chuka's diary

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トランプ側近マットゲイツの人身売買疑惑!?

今週もトランプ関連のニュースが次々と飛び出したが、その中で特に人目をひいたのは、フロリダ州の下院議員マット・ゲイツ= Matte Gaetz の人身売買法違反疑惑です。

 

この特ダネをものにしたのは、NYタイムズ。そして米の主要メディアが後に続いた格好となった。フォックスではあのタッカーカールソンがゲイツ氏に直接インタビューしたのだが、そこでゲイツ氏は自分の疑惑をネタに父親から2.5億円の金をまきあげようと企んでいる人がいると名指しで公表。彼の疑惑はこの人達のでっちあげだ、と主張。この恐喝はこの金額を払えば僕がバイデンから赦免される、というものだと述べた。これにはカールソン氏もわけがわからなくなってしまったと困惑。

 

マット・ゲイツはトランプの側近で、日本でもトランプカルトの連中にはよく知られた存在だ。2019年のウクライナ弾劾では下院情報委員会の証人喚問の最中に共和党下院議員を引き連れて闖入し、喚問を一時中止させた。共和党議員がピザを宅配させ、メディアから散々批判された。去年は、ガスマスクをつけて議会に現れるという奇行を披露。

 

父もフロリダの共和党の地方政治ボス。二世議員の一人だ。38歳独身、イケメン?とかで女性のファンが多かったが、彼を知る人達の間では癖のある要注意人物として知られていた。

 

実はこの疑惑は去年、トランプ政権の司法省下で捜査がスタートしていた。トランプの司法長官ビル・バーはマットゲイツとの同席を意図的に避けていた、という報道も出ている。バイデン政権となり事件の概要が一挙に明るみに出たようだ。

 

事件は彼の地元のタックスコレクター(税徴収人)に共和党からジョエル・グリーンバーグが選出されたことにさかのぼる。両方とも共和党から2016年に当選し、下の動画でもクリーンバーグ氏とゲイツ、ロジャーストーンが3人仲良く映っている写真が載っている。

 

タックスコレクターというのは市の税金をこの人の名で集めるという非常に重要な役だ。住民が収める市税、毎年の車の登録税、免許の書き換え金、と市の収入を監督するのがこの人だが、グリーンバーグは当選するやいなや、ベテラン職員をクビ、そして税金を勝手にお手盛りし始めたというから凄い。

 

翌年2018年には逮捕され彼の犯罪の数々が暴かれた。その一つが、職権内ということで免許の身元調査を勝手に利用して自分や仲間にその種の女性を紹介。マットゲイツはビジネストリップにこの女性達を同行していたというのだ。

しかし金を払って女性を連行し売春に従事させることは法的強制売春を構成し米国の反人身売買法に違反という解釈が法専門家から指摘されている。しかも18歳以下の女性を州境を超えて連行すると罪がもっと重くなる。

 

マットゲイツは当時17歳の未成年女性をビジネストリップのコンパニオンにした。フロリダでは18歳が自分の意思でセックスできる年齢であり、それ以下の年の人と成人とのセックスは法的レイプを構成する。マットゲイツ氏は多くの議員と同じく弁護士資格を保持しているのだ。一体その辺はどう考えたのか?彼は下院で人身売買取り締まり法の改正強化が提出された時、彼一人だけ反対した。

 

下の動画は今朝のニュースの一コマ。彼やグリーンバーグはエクスタシーなどのドラッグを使ったとリークされている。しかし彼は公式には何ともなっていない。が女性の方がペイパルでの支払いを記者に公開したりしているそうだ。ゲイツ氏の報道担当秘書は今日いち早く辞任した。

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=uE6GiEUHQvg