chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

東京オリンピックは中止すべき❕❓ 

 下の動画は今米国メディアで人気上昇のスコット・ゴドリーブ元FDA長官のTVインタビューです。彼の人気の秘密は要点を抑えた鋭い分析にあるようですが、事実はWHOのスポークスパーソンと似たり寄ったり。理由はCOVID -19新型コロナ肺炎がどの方向に向かっているのか、つまり世界的パンデミックかまたはクラスター感染、例えば武漢関連、で終わってしまうのか今の時点ではわからない、にあるわけです。このインタビューはわずか6分なのに多くの問題点に触れている、その上早口でCCも設置されていない、というので聞き取り憎い。

日本では恒例の安倍批判が高まっているが、米の疫病専門家は今回の日本のパフォーマンスをどう評価しているか、という点に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ダイアモンド・プリンセス号の隔離についてはすでに日曜日のNYタイムスにオピニオンを掲載した学者が、"今世紀の最悪の人体実験"というレッテルを貼っている。この学者はその前にTVインタビューで同じ事を繰り返しているので、日本のウィルス対策に対する印象が国際的には決して良くないことは想像にかたくない。 

ゴドリーブ氏は、この新型コロナ感染は夏には終焉するか、という問いに、H1N1のケースを引き合いにだし、夏には症状は見られなくなるだろうが、秋に再来する可能性が高いと答えている。さいわいH1N1のワクチンが秋に出たが、SARS,MERS のワクチンはない。新型コロナウィルスにはワクチンが効果的かどうかも疑問だそうだ。

今話題となっているのに、新コロナウィルス二次感染説というのがある。最初は症状無しか軽くて済むのだが、二回目は重症で死に至る、という疑いだ。これは人のイミュニティ機能に関連して動画の中でも一言触れられている。

 

 それでは貴方がオリンピック開催責任者なら、東京オリンピックはどうするべきだと考えますか?という質問に対して、今時点では決定はできないが、日本政府の対策は全く当てにならない、という驚き発言。すでにあちこちにオリジン不明の感染症状が現れているが政府の対策はあいまいだ。それに比べれば韓国政府はよくやっている。シンガポールはもっとよくやっている。韓国では35000の関係者テストをして900件の感染者を見つけた、とかなり日本政府に厳しい見方をしている。オリンピックは日本だけの問題ではない。米のメディアも大きく関係しており、中止は経済的打撃である。

ゴドリーブ氏の予想は、新型コロナ感染は全般的に死亡率0.5%に落ち着くのではないか、つまりインフルエンザより少し高めに落ち着くのではないか?しかし今時点で知られているのは氷山の一角にしか過ぎないとのこと。犠牲者は年長者や慢性疾患者が中心となるのか?という問いには死ぬ人は死に、生きる人は生きる、としか言えないそうだ。

 

それで動画の下のコメントを読んでみると、オリンピックは開催すべき、という人はいないようだ。オリンピックスタジアムに感染者が10人座ったら、そこから数千人が感染する、というバッドジョーク・コメントがあった。


Gottlieb on coronavirus spread: 'We're just seeing the tip of the iceberg'