大統領選に出たが指名段階で敗退している。ジュリアーニ氏にはトランプ政権で国務長官となるという予想もあった。ウクライナ疑惑中はトランプの私的国務長官とまで呼ばれていた。逃した魚は大きい、か?

ジュリアーニ氏の娘さんは幾つかのTV放送に出演、父の事は気にしないで欲しい、私はバイデンに投票する、と述べていた。子の心親知らず。

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=L8N4qmkNxUA

 

 

トランプ:ファウチに逆襲!?

昨日10月19日の朝に投票してきました。郵送で送られてきた投票用紙をここで返還して直接投票に切り替えました。終わったのは9時頃でしたがもう順番を待っている人が出ていました。

 

拙州では一般郵便サービスを利用する場合、封筒上に署名しなければならない。その署名が検査される。受け入れられるかどうかは検査人次第。だから郵便投票無効率が他州に比べて高い。こういう事は今回初めて知りました。その署名検査で照合に使われるのは運転許可証の署名だそうです。念のため事前にチェックしてみると、私の運転免許証上の名前には、ミドルイニシャルが無い事を発見!。しかし州選挙管理部からの宛名にはミドルイニシァルが入っている。おそらくウェブで登録した際にミドルイニシァルを入れたのが原因だろうが、そんなこといちいち憶えていない。とにかく面倒はゴメンなので、車で2分の投票所にやってきたわけです。

 

ところで拙運転免許証の写真ですが6年前のもの。しかも今月更新したばかりなのでこの先8年間有効です。だから14年間同じ顔写真。その間顔だって変わるだろうに。私はメガネが必要なので更新では必ず視力テストを受けていたが、今回はこれもなし。これもコロナのせいで有難い。

とにかくこれで選挙も終わり一安心です。

 

ところでトランプは昨日再び激しいファウチ叩きに走った。NIH(米国立衛生研究所)のファウチ博士は疫病学の世界的権威者として有名ですが、今年3月に設立された新コロナ対策本部に特別顧問として迎えられた。この対策本部、夏前にこっそり解散しています。そうなのです。トランプのはコロナ対策反対。彼のサボタージュのせいで死者数は22万人を超えています。

 

とにかく3月から博士とトランプは確執を続けてきた。ファウチ博士のTV出演禁止、WH(ホワイトハウス)のブリーフィングに欠席させるなどをし続ける一方トランプはファウチ叩きをTV、ツィッターでするという嫌がらせを重ねてきた。

これに対してフェイクニュース側は頻繁にファウチ博士の動向やメッセージを伝え、トランプに対抗してきた。トランプが疫病学専門家を無視し、それに真っ向から反対する言動を取っている原因の一つはファウチ嫌いではないか、とまで言われている。

最近の確執は選挙アドです。そのアドにファウチ博士の言葉がひょっこり登場、事情を知らない人にはまるでファウチ氏がトランプを賞賛しているような印象を与える、とファウチ氏とフェイクニュースが抗議の嵐を引き起こした。さらに一昨日の日曜日の夜、"60 minutes" という有名なCBSの報道番組でファウチ博士が特集され、博士はトランプのコロナ感染をあの最高裁判事指名パーティーを見ていて直感した、とコメントした。トランプにはそれがカチンと頭に来たようだ。翌日、トランプはファウチ博士をターゲットにした暴言の吐き放題。下がこれを伝えるニュース動画です。

 

ところでこの動画は" Inside Edition"という芸能ニュースからです。まだTVが主要メディアだったころ私もこれよく見てました。しかしこの番組が健在でまだ放送を続けていたので驚きました。冒頭のキャスターの女性も当時と同じ女性ですが、さすがにかなり年をお召になっていらっしゃる。

 

よほど悔しかったのだろう。トランプは選挙スタッフにかけている電話をCNNレポーターにも聴かせている。

トランプ:ファウチ達のいう事は聞き飽きた、

奴らは低能!(idiots)

ファウチはTVに出る度に爆弾を炸裂させる!しかしクビにすると大爆弾が炸裂する(つまりクビにできないの意)。

ファウチは厄災!

 

一方のファウチ博士、"60minutes" のインタビューで、WHの集まりをTVで見たとき、両手で顔を覆い、オーマイグッドネス、きっと悪い事が起きる、と直感した、とコメント。なお博士は脅迫(トランプ側からの)を受けて常時護衛が付いている。これもトランプの悪意のこもった毒舌のせいだ、と言い切っている。

 

なぜファウチ博士と睨みあいを続けている?との記者の質問に、ファウチはTVのスポットライトが好きなんだ、私は彼が好きだから、彼には好き勝手にやらせている、とトランプは答えている。

 

支援集会では、covid! covid! で疲れた!もう一人にしておいてくれ!

大衆はCNNニュースの言う事など信じてない、あいつらは damned bastards! (神に呪われた私生児)日本語ではとんでもないごろつきといった意味です。この言い方は大統領として下卑過ぎ。

 

ラスベガスでは教会の日曜礼拝に出席。ここでもマスクもつけずに皆と至近距離。トランプは$80=8040円を献金。

最後はコロナ感染から回復したホープ・ヒックスと一緒のシーン。トランプは彼女が大のお気に入り。彼女は弾劾裁判で証人として呼ばれ、議会に大統領の弁護士と一緒に現れ、最小限必要な答えだけした。それからすぐ忠誠者としてトランプがWHに呼び戻している。

 

www.youtube.com

 https://www.youtube.com/watch?v=ICd0xaRSCDA

 

 

出たー!ハンター・バイデン

今、米では大統領選投票の真っ最中。これ本当におかしいですよね。たしか投票日は11月3日のはずなのに!しかし投票所には、数時間待ってもいいから投票する、という固い決意の市民が長蛇の列を作っている。投票総数はすでにプライマリーの10倍を超えたそうです。

反トランプの有名人及び共和党要人達メディアを通じて投票を呼び掛けている。反対にトランプは私に投票してくれとは全く言っていないのだ。

 

私が耳にしたのはたった一度だけ、コロナ感染から回復前に、WHのバルコニーから下に集まったトランプ支持者達に最後にチョコっと投票に行こうと言っていた。しかし、このホワイトハウスでの選挙運動は選挙法違反として全く前例を見ないもの。だがトランプの強引さに押し切られた。ここが独裁制の恐ろしさです。手を差し出すと腕まで取られる。これが過去3年半にわたり続いてきたわけです。

 

先週の水曜日10月14日、NYポストというタブロイド新聞が特ダネと称してハンター・バイデンから投資会社の共同経営者アーチャー氏にあてたe-mailを公開。しかしこのe-mailが本物なのかどうか現時点では確認されていない。FBIで捜査中と報道されている。理由はコンピューターのハードディスクに残されていた他のe-mailや猥褻写真はロシアからのトランプへのギフトではないか、と米国情報省は疑っているからだ。つまりロシアの大統領選介入である。

 

ところでポスト紙掲載のe-mailの内容はビジネスのみという印象。"my guy"、"our guy(s)"という語が出て来るがポスト側は、"our guy(s)"はハンターの父であるバイデンだと主張している。だが、"our guys"がやって来る?ぐらいでは汚職の証拠には程遠い。

このe-mailが保存されていたハードディスクのコンピューターは今年の4月に修理店に直接持ち込まれた。

この修理店のオーナーによると、ある身体上の理由でだれか確認することが出来ない?のだそうだ。コンピューターにハンターの亡くなった兄を記念する基金のラベルが張ってあったので、ハンターのものとこの人は独自に判断。90日経っても連絡がないので、トランプの無償の私的弁護士ジュリアーニ氏の弁護士に連絡、ハードディスクを自らコピーしたと述べている。インタビューで90日後にハンターに連絡したのか?とたずねられ、このオーナーはしていない、と答えている。

 

ポスト紙はこのスクープをジュリアーニ氏と寄付金詐欺容疑で起訴されているバノン氏から得たと報道している。記事を書いた記者はフォックスのトランプ派として有名なニュースキャスターのハニティ氏のアシスタントだったそうで急にポストに移り特ダネをモノにした。その上、このデラウェア州の修理業者は2016年以来の一貫したトランプ支持者とインタビューで告白。話はますます混乱だ。

見えてきたのは、どうやらこれがトランプのオクトーバーサプライズらしいが、これには裏がある。

まず、9月に現FBI長官がロシアが偽情報をジョンソン上院議員に流しているので注意するように、と公表。これには市民も驚いた。早速トランプはFBI長官をただではおかない、と脅しツィート。

 

ジョンソン上院議員が中心となったハンター・バイデン汚職追及報告が公表された。しかし結論として犯罪行為及び偽証容疑は発見できなかった。

しかし、2014年、バイデンがウクライナ訪問直後に息子のハンターがブリスマ顧問に就任した事に関して、国務省や情報局高官が強く異議を唱えた事が報告されている。だからバイデン側はことさら言動に注意したようだ。当時のバイデン副大統領が関連した2016年のウクライナ検察長官の罷免はブリスマとは全く関係ないことはよく知られている。

 

ワシントン・ポストによると、ジュリアーニ氏がロシアから偽情報を掴まされているというので、ホワイトハウスの情報高官が去年の12月にトランプに報告したのだが、トランプはトランプ。

 

それから、トランプはつい数日前に、バー司法長官がオバマゲート捜査報告を選挙前に出さない、と宣言したことに対して、フォックス・ニュースで、オバマとバイデンを起訴するようにバーに要請、これをしないと選挙後バーを司法長官として続けさせるかどうかわからない、と脅かしている。

 

ところでジュリアーニ氏の娘さんが金曜日にTVに登場、父の事は無視してバイデンーハリスに投票するよう呼び掛けていた。またあの有名なシンガー、ブルース・スプリングスティーンはトランプが再選されたら他国へ移住する、と言ったことが報道されている。