chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

新大統領認証前の大騒動がスタート!?

今日は1月3日サンデー。これまでのコロナの犠牲者数は34.5万を超えました。しかしワクチン接種は予定の10分の1しか進んでいない。これでは重症者と死者が増えるばかり。このワクチン接種は高齢&疾患者フェーズに入りました。ネットでアプリケーションを受け付けている。しかし米は栄養過多の国なので成人病でない人を見つける方が難しいんじゃないかと。

 

米でも41歳で初当選のルイジアナ州下院議員がコロナで急死した。共和党でマスクは一切しない主義だったと報道されている。

 

トランプ退陣まで後17日。

しかしこの記事を書いている間に大ニュースです。昨日夜、トランプはジョージア州内務長官ラフェンスパーガー氏に長電話。その録音テープがさっきWa Postで公表されてしまった。トランプ氏はこの忠実な共和党員を脅して集計結果をトランプ勝利に変えるよう強要した。

ちょっと集計数を修正したと言えばいいじゃないか(再集計から一か月も経っている!)・・・さもなければアンタの未来も横の弁護士のもない・・と脅かした。まるでマフィアだ。これでフェイクニュースは蜂の巣をつついたような大騒ぎ。

 

ところで以下の記事ですが Ameba の mopyesr さんが私に対する返コメを記事にしていただいたので、私も一筆書かせていただきました。ありがとうございました。

米の民主主義は日本では知られているようで案外知られていない。今回の選挙がきっかけとなり米民主主義の重要なポイントと弱点を知って欲しいです。

 

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12647937944.html

 

まず日本では"irreguarity"が"不正"選挙と訳されている。mopyesrさんの言及されているようにこれは " 通常から外れている"という意で、選挙では原因を推定またはつきとめるべき現象のことです。

範囲としては、単なる個人的エラーから汚職犯罪まで幅広い。この点は及川幸久氏も動画で指摘している通り、日本語の不正選挙とはどこか意味がずれている。

  

まずテキサス州訴訟についてだが、最高裁に緊急保全要請をしたのは州検事総長のパクストン氏。彼は2016選挙で選ばれた。しかしテキサスは加州と同じマイナリティ・マジョリティ州であり白人人口は約41%前後でヒスパニック系とほぼ同じ。

2020大統領選ではテキサス州ではトランプが52%バイデンが47%であるから共和党圧倒とは言えないわけでこの詐欺師が州全体を代表しているのではない。

 

検事総長が州を代表して起訴するのは職務権限内だろうが、成功率ゼロという司法界からの予想と嘲笑も無視。この提訴は州税の無駄使いの上、"Don't mess with Texas"(よそ者はテキサスに口を出すな) という州のモットーに反している。

 

パクストンは意図的に他州を起訴している。それまでトランプ側の集計停止命令は州および連邦裁判所でことごとく棄却。このようなトンデモ訴訟(=frivorous lawsuit)では最高裁までとうてい進めない。トランプは最高裁まで行きつけば自分が指名した判事3人が先頭を切って自分に味方してくれると信じ切っていた。

 

ここでトランプに手を差し伸べ恩を売ったのがパクストン氏だ。

それは憲法には各州間の起訴には最高裁が介入する、という文があるからだ。しかし、米連邦は各州が内政主権国であり、ある州が他州に内政干渉することを認めていない。だから他州の州法が州及び連邦憲法違反のテキサス式起訴は認められない、これまでにそのような前例もない。

もう一つ注目されたのは起訴内容のお粗末さ。パクストン氏の起訴状はネットで公開された。彼は冒頭部分で、起訴理由として2016年に激戦州で逆転勝利したトランプが2020に同じ激戦州で負けることはあり得ないことだ、と述べている。その一因は激戦州の州法にあるというのだが、州法は一人一票の権利維持に則したもので、党の勝ち負けとは関係ないはずである。ただメール投票(非投票場投票)に民主党票が多いとみなされているという理由で激戦州のメール投票規則を攻撃するのはおかしい。それに今回はトランプ側は事前にメール投票をやめろとまで言っていた。選挙陰謀に関してはトランプの方がもっと怪しい。

 

パクストンは州検事総長でありながら、4年前に州法廷で詐欺で起訴され裁判がうやむやになっている。今は別件の詐欺汚職でFBIにより捜査中。今回の容疑はパクストンの側近、検事副総長等、の内部告発で起こった。今回はテキサス州の名をかたる詐欺だ。本当にあきれ果ててものが言えない。

 

ジョージア州では3回集計していると書いた記憶があるが、実は4回?集計を繰り返したと今日関係者がTVで述べていた。2回目はハンドカウントなので数日かかった。3回目は投票紙の黒マークに従い集計、最後に集計マシーンによる集計をしたと言っていた。それにトランプの要請でメール投票の封筒署名の確認までしたが結果は同じだった。ウィスコンシン、ミシガンでも民主党勝利区の再集計がトランプ側の要請で実施されたが結果は変わらなかった。

 

トランプ政権は選挙結果に影響を及ぼす不正はなかった、と公表、関係高官は罷免されている。バー司法長官もこれで辞任(罷免?)している。いわば選挙陰謀を叫んでいるのはトランプと政治的側近に限られている。

 

集計停止措置を求めるトランプ側の訴訟50件以上が実証なしとして棄却。

 

ご指摘のJo Hutton Puitzer氏をグーグルで検索すると即ヒットして情報が得られます。この方が信用に値するかどうかはいろいろです。

 

2020選挙ですが、トランプ氏は2016年に約6300万票から今回は7400万票も得票している。1100万票増しだ。

クリントンは2016には6600万票だが、バイデン氏は8100万票も獲得。こちらは1500万増し。バイデンのは史上最高の得票数だ。しかもバイデン氏は投票前の一か月前まで全くメディアに顔を出していなかった。地下室に隠れている、とトランプの言っていた通り。暴言が毎日のようにニュースとなったトランプ氏とは大きな違いです。

 

このように数からみても有権者は選挙に非常に真剣に取り組んだことがわかる。これはバイデン、トランプ双方に共通している。 

 

The American People have  spoken. 

(これが米有権者の声だ: 選挙結果で頻繁に使われるイディオム)