chuka's diary

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トランプ、不正選挙の🤥嘘が暴かれた!

前日金曜日、9月24日にアリゾナ大統領選の監査結果が発表。このレポートは今ネットで公開されている。

監査したのは、" Cyber Ninjas" (= サイバー忍者団)という面白い名のついた組織。この組織の代表はQアノンの支持者でもある。だからこの監査自体も最初からおかしい。

 

このレポートは前日の木曜日の夜に内容がすでにリークされた。それを知ってか知らずか、トランプはその直前に彼の資金集め団体" Save America" Eメールで、"アリゾナの不正は重大で証拠が暴かれた"と支持者に通知していた。しかし監査結果は正反対だったので、バイデン側は笑いが止まらない。

 

そもそもトランプとアリゾナ州との因縁は去年の11月3日の大統領選の投票日にさかのぼる。

その日の夜遅く、フォックスニュースが激戦州アリゾナでのバイデンの勝利を単独で確定してしまった。それまでフォックスを盟友だと信じてきたトランプは激怒した。しかし、それにもめげず、何と彼は翌日の早朝2時に、全米TVで大統領選勝利宣言をしたのだ。もちろん勝ったという証拠はその時点ではあるわけがない。その時ホワイトハウスでは勝利パーティーの真っ最中だった。4年前のヒラリーと状況は似たり寄ったり。

 

事実はアリゾナ州では得票率ではバイデン49.4%、トランプ49.1%、その差は僅か1万500票だった。当然数え直しも行われた。だが結果はほぼ変わらなかった。しかしアリゾナ州共和党は別の大統領選挙人を選んだり、トランプ自らもバイデンが勝者と認める署名直前に当の共和党知事にセルフォーンをしかけるなど、妨害工作に出たが失敗。

 

今回のマリコパ郡の監査は今年の4月からスタート。マリコパ郡は州都フェニックスを含み、アリゾナ州投票人口の約2/3が集中していた。ここではバイデンが約4万5000票の差で勝利していた。

この監査はアリゾナ州上院多数党の共和党から要請された。総費用は約5億円、頭金のみが州の税金で払われ、大部分はトランプ側からの寄金だと報道されている。しかし、この監査で投票マシーンをすべて買い替えなくてはならなくなり、アリゾナ州は約3億円を払うはめに。その為にムダ金を使ったと地元共和党からも反対の声が日増しに大きくなっていたところだった。

 

監査の結論は、マリコパ郡の票の数え方は通常の仕方を守っている、その過程で選挙の結果を変える不正は全くなかった、となっている。だからトランプやQアノンが唱えた陰謀に基ずく機械操作もなかったことになる。この結論は法的であり、これが虚偽であれば犯罪起訴の対象となる。

 

この監査でも手で票が数えられている。こちらでは、バイデンは99票増し、トランプは261票減だから、トランプ側に不正をする人がかなりいたのかも知れないが、数としては小さすぎて結果に影響なし。

トランプはアリゾナの結果公表に先じて同じ様式の投票監査をテキサス州に命じている。テキサス州はこれを受けて即刻監査を実施すると発表。

 

これではトランプは米の"闇の大統領"だ。二人の大統領が出たのは南北戦争以来で、さすがに市民も驚きの声を隠せない。

 

しかし、下院の調査会ではトランプの国家反逆罪疑惑が焦点となっている。

姪のメリートランプが言っているように、トランプを取り囲む壁がだんだん縮まってきているのかどうか、この先が勝負のようです。