chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

米崩壊:トランプに殺される!?

ステイホームの命令が出てから2カ月足らず。それが今回やっと解禁となった。しかし、私の住んでいる地方都市の死亡者数は相変わらず上昇中。病院もほぼ満杯に近い。感染者数がこれ以上増えると病院崩壊も充分あり得る。という訳で私達シニア連中や持病を持っている人達は依然として引きこもりを続けたまま。という本当に信じられない状態が続いている。もし、武漢やイタリアで感染拡大中にロックダウンを少しでも緩めたら、一体どうなっただろうか?

 

答えはスエーデンだ。あの国では死亡者数の増加が止まらない。これもすべて、新コロナはインフルエンザと同じ、5月末のメモリアルデー祝日までには消えてしまう、と頑迷に主張するトランプのせいだ。事態は本当に怖ろしいことになってきている。

 

つい一週間前には郊外のミートパッキング工場で感染者クラスターが現れた。それで工場は閉鎖。スーパーから肉が無くなるのではないか、という噂が流れ愚娘がまた爆買いに走った。 

ミートパッキングとは牛・豚・チキンを解体しパッキングする工場で、タイソンとかスミスフィールドなどの大手銘柄の大工場が感染の為に次々と閉鎖されている。しかしトランプは大統領令でそれらの大工場を強制操業させている。その為これらの工場に新コロナの重症者や死者が出ても会社には何の法的責任も問われない。恐れて工場出勤をしない人は即クビになる。

 

従業員や彼らの家族、地域住民を犠牲にしてまで肉を食べたいのか?という疑問の声が上がっている。本当に信じられない話だ。

 

先週の木曜日にホワイトハウスでトランプの侍従をしていた海軍兵がコロナ陽性となった。侍従の仕事はトランプに食事やコーヒー等を運んだり、衣服を用意したりする英国のバトラーと同じだ。こういう身の周りの世話係が陽性になったというのでトランプはもの凄くショックを受け怒り狂ったそうだ。明らかに怒った表情で、これからは毎日コロナ・テストをする、とTVで宣言!米市民を唖然とさせた。

 

トランプは口では市民の誰もがテストを受けれる、と大ウソを言っていた。事実はテストで感染者数が増大するのを恐れ、サボタージュし、今回もテストすることなくビジネスを再開しようと目論んでいるからだ。メリーランドの共和党知事が韓国からテストキットを大量に買いつけると、TVで散々罵しりバカ扱いした。

 

それが自分とホワイトハウス側近に関してはこれまで一週間に一度テストしていたのをこれから毎日する、というのだから自分可愛さに徹底している。マスクもつけずにグループで接近行動という不死身のトランプの謎は自分達が常に陰性であることを確認していたからだ。その口で、市民には”戦士‟、つまり日本でいうならサムライ、のごとく仕事場に戻って危険に打ち勝て、と繰り返し呼び掛けている。陽性の人が外で感染を広げて死者が出てもこの自己中心に凝り固まった老人はビクともしない。

 

そして翌日テストで再び陽性者が出た。ペンスの女性報道官で夫はスティーブ・ミラー、トランプのスピーチライターであり、移民排斥政策の立役者である。このミラー補佐官はトランプの娘婿クシュナーに近い。二人はホロコーストからの避難民の子孫だ。一年ぐらい前、彼の叔父がメディアを通して、甥のミラー補佐官は自分の家族の難民の歴史を忘れたのか、移民排斥を止めろ、と呼び掛けていた。

 

下は反トランプの共和党グループが5月4日にTVで流した宣伝動画である。

 

トランプ政権でアメリカは、さらに弱体化し、さらに病気が進み、さらに貧困が拡大、トランプがもう4年間政権を握るとアメリカは本当に消滅する、という最後のナレーションが本当過ぎる。

 

https://www.youtube.com/watch?v=t_yG_-K2MDo


Mourning in America

 

これを視たトランプは翌日5月5日の早朝午前1時前にツィートを流し怒りの反撃。このグルーブの中心人物、トランプの天敵ジョージ・コンウェイを、気が狂ったルーザー(敗北者)、ムーンフェイス(丸顔)、と悪口をカキこみ、うさを晴らす。

 

これが世界のリーダー、米大統領のすることか!