chuka's diary

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テキサス小学校襲撃事件で21人の死者!

5月24日の月曜日、メキシコ国境近くのテキサス州の田舎町ユバルデ(地元風の呼び方)で18歳の高校生が小学校に侵入、4年生の教室に押し入って21人、先生二人をいれて、を襲撃ライフルで撃ち殺すという事件を起こした。それと17名が重軽傷を負った。このニュースで米国内は一時大騒ぎになった。

 

犯人の少年は18歳になったばかりの地元ハイスクールのドロップアウト(通学を止めた学生)。この少年の経歴については何も明らかになっていない。法と問題を起こしたことも、精神疾患についても何も記録がないと報道された。少年は救助に駆け付けた警官によりその場で射殺された。

 

しかしこの少年は不気味な予告をFacebookに非公開で書き残していたのだ。凄惨な差殺戮シーンとなった小学校にやってくる30分前に祖母を撃ち殺す、と。その言葉通り、祖母を撃った、と続いてカキこ、次は小学校だ、と。

 

www.bbc.com

https://www.bbc.com/japanese/61589314

 

今ちょうど入ったニュースでは殺された先生の御主人が心痛のあまりハートアタックで亡くなったそうです。

 

この犯人は18歳の誕生日に銃器店で襲撃ライフルを2丁と弾丸375個を買った。この襲撃ライフルはAR-15という自動小銃で、市街戦での戦闘用に開発されたもの。

テキサス州では過去13年の間8回も集団狙撃事件が起こっている。それにもかかわらず、テキサス共和党議員団はことあるごとにガン・コントロールを緩めてきた。去年の6月には、ついに銃器を公衆の中で自由に持ち歩く州法を制定。しかもこの法ではガン所持の許可は全く問われないことになっている。

 

この事件でアタマにきたのは、民主党テキサス知事候補のベト・オルローク。昨日のアボット知事の説明会に出席したが、終わるやいなや立ち上がり、”何もしてこなかったアンタラの責任や!”と知事に向かって怒鳴ったのだ。下がこのニュース動画。

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=QvsM2FCneW8

 

実はベト・オルローク候補は知事の説明会の前にも記者会見をしていた。会場からつまみ出された後も記者会見。

"こういうことはあってはならない!誰も何もしないのなら、私が(知事になったら)するぞ!と宣言。

つまり、襲撃ライフルAR-15所持の取り締まりを目指している。これが11月の投票とつながるかどうか、注目したいところだ。ここの共和党州政権は長過ぎる。

 

一方、非難を怖れたテキサス共和党州政権で今始まっているのは、責任のたらい回し。

 

しかしどうやらこの悲劇は地元警察の対応に問題があったと指摘されている。この事件はまだまだ尾を引きそうです。