カブール空港でISISテロリストが自爆し、多数を殺傷。その中にはアフガン避難民の搭乗を警護していた米軍人１３名が含まれていた。このテロ事件は数えきれないほどの多くの米市民に衝撃を与えた。シェラー海兵隊中佐もその一人だ。この中佐はアフガニスタンで戦闘指揮官として部隊と生死を共にしていた。米軍撤退を受け入れがたい人達の一人でもあるようだ。
彼は東海岸の海兵隊本部基地から勤務中のユニフォームのままカメラに登場、軍上層部をきつく批判。しかし言ってる内容は怒りもやもやといった感じではっきりしないし、本人はかなりのパニック状態にあるのでは、というのが拙印象。
これがFacebookでバイラルされた。しかし海兵隊側の反応は素早かった。翌日には指揮官を解任。軍からのギャグオーダーに反して再び私服でSNSに登場。再び軍上層部に対する不満を繰り返し、ついに海兵隊最高司令官のマッケンジー将軍を起訴するとまで言い出した。
最初に書き込まれた多くのコメントが予想した通り、今週の月曜日に軍留置所に収監された。おそらく軍裁判所に起訴されると見られている。
容疑は、政府への屈辱、軍上官への不服従、命令への不服従、将校として不適切な言動の四点となっている。
これに対して、トランプカルトを中心とした共和党議員十数名が、シェラー中佐を保釈するよう嘆願書を軍裁判所に提出した。
