chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

パンデミック が パニックデミックへ!

国家非常事態宣言3/13の翌日の土曜日の朝。拙者は愚孫にせっつかれてアイスクリームを買いにスーパーへ。学校はイースター前の春休みに入り、前からアイスクリーム・ソーシャルをすると約束していたので、アイスクリームやチェリーやチョコレートソースなどのトッピング類、アイスクリーム・コーンを買おうとひょっこりスーパーに出かけてビックリ仰天。

 

アイスクリーム・ソシアルというのはキッズ(ガキ共)のアイスクリーム・パーティです。アイスクリームと聞いて目の色を変えないガキはいない。そこをうまく利用して、ソシアルの名がついているように、子供に行儀マナーを覚えさせるいい機会でもあります。しかし、愚娘夫婦からは、あまり子供にきつく当たらないでほしい、というクレームが以前から出ていますが、気にしてません。

 

ところが、スーパーの前でメキやんのおじさんが、レジに行列で品物三つ買うのに2時間も並んだぞ、と叫んでいたのです。とにかくスーパーに入ると、おじさんの言った通り。入口近くのレジから一番奥の肉売り場までびっしり行列。

 

アメリカでは災害は忘れた頃にやって来る、をモットーにして生きてきた私は準備するのがバカらしい、というわけでこれと言って買い置きは全然してない。誤解しないでいただきたいのは、アメリカでは災害は本当にやってくるのです。その理由は交通事故の多さでもおわかりでしょう。必ず事故るのが当たり前、とアメリカ暮らしを希望する人は覚悟した方がよい。とにかく、超大型ハリケーンに世紀最大の大雪、ベースボールサイズの雹で車がめっちゃクチャになるなどは稀に起こった時に必ず遭遇しています。私の知人はその地区で起こった開拓以来初の竜巻で住居が跡形もなく飛び散りました。

 

話を戻しますと、ここで私はトイレットペーパーが後一週間分しかないことを思い出したわけです。一週間分とは私以外の居候家族の方々の分を指しています。しかしスーパーの棚はすっからかんでした。わずかに、ペーパータオルにティッシュペーパーが残されているのみ。メキシコ系は肉類大好きな人々なので安いのですが、肉の数は普段の半分以下に減っておりました。家に籠っている間は肉をたらふく食べ、10カ月後は出生率の急上昇、が予想できますが、今回もコロナという名のついた赤ちゃんがかなり出て来るかも知れません。それも成り行き次第でしょう。

 

仕方がないので、数件先の1ドルストアで売れ残りのペーパータオルを10個ばかり買うはめに。まさかどこかの国のようにボトル水で処理するわけにはいかないでしょう。ここで残りのティッシュペーパー箱をまとめ買いのオジサンに遭遇。この人のおかげでティッシュペーパーはほぼ全滅。

トイレット・ペーパーは2-3日で再入荷すると笑い飛ばしていた愚娘が、近くに陽性がでたとフェイスブックで知った途端にパニック陥りました。慌てて貧乏人のコストコと言われるサムズに行ってもウォルマートに行っても無し。今日18日になっても手にはいる見込みはなし。しかし我が家では、衣服用洗剤とドッグフード、それに犬のトイレット用シートの大袋を手に入れることが出来て、アイスクリーム・ソーシャルは無期延期になりましたが、ともかくホッと一安心しております。

 

ところでトランプですが、15日の日曜日に突然手の平を返したように、これまでの民主党ヘイト一色から、国民皆一致協力に衣替え。理由は新型コロナ感染は戦争で、アメリカは戦時下にあるという認識だそうです。しかしわずが一週間前には、全米で最初にクラスター感染の死者が出て、コロナ対策に奔走する民主党ワシントン州知事を"スネーク"と会見で呼び捨てにしていた。ところが今では州知事様々。スネーク=へび、といったのは、コロナ感染を大袈裟に宣伝して自分を攻撃している、という彼特有の歪んだ被害妄想からだ。

トランプの180度回転の心変わりには、トランプカルトに洗脳された共和党も反トランプの民主党も目をぱちくり。で、ますます混乱が増大。しかしそれでも株の暴落は止まらない。トランプは信用ゼロ。

今日18日(水)は4月と5月に$1000ずつ、計$2000=20万円が税金申告をした市民に支給されるとか? どうせ今年の大統領選を狙う目玉戦略なのだろう。

アメリカの混乱はこの先まだまだ続きます。