chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

アメリカの恥部暴かれる!?

下の動画は全米を再度揺るがせたミネアポリスで起こった黒人男性殺害シーンの一部です。つい三週間前にジョージアで私的白人自警団による黒人青年アマード・アベリーの殺害シーンが動画でバイラルし、全米を驚愕させたばかり。

この事件は5月25日のメモリアルデーに起こったのです。

 

動画の冒頭は、路上に横たわった黒人被害者の頸にブルーのユニフォーム姿の白人警官が片膝をついている姿です。すぐに、被害者の"プリーズ!”息が出来ない!"という悲痛な叫び声が聞こえてきます。それに答えて、警官は、

"これで息が出来ないのは当然だ!"

"ワシはアンタが起き上がれるのを助けようとしてるんだ!"(=つまり、黙れ!ていう意味)

 

立て!と被害者に言いながら、頸部の脳に繋がる太い血管を圧迫している彼の膝を全く取り除く様子はない。

その上、"What do you want!"(=何が言いたい) と、全く被害者を見下した態度。

"息が出来ない、どうか膝を動かしてくれ"

"静かにして立ち上がれ"、しかし膝は依然として頸の上。

"息ができない、気分が悪い、胃がムカつく、水をくれ"、と被害者が立て続けに哀願してもこの警察官は無視し続けた。

https://www.youtube.com/watch?v=lirHz93qJ50

 

実はこの動画は集まってきた人々の一人によって撮られたものの一部です。

この後、聴衆は、4人の警察官に向かい、いつまで続けるんだ!鼻血が出てるぞ!やめろ!救急車を呼べ!と口々に叫びはじめます。しかし群衆の前でもこの警察官は一向に止めない。近こうとした人が出ました。しかしこの人達は見張りの武装警察官に厳しく押し留められどうする事も出来なかった。

最後に被害者は意識不明に陥ります。二人の警察官が反応のない被害者を路上に仰向けに寝かせます。そして救急車の到着です。被害者は救急車内に運ばれました

 

しかし群衆の怒りはおさまらない。昨日5月27日夜、ミネアポリスの警察署にデモ隊が押しかけ、警察側は催涙弾とゴム弾で応酬。デモ隊は少し先のショッピングセンターに方向を変え、ターゲット、オートゾーンなどの大手のストアを略奪、放火です。

 

救急者隊員の報告書によると、現場ですでに被害者の脈拍が感じられなかった、と述べている。これも不思議です。

警察官も関係者が意識不明になった時点で、少なくともCPR(心肺蘇生)を行うことが義務付けられている。一年毎にCPR訓練及び試験にパスする事は職務上の義務です。たしかに動画では二人の警察官が意識のない被害者を仰向けにするやいなや救急車が現れています。しかし、被害者が窒息から意識不明となったのなら、その場でCPR及びEAD(電気ショック)で蘇生をはかるべきです。一秒を争う事です。救命規則に従っていれば被害者の方は少なくとも命を取り留めたのではないか、と私は思っていますが、まだ詳細は公表されていない。

 

この事件、最初は警察側は正当防衛と発表したが、現場の4人の警察官は翌日5月6日に解雇された。

当の殺人警官は過去に12回も暴力警官として苦情が出ていたという情報も今になって判明しました。