chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

虚構の竹島、その2

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このブログは、実は、ISISに関連して人間の首写真を載せた、という口実で長期間閉鎖されていた。

今年になってこのブログの竹島記事にあるネトウヨ氏が反論コメントを書いてきた。それで再び竹島問題に再挑戦することになった。そのプロセスで知ったのは、竹島問題に関する参考資料を几帳面に集めたネトウヨサイトがあるということ。しかし嫌韓サイトであるから、この人達の解釈はKKK並みのヘイトに満ちている。非常に残念である。

私のリサーチの範囲内でだが、英文サイトには2-3の有名な竹島資料サイトがある。その他には、プロの研究者による記事・論文など、ネットでは竹島問題は広く出回っている。全くお目にかからないのは、ネトウヨ側による英文論文だが、これは日本外務省の竹島サイトがあるのでそれを代用。

しかし最近外務省サイトの内容に従来のネトウヨ妄信と大きなズレが出てきているのは、最近の研究成果によるものか?外務省も従来の十八番だった ❝サンフランシスコ条約による竹島返還❞ とは言いにくくなったようだ。

同様なものに、韓国外務省の竹島サイトがある。こちらも日本語訳がある。

ネット資料の中では英語ウィキの竹島問題はリンクが豊富でよく書けている。それに反してウィキの日本語サイトはネトウヨ荒らしがひどい。

ネトウヨのコメントには、資料の出典を出せ、と威気高々に要求するものが多いのだが、子供でもあるまいし、そんなのは自分でリサーチするべきだ。書かれた内容からして引きこもりの人が多いようで、どうせ反論することでうさをはらしているのだろうが、そんな事より適切な治療を受けて貰いたい。

竹島問題をリサーチしているうちに気が付いたのは、竹島紛争の奇妙さだ。実際、竹島紛争は存在するのか?という疑問すら湧いてきた。日本側は、もちろん『ある』、答えるだろうが、韓国側は、『ない』。

今日では、問題の竹島は韓国に領有されインフラ整備が行われ、「日本が韓国から最初に奪った領土」として、愛国巡礼の観光メッカとなっているのだ。

ネトウヨ日本政府は、それをただ指を加えてみているのは悔しいので、島根県に竹島の日を制定させたり、ネトウヨ議員を総動員して、3分間にも満たない柏手の為に靖国で行列させるなど、こちらもロードショーに余念がない。

しかし、これ以上竹島問題がエスカレートするとよくない、というのは、日、韓、米の一致した共通見解であり、事態が本当に悪化する前に逆に鎮静化させざるを得ない、この状態はこれからも無期限的に続く。言うまでもなく、竹島問題の存続で漁師の利を得ているのは、北朝鮮と中国。

竹島問題の最終解決は日本政府が竹島領土追求をやめることにある、というのネットのコンセンサス。国際法廷に持ち込めばおそらく韓国側が有利、しかし、結果は最後まで分からないというのもコンセンサス。

しかし朝鮮半島の情勢の見通しが不明な今日、米側の圧力も増大してくるはずだ。