chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

トランプ辞めろ、 の大合唱!?

今日は1月12日、コロナ感染による死者数は37.6万に達しました。昨日から拙州ではワクチン接種がスタート。

 

ところでトランプのアメリカは残り後8日だ。約一週間前の1月6日の議事堂乱入事件の詳細がだんだんと判明してきた。最初から非常に手際のよい事からただの暴徒ではなく実行前に計画されていたのではないか?という印象を受けていたが、やはりそうだった。

 

現場動画でも暴徒の中にヘルメットに防弾チョッキ、戦闘服を着た人が目立っていた。彼らの多くは元兵士、現役の警察官に消防署職員で、中には現役軍将校も混じっていたそうだ。この人達が先頭になり侵入を抑える障害ポイントを次々と崩していったようだ。暴徒を阻止するはずの議事堂警察からも協力者がでていた。

 

つまりMAGA暴徒はトランプカルト、Qアノンなどの陰謀グループ、私設武装ミリシア・グループ、白人至上主義疑似ナチ・KKKグループの連合、が全米から集結した。彼らのコミュニケーションはSNS。トランプ側のSNS は全く疑いもなく驚くほど素直に信じ込んでいるのが共通点だ。

逮捕者の中にはW.バージニア州議員がいるが、この男の家での逮捕シーンがTVで報道された。その時この議員の祖母が外に飛び出し報道カメラに近寄って、"トランプさん、国会議事堂に招待してくれてありがとう!"と叫び、視聴者は唖然。

 

逮捕者の多くはトランプの命令(?)を聞いて突入、とかトランプに招待された、と述べている。

 

下の動画の最初の部分に注目。モールを埋めたトランプ支援者を前に、まずトランプの次男エリックと嫁ラーラ、議事堂にデモをかける必要がある、これで私達の国を取り戻すのだ!と絶叫。

 

続いて長男ジュニアが、皆さん、私達がこれから行くからな、見てろ、面白い事になるぞ、と群衆を焚きつけ、次にはお馴染みジュリアーニ元NY市長。(これまで法廷闘争を続けたが)今日の裁判は戦闘で決めよう、とデモ隊に暴力をけしかけた。

これでジュリアーニはNY州の弁護士資格を剥奪されるだろうと予想されている。

その横に立っているのがリンウッド弁護士。この男はドミニオン謀略訴訟のシドニーパウエルとコンビを組んでいた。

リンウッドの声はこの動画に入っていないが、ここで、裏切り者ペンスを処刑せよ、と気勢を上げた。

 

次はいよいよ親分トランプ。

弱虫には国は取れない、強くないとだめだ。私は皆と一緒に議事堂まで歩いていく。そこで待っててくれ、と。

 

 


Nick: Wednesday’s Riot Was ‘The Most Destructive Thing I Have Ever Seen A National Politician Do

 

その直後にトランプ一家は特別テントに戻り、設置ビデオを皆でモニター。そこには、トランプ、イバンカ、メドー官房長官の顔も見える。

MAGA暴徒が議事堂に突入して、皆ニコニコ顔。トランプに声かけられ勝利ダンスを踊り出したトランプ長男ジュニアのフィアンセ、キンバリー、カメラに向かい、私達は正しい事をした、と言った。

nい、www.youtube.com

今朝トランプはテキサス州国境の壁を前に最後のハイ・ポーズというわけでエアフォース#1で朝早くお出かけ。それまでこの卑怯者はホワイトハウスに隠れていた。

 

乗り込む前にフォックスニュース記者に、私は何も悪い事はしていない、ただ不正選挙に抗議するデモ隊を口で応援しただけ、暴力はよくない、と述べた。

しかし、議事堂乱入者はトランプの命令でした、と言っている。

 

このメキシコ国境壁はトランプが建てたのではなく、古くなった壁をトランプ好みに修復しただけのしろもの。事実はトランプが建設した壁はない。

このリオグランデの近くはコロナ感染が酷いところでもある。地域側は、迷惑だ、と感染を警戒している。

 

しかしリオグランデ一帯にはとても素晴らしい国立公園が広がっており、ランチは目の前のリオグランデ河をボートで渡ってメキシコで食べられた。だれも咎める人はいなかった。こんなところに醜い壁作るな!

議事堂に入ったMAGA 暴徒はどんな人?

今日は1月10日、コロナ死者は37万人を超えました。これではワクチン接種は死者防止にとても追いつかない。

 

1月6日の議事堂乱入では米全土からMAGA衆が首都に大結集。会場のモールを埋めたというぐらいだから、10万人を軽く超えていたのはないだろうか。このマスク無しの人達が地方に帰り感染拡大に再び貢献。この悪循環は絶対にこれが最後とならねばならない。しかし、就任式前に再びトランプは何が企んでいる、という憶測が高まっている。

 

下は1/8の侵入者逮捕ニュースの動画です。

この人達は"ベース"と呼ばれるトランプの選挙地盤とはあまり関係のない人のようで、トランプ支援はSNS を手段にした組織的カルト現象だという指摘にぴったりあっている。

 

まずこの動画の冒頭はMAGA衆が議事堂前に作った絞首台と刑に使う綱のわっか。不気味で周囲に恐怖感を与える。特に南部の黒人リンチの歴史的象徴。首都は黒人人口が密集しているところから白人至上主義者の嫌がらせでもある。

 

FBIによる" WANTED"のポスター。多くの市民がニュースに出た写真とポスターで容疑者認定に協力。

 

容疑者すべてが少なくとも公共建物不法侵入者です。

連邦規則では最高6か月禁固 and/or 約5万円の罰金。

拙州では罰金が約20万円相当に跳ね上がっている。それに容疑者がその場で撃たれて死んでも罪に問われない可能性が高い。

 

まず、メリーランド州から来た容疑者ですが、なぜか職場のIDカードをぶら下げて議事堂侵入。彼の身元はSNSで通報され逮捕された。その職場も同時にクビ。

 

次のメディアで大人気となったバッファローマンはアリゾナから。よく知られたQアノン陰謀家でシャーマンというニックネームで仲間内では有名だった。選挙前のアリゾナラリーではジュリアーニと素顔ではい"チーズ"。なおジュリアーニはこの写真をフェイスブックから消去した。

 

"WANTED"で一躍有名だったのはペロシのオフィスに入り込み彼女の椅子にどっかり座り込んだこの男。彼はアーカンソーの白人至上主義者。故郷に帰り失敬したペロシ署名入りの封筒を見せびらかした写真がSNS でバイラルになった。しかしこの男、ペロシのデスクの上に25セント置いてきたから盗んでいない、とカキコ。アーカンソーは"米国の後進国"として知られているが、それにしてもいったいどーゆー頭の構造をしておるのか!?

この男は地元のFBIに自ら出頭。

 

この時点=1/8の夜、にはすでに80人以上が逮捕。赤い州は逮捕者の出た州だと説明。

 

次の女性は警察官に胸を直撃され即死したアシュリーバベットさんで加州からはるばる飛行機でやってきた。この女性は元空軍勤務だったが死の直前、バリケードされたドアの窓から侵入しようと這い上がったところを撃たれた。

この女性に関してはバックグラウンドが他のメディアでより詳しく記事にされている。しかし周囲が、向こう側はピストルを構えている!と叫んで怯んでいる最中に(このシーンもすでに報道された)自ら窓に這い登ったところからすると、クライシスモードの咄嗟の判断が悲劇を呼んだとか言い様がない。

 

動画の最後は議事党内から堂々と嬉しそうに出ていくMAGA暴徒のシーンだが、ワシントンDC区の検事総長はそこでどうして逮捕しなかったのか、不思議だ、と言ったとキャスターが伝えていた。

 

この議事堂警察のトップが二人、事件翌日辞任している。犠牲者を撃った警官は現在有給停職中。しかし現時点で明らかになったのは、MAGA暴徒の多勢はヘルメット、防弾チョッキ及びピストルを隠し持ち戦闘に備えていた、中でも議員逮捕用の拘束具を持ち込んでいる事から、ここで警察側の議員の身体を守る作戦が成功していなかったら議員の死傷者がでている可能性が高い、とも言われ始めた。

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=Kfh19_P0B1o

 

トランプの人質ビデオが公開!?

今日は1/8。コロナ感染死者は36.5万に達した。

 

この大失政の責任はトランプだ。1/5 のジョージアのマスク無視ラリーに1/6のワシントン白人大行進。そこで思い切りウィルスを撒き散らした。

 

これは人道に反する犯罪だ。しかジョージア・ラリーでもワシントン白人大行進でもトランプが自ら宣伝する偉大な大統領の業績リストの中にはコロナ対策は全く入っていない。

側近によるとコロナを口にするとトランプが非常に不機嫌になるので持ち出さないように気を配っている、と報道されている。

 

トランプ政権は最初2週間で2000万人ワクチン接種と意気込み、トランプ自らこれも私の功績、と自画自賛。お付きもヨイショを連発。なにしろこれをしないと後が恐ろしい。しかし結果は10分の1の200万。しかもトランプ政権がワクチンの出し惜しみをしているという憶測が流れ、ヨイショは立ち消え、再びトランプはコロナ禍は無かったことのように振舞っている。

 

トランプ政権は後12日で終わる。

このところ、政情は毎日混乱だ。

昨日も前回ブログを書き終えた途端にまた大ニュース。

トランプは昨日夜、政権移譲を行う決意宣言を動画で発表、これは解禁されたばかりの彼のツィートからだ。トランプは主要ニュース(フェイクニュース)はもう相手にしないと宣言。一切対応していない。これも異様だ。

 

それが下の動画だ。フェイクニュース側(=米主要ニュース)の反トランプキャスターの一人はこの動画を人質ビデオと呼んだ。

人質にされたアメリカ人がアメリカを非難する動画が過去頻繁に公開された。その際の人質をなった被害者の表情と仕草にトランプのが酷似してる、と指摘した。

表情からトランプは単に目前のテロップを読んでいる。内容も側近が書いたものに間違いない、普段のトランプのアドリブ調とは全く違う。

 

司法省が反逆罪関係でトランプ捜査の準備を始めている、というニュースも流れているのだ。これ以上大統領の政権移譲に反対すると、逆に反逆罪の証拠となるからだ。

今日は憲法25条でトランプを強制的に辞任させるか議会弾劾か、というニュースで沸き返っているが、選択によりポスト・トランプの政治地図が大きく変わる。ここでの焦点は何といってもペンスだ。

 

ペロシ議長は、MAGA暴徒に議会が占拠され密室に隠れている最中、ペンスはトランプ辞任に合意した、という情報を公開した。

しかし、ペンスが大統領を引き継ぐとトランプの恩赦をしなければならなくなる。これをするとフォードのように彼の政治生命は終わるのだ。今、ペンスには憲法の守護者というヨイショの声が共和党内で高まってきているところだ。ペンスが25条を実行しなければペロシのスピード弾劾だが、これに成功すれば、トランプの大統領再挑戦は法的に禁止。だから共和党でのトランプによる影響は死ぬ。こちらの方が民主党としては望むところ。

 

ところでトランプはヒトラーのように最後まで大統領の座にしがみつき裏切り共和党ともども自爆するつもりのようだ。今側近弁護士が辞任を選ぶよう必死で説得にあたっていることが想像できる。

 

これがトランプ政権の最後のショーダウン(=対決)になるかどうが、後12日だがまだ先はわからない。

 

全米が警戒心をこめてトランプの一挙一動に注目している。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rYKkQ3BOo_E


President Trump concedes, condemns supporters who rioted

クーデター失敗でトランプ大転落!?

今日は米時間で1月7日。米のコロナ犠牲者は36万人を突破です。これでは2日に1万人増し。怖ろしいことです。ワクチンは申し込んだがうんともすんとも連絡なし。

 

ところで昨日バイデン大統領認証の日に首都ワシントンでは数十万の白人デモ隊が団子になってキャピタルヒルの議事堂内になだれ込んだ。半数以上はマスクなし。このクーデターは7時間以上も経ってやっと鎮圧。しかし議事堂内での逮捕者はわずか2-30人と伝えられた。内部には監視カメラが設置されているしニュース・フォトもたっぷりあるのでこれからFBIが捜査にあたると言っているがどうなるのか?トランプの国防長官代行が州兵を送ることを妨害したという憶測が出回っている。

 

昨日の朝、共和党議員の多くはトランプの世話になっている、トランプ側につかなければ2022プライマリーで困ることになる、というバカ息子エリックによる脅しツィッターがフェイクニュースで評判になった。しかしエリックのは真実だ。2年交代の下院はトランプに睨まれるとまず共和党プライマリーで落とされる。トランプ側のいじめぶりはすっかり有名だ。

 

その日トランプ側議員は異議を申し立てることを宣言していた。しかし反トランプが両議会で過半数を維持している。これは前もって誰もが承知だ。だから異議申し立ては全く無駄な抵抗。むしろ親分トランプに忠誠心を見せるショータイムと考えるべきだ。トランプ議員連の目的は22の共和党のプライマリーと選挙資金だ、などという事を議員達は大っぴらに語っている。これには私も驚いた。

 

合同議会がスタートする前にトランプは数十万のデモ隊の前に立ち、自分は勝っていた、これだけの偉業をなしとげた大統領が負けるはずがない、憲法を守り不正をただせ、だからこれからキャピタルヒルを目指すのだ、とデモ隊を大扇動。MAGA衆は議事堂にむかって前進だ。

 

ペンスは数日前にすでにトランプには議会の規則に従う、と伝えていたが、トランプは聞く耳もたず。私達の唯一の頼みはペンス!ペンスが選挙人投票の結果に反対すればそれでいい!ペンスにはそれが憲法上できる、と違法行為を強制する発言を繰り返していた。フェイクニュースではトランプがペンスにお願いを繰り返した、と述べたキャスターが数人いた。

 

米の議員はほとんどが弁護士なのでトランプの主張は違憲であることは皆百も承知。ペンスはトランプのアジ演説の直後に、私は議会の規則に沿って進行にあたる、という短い声明を発表した。

 

午後から始まった各州選挙人の投票結果の読み上げと承認はトランプのMAGA衆が議事堂内に突入したので中断された。下院会場に押し寄せたMAGA衆が会場の窓を壊したことでキャピタル警察が構えていたピストルを発射、これで女性一人が死亡した。

 

この間下院議員連は上部の閲覧席に避難し横になったり身を縮こませて陰に隠れた。その中にはパニック状態に陥った人も出ていた。

 

その後バイデン氏が全米TVに登場、トランプに対してデモ隊撤退を呼び掛けるよう要求。その結果トランプは、私は地滑り大勝した、この不正を怒り憲法を守るデモ隊の皆が大好きだ、しかし今日は怪我しないうちにこれで家に帰った方がいい、という全くもってふざけた動画を流した。

 

しかしこのMAGA衆は議事堂内でセルフィに熱中し、玄関大ホールにトランプの旗や旧南部連合の旗を掲げ(これについて元軍幹部が国家の逆賊の旗をかかげてけしからん!とカンカンに怒っていた。)内部の展示物をあっちへこっちへといじくりまわし、勝手に土産物としていろいろ持ち帰り、ペンスの議長椅子におさまってハイポーズ!とまるでお祭り騒ぎ。

 

彼らの目的は裏切り者ペンスや幹部を捕まえ選挙人投票結果が収められている木の箱を奪う事だった、とも報道されているが、明らかでない。ペンスとこの木製の箱は真っ先に避難していた。

 

この占拠が終わったのが夜7時過ぎ?それから議事再開で午前4時近くにバイデン大統領が議会で承認された。その間採決が取られたのだが、上院ではトランプ派14人が6人に減少。下院ではいまだに100人以上がトランプについているが、これもエリックの言葉通り、この人達はトランプにより下院に当選しているので当然も当然。2022の選挙で皆まとめて姿を消してくれるとありがたい。

 

バイデンが次期大統領と議会で認証された直後に、トランプの側近のフェイスブックから、トランプのメッセージだというのが発表された。

 

それによると、選挙結果は全く認めないが、大統領引継ぎには合意する、というのだ。その上、最初のトランプ政権は偉大なる4年だった、というのだから、空いた口が塞がらない。この先に次があって貰うと大迷惑。

 

報道では、この引継ぎ合意は側近がトランプを説得した結果だと言っている。

 

多くの政界法治関係者がこれはトランプによるクーデターだと呼んでいる。バイデン はトランプによる"insurrection"(=反乱)と言った。バイデンも弁護士出身。法的には反乱罪である。また他の多くは" sedition" (=反乱扇動)と指摘しているがこれも厳しい罰則がある。

 

同じ昨日バイデン政権が発表した司法長官は現連邦判事。バイデン司法省がトランプ起訴に真剣に取り組む(容赦なく)のかどうか、先を待つしかないが、トランプにはこの人事はかなり不安なはずだ。この先のトランプの自分を含めた一族側近恩赦の動きが注目されている。特にトランプは退陣前に辞任しないとペンスから恩赦が受けられない。

 

しかしバイデンの司法長官はトランプが受ける無限恩赦に法的に挑戦する可能性もある。憲法では連邦犯罪を赦すと書かれ、将来の犯罪容疑には触れていない。いずれにせよ、追い詰められてます、トランプさん、決断の時がせまっている。

 

下の動画はトランプのアジ演説。ヒットラー並みの熱気です。記録目的で掲載しています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=OIylrLQZvwE


Live:President Trump addressing the crowd at the DC rally.( This election was B.S!!!!!).1/6/2021

 

新大統領認証前の大騒動がスタート!?

今日は1月3日サンデー。これまでのコロナの犠牲者数は34.5万を超えました。しかしワクチン接種は予定の10分の1しか進んでいない。これでは重症者と死者が増えるばかり。このワクチン接種は高齢&疾患者フェーズに入りました。ネットでアプリケーションを受け付けている。しかし米は栄養過多の国なので成人病でない人を見つける方が難しいんじゃないかと。

 

米でも41歳で初当選のルイジアナ州下院議員がコロナで急死した。共和党でマスクは一切しない主義だったと報道されている。

 

トランプ退陣まで後17日。

しかしこの記事を書いている間に大ニュースです。昨日夜、トランプはジョージア州内務長官ラフェンスパーガー氏に長電話。その録音テープがさっきWa Postで公表されてしまった。トランプ氏はこの忠実な共和党員を脅して集計結果をトランプ勝利に変えるよう強要した。

ちょっと集計数を修正したと言えばいいじゃないか(再集計から一か月も経っている!)・・・さもなければアンタの未来も横の弁護士のもない・・と脅かした。まるでマフィアだ。これでフェイクニュースは蜂の巣をつついたような大騒ぎ。

 

ところで以下の記事ですが Ameba の mopyesr さんが私に対する返コメを記事にしていただいたので、私も一筆書かせていただきました。ありがとうございました。

米の民主主義は日本では知られているようで案外知られていない。今回の選挙がきっかけとなり米民主主義の重要なポイントと弱点を知って欲しいです。

 

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12647937944.html

 

まず日本では"irreguarity"が"不正"選挙と訳されている。mopyesrさんの言及されているようにこれは " 通常から外れている"という意で、選挙では原因を推定またはつきとめるべき現象のことです。

範囲としては、単なる個人的エラーから汚職犯罪まで幅広い。この点は及川幸久氏も動画で指摘している通り、日本語の不正選挙とはどこか意味がずれている。

  

まずテキサス州訴訟についてだが、最高裁に緊急保全要請をしたのは州検事総長のパクストン氏。彼は2016選挙で選ばれた。しかしテキサスは加州と同じマイナリティ・マジョリティ州であり白人人口は約41%前後でヒスパニック系とほぼ同じ。

2020大統領選ではテキサス州ではトランプが52%バイデンが47%であるから共和党圧倒とは言えないわけでこの詐欺師が州全体を代表しているのではない。

 

検事総長が州を代表して起訴するのは職務権限内だろうが、成功率ゼロという司法界からの予想と嘲笑も無視。この提訴は州税の無駄使いの上、"Don't mess with Texas"(よそ者はテキサスに口を出すな) という州のモットーに反している。

 

パクストンは意図的に他州を起訴している。それまでトランプ側の集計停止命令は州および連邦裁判所でことごとく棄却。このようなトンデモ訴訟(=frivorous lawsuit)では最高裁までとうてい進めない。トランプは最高裁まで行きつけば自分が指名した判事3人が先頭を切って自分に味方してくれると信じ切っていた。

 

ここでトランプに手を差し伸べ恩を売ったのがパクストン氏だ。

それは憲法には各州間の起訴には最高裁が介入する、という文があるからだ。しかし、米連邦は各州が内政主権国であり、ある州が他州に内政干渉することを認めていない。だから他州の州法が州及び連邦憲法違反のテキサス式起訴は認められない、これまでにそのような前例もない。

もう一つ注目されたのは起訴内容のお粗末さ。パクストン氏の起訴状はネットで公開された。彼は冒頭部分で、起訴理由として2016年に激戦州で逆転勝利したトランプが2020に同じ激戦州で負けることはあり得ないことだ、と述べている。その一因は激戦州の州法にあるというのだが、州法は一人一票の権利維持に則したもので、党の勝ち負けとは関係ないはずである。ただメール投票(非投票場投票)に民主党票が多いとみなされているという理由で激戦州のメール投票規則を攻撃するのはおかしい。それに今回はトランプ側は事前にメール投票をやめろとまで言っていた。選挙陰謀に関してはトランプの方がもっと怪しい。

 

パクストンは州検事総長でありながら、4年前に州法廷で詐欺で起訴され裁判がうやむやになっている。今は別件の詐欺汚職でFBIにより捜査中。今回の容疑はパクストンの側近、検事副総長等、の内部告発で起こった。今回はテキサス州の名をかたる詐欺だ。本当にあきれ果ててものが言えない。

 

ジョージア州では3回集計していると書いた記憶があるが、実は4回?集計を繰り返したと今日関係者がTVで述べていた。2回目はハンドカウントなので数日かかった。3回目は投票紙の黒マークに従い集計、最後に集計マシーンによる集計をしたと言っていた。それにトランプの要請でメール投票の封筒署名の確認までしたが結果は同じだった。ウィスコンシン、ミシガンでも民主党勝利区の再集計がトランプ側の要請で実施されたが結果は変わらなかった。

 

トランプ政権は選挙結果に影響を及ぼす不正はなかった、と公表、関係高官は罷免されている。バー司法長官もこれで辞任(罷免?)している。いわば選挙陰謀を叫んでいるのはトランプと政治的側近に限られている。

 

集計停止措置を求めるトランプ側の訴訟50件以上が実証なしとして棄却。

 

ご指摘のJo Hutton Puitzer氏をグーグルで検索すると即ヒットして情報が得られます。この方が信用に値するかどうかはいろいろです。

 

2020選挙ですが、トランプ氏は2016年に約6300万票から今回は7400万票も得票している。1100万票増しだ。

クリントンは2016には6600万票だが、バイデン氏は8100万票も獲得。こちらは1500万増し。バイデンのは史上最高の得票数だ。しかもバイデン氏は投票前の一か月前まで全くメディアに顔を出していなかった。地下室に隠れている、とトランプの言っていた通り。暴言が毎日のようにニュースとなったトランプ氏とは大きな違いです。

 

このように数からみても有権者は選挙に非常に真剣に取り組んだことがわかる。これはバイデン、トランプ双方に共通している。 

 

The American People have  spoken. 

(これが米有権者の声だ: 選挙結果で頻繁に使われるイディオム)

 

 

 

 

 

 

 

トランプが"マーラーゴのリア王"になった!?

昨日12月30日にはcovid-19の死者数が34万人を超えました。しかし二週間前にスタートしたワクチン接種は予定を大幅に遅れている。バイデン仮政府のコロナ対策本部からこの調子では感染抑制に達するには春どころか一年かかる、と警報が出された。ワクチン接種を目の前にしながら犠牲者続々、が今の米の悲しい現状です。

 

ホットスポット、特に加州では、治療レーションが大っぴらに報道されている。レーションは配給のこと。ICUでは担当ナースの患者は1-2人だがすでに4-5人になっていることから必要なケアが行き届かない。これでは回復が遅れることが予想。下手すると全滅になりかねない。

トリアージかレーションか? 答えは、神のみぞ知る、です。

 

さて、トランプ退任まで後20日余り。

側近からのリークによればトランプはcovid-19の言葉を聞くと非常に不機嫌になるので誰もこの話を避けている。トランプ政権はワクチン接種の責任はすべては各州まかせ、と宣言。コロナ対策から全く手を引いた状態。

 

ここで多くの人たちが何とかして接種してもらいたいというので金とコネを使っているとか、医療者従事者でもないのに大学や病院関係、若手の議員などが優先的に接種を受けている、という批判がかなり出ている。

 

ところでNYポストというタブロイドを覚えているだろうか?大統領投票の一か月前になって修理に持ち込まれたというアップルPCのハードディスクに残されていたe-mailをハンターバイデンのものだ、とすっぱ抜きをしハンター叩きの道具となり金儲けしたタブロイドである。

 

このNYポストが今週の月曜日の第一面でトランプは選挙の敗北を認めるべきだとトランプ批判に回った。

その中でトランプは、"マーラーゴのリア王"だというレッテルまで貼られた。

 

"リア王"はシェイクスピアの悲劇の主人公で中世英国の独裁君主。しかし我が娘や悪臣の謀略で力を失い、父を救う為にフランスから上陸した愛娘フランス王妃も捉えられ姉により死刑。それで気が狂い山野を彷徨、という恐ろしい内容だが、トランプをそのリア王に例えているのは本当に凄い。

それでフェイクニュースも大きく取り上げた。このNYポストは10月26日に全紙あげてトランプ支持を表明。しかし、NYポストはマードック氏の所有。マードック氏はフォックスの所有者。フォックスニュースはすでに方向転換。だからNYポストも右に倣え。

このポスト紙のトランプ批判を取り上げたある著名な時事番組のホストは、米最古の新聞にまで批判された、と言っていた。ハンターの記事の時この人は、NYのタブロイドが、とバカにしていた。このニュース・ホストのものは言い様ぶりにも驚かされた。

 

ところで今日31日のこの時間、トランプは急遽予定を変更しマーラーゴからホワイトハウスに帰還途上。もちろんニューイヤー・イブの大パーティはドタキャン。招待客はすでにマーラーゴに集まっていた。

 

事実は共和党の内紛が本格的にスタート。トランプは選挙の敗北の原因を自らの暴言と外交内政失策ではなく、オバマ民主党の陰謀と共和党からの援助の欠如のせいにしている。それはクリスマス前の国防暫定予算、国家暫定予算、コロナ救済案という民主・共和両党で議会を可決した法案の署名拒否に現れている。こうなるともう復讐の鬼です。

 

特に秘密撮りしたスピーチをフェイスブックやトランプヨイショSNSで流し、そこでコロナ救済案の直接援助金約6万円はスズメの涙、20万円をやれ、とマコーネルを非難。この20万円は実は民主党が最初に出した金額だが、さも自分が言い出したかの演技ぶり。ここが詐欺師。

 

目的は明らか。州選挙人投票が行われた翌日にバイデンの選挙勝利を認めた共和党リーダー、マコーネルに対する復讐戦の布告。

 

今回の救済案はクリスマス直後に失業手当延長が期限切れとなるのを避ける目的で通過した両党の妥協案だ。しかしトランプの拒否のせいで、毎週約3万円相当の失業保険延長が消えてしまった。

トランプはこの月曜日に救済案に署名したのだが、民主党はトランプを引き合いに出し20万出せと議会でごね、下院のトランプ家臣団もペロシに同調。しかし上院でマコーネルにより拒絶。トランプはマコーネルに対してツイートで"オマエ、 死にたいのか!”と脅かしをかましている。これには皆目を剥いた。

 

今、速報ニュースによると、すでにトランプの財務長官により約6万円相当の小切手の郵送が始まった。

誰が本当の被害者か?答えは今週分の約3万円がすっぽり貰えなくなった失業者層約1400万人。

 

救済金とはいえ、この金は税金の払い戻し。低所得層は税率が低いので申告で毎年10-30万払い戻しがある。しかし今年は失業で税金を前払いしていないのでそれがない。

ぜひひとり20万円、家族4人で80万円を貰いたい、とは拙愚娘の言葉です。

 

トランプが急遽帰ってきた大きな理由は、1月6日の新大統領の認証日に上院議員ホーリー氏が異議を申し立て上院下院での彼の提案に関する採決という見通しが出てきたからのようです。この投票は無記名ではない。共和党議員団にとっては踏み絵です。トランプに睨まれると身の破滅、と多くは怯え切っている。マコーネル側もこの投票を恐れて、共和党議員団に対していう事を気かないとアンタ達は撃たれた犬のようになる、と脅しをかけていた。

 

特に22年に再選予定の議員には恐怖です。反トランプ共和党と見なされればプライマリーでプラウドボーイズなどのトランプ翼下の暴力団に家族ともども脅迫されるのを覚悟した方がいい。これがジョージア州で起こっている事です。

 

トランプ政権最後の動乱20日のスタートです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=cTfuK_DLjzU


🍾 🎆 HAPPY NEW YEAR 2021 🎆 🍾

 

 

 

 

 

 

復讐を込めたトランプのクリスマス・プレゼント!?

今日は12月26日。クリスマス、無事に終わりました。しかし全米のコロナ犠牲者総数は33万人を超えてしまった。原爆投下直後の広島の死者約10万人の3倍。この先も死者がドンドン増えて行く。

 

もう抑制不可能だそうです。来年1月早々には40万人に達し、ワクチン接種がほぼいきわたる4月までには少なくとも死者5-60万人、というのがCDCの予測。しかし死者100万人という悲観論を唱える学者も出ている。

英国からの超感染ウィルスもすでに上陸。これから先個人としてサバイバルできるのかどうか?米国住民全体がロシアンルーレットに命を賭けている、これが現実です。

 

死者急増のホットスポットではトリアージを実行する病院がポツポツと現れている。トリアージとは治療を受ける人、受けない人の選択のこと。これは医療の地獄です。世界医療レベルのトップに立つ米国であり得ない事が起こっている。このような最悪の事態は前もって避けられたはずだ。トランプは人道に反する罪の責任を取るべきだ。

 

しかしこの米国の緊急事態からAWOL(トンずら)したのが トランプだ。

 

AWOL(=Absente WithOut Leave 、エィウォルに近い発音)は米口語でよく使われる理由なき不出勤の意。クリスマスイブの朝、エアフォースワンでフロリダ・リゾートのマーラーゴに脱出。その日はゴルフ三昧。クリスマスも朝からゴルフで夕方はマスク無しの大パーティー。これで米市民の血税がトランプビジネスにごっそり吸い取られるしくみになっている。

 

しかもその直前の2日間、まともな米市民なら吐き気を催す大統領恩赦を強行した。この恩赦は最高裁をトップとする米司法界に対する明らかな嫌がらせ。つまり、ゴリラが胸を叩いて敵を脅かすのとまったく同じ行動だ。彼のメッセージは明確。自分が憲法より上だと言っているのだ。

 

同じ23日にはあれほどトランプヨイショを続けたバー司法長官が辞任。しかし辞任なのかクビなのか真相は不明。これもフリンの時とそっくり。しかしバーは前日22日には大統領選に際立った不正はなかった、と記者会見で答えている。来るべきバイデン司法省の捜査に備えてここでトランプと袂を分かつつもりなのが見え見えだ。

 

しかし今米国市民の困惑と混乱の原因は、第二次コロナ救済法と2021年の予算案をトランプが承認拒否をしたことだ。

 

クリスマス開けの今日、失業保険金の延長が期限切れとなる。これまで受け取っていた毎週約3万円相当が今日消滅。また家賃遅延による明け渡しや学生ローンの一時返済中止措置が来週中に失効する。今回の約9000億円相当の救済法にはそれらの再延長と、小企業貸付金、州救済金などが含まれた一大パッケージ。この金の注入はコロナ禍で不景気に落ち込みつつある経済を引き留めるという重要な役割を果たす。株もすでに上昇した。

 

トランプ政権下でこの第二次大型救済案は数か月の長きに渡って交渉が続けられてきた。それが期限切れの土壇場で両党が合意し議会を通過。これも計画通り。しかしトランプは一刀両断に拒否だ。彼の理由は市民への直接一時金約6万円は貧乏人をバカにした金額で、20万円に一挙に引き上げろ、というのだ。こう言われれば、トランプは貧乏人の味方、などとヨイショしたくなるかも知れないが、これもトランプのとんでも詐欺の一つ。

 

オリジナル案では民主党20万、トランプ政権&共和党3万前後の低額で交渉が始まった。約14億人の失業者及びもともと貧乏人にはこの一時金(=事実上の税金払い戻し)は助けになるはずだ。しかし労働人口の半数近くはこの一時金は必要ない。この人達は失業していないのだ。

 

この案でも子供一人につき約6万円貰えることになっている。とにかく一刻も早く実施せられるべきだ。そうしないと、一週約3万円相当の失業保険金も当然打ち切られてしまう上、各州のフードスタンプも州の金不足で打ち切られる可能性が出てくる。この救済法が成立しなければ多くの市民が経済的破綻と飢餓を迎えて大変な事になる。これを承知の上でトランプは共和党に署名すると先に約束までしていたのだ。ここで不意打ちにあったのが共和党。

 

この救済案と同時にトランプに承認を求めたのが2021予算案であるが、これもトランプは外国援助が多すぎる、と散々苦情をいい、拒否だ。しかし外国援助金はトランプ政権の要求でもある。この予算が拒否されると12月29日から連邦政府閉鎖となってしまう。

 

覚えているだろうか?2018年末になって国境の壁の経費が貰えなかったと言う口実で35日も政府機関を閉鎖させた。あれをもう一度というわけだ。この大統領拒否を無効にする為には、下院・上院の2/3の承認が必要だ。

 

この先は見込みは誰も予想できないそうだ。

 

救済案拒否のトランプの意図は明らかだ。自分を裏切った共和党に対する復讐である。フェイクメディアの中には、これは共和党内でトランプの忠誠心を試す踏み絵だ、という意見がかなりある。

 

闘いの焦点は、マコネル共和党リーダー降ろしである。マコネルがへりくだれば共和党上院採決で大統領に再選される、と信じ込んでいるからだ。選挙による正当な勝者を議会で否定することは憲法違反という事がエゴマニアのトランプには理解できない。

 

米は本当に危険区域にいる。

 

数日前にドミニオンなどの投票集計システムが陰謀説を流したニ ュースメディアに謝罪報道を求めた。しなければ損害賠償で告訴する、と意思表明。その直後にフォックスをはじめ、トランプヨイショ・メディアのニュースマックス、ONA まで皆こぞってドミニオン等が不正を企てたということは事実ではない、とTVで堂々と宣言。驚きの世の中です。

 

トランプ辞任まであと26日。しかしアメリカ中が非常に神経質になっている。米の主要ニュースはトランプ暴走で市民に警戒を呼び掛けている。

 

下のは12月23日のニュース動画です。ほぼ3分ですが大統領赦免とトランプの救済・予算案拒否を報道している。フロリダに去ったトランプは、フェイクニュース(=米主要ニュースメディア)はもう相手にしない、とツィート。再び一人につき20万円払え、さもないとサインしない、と息巻いている。その20万円ですが共和党は改正を拒否しました。

 

この調子ではトランプに阻まれ誰も何も貰えない。

 

不正選挙寄付金詐欺で約200億円をかき集め、マーラーゴで超豪華ホテル滞在費及びパーティーなどの遊興費まで税金をがっぽり吸い取るトランプ。

 

最後の勝利者はやはりトランプなのか?

 

https://www.youtube.com/watch?v=5jmdF_xmxZQ

 

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