今日12/23(月)の大ニュースはマット・ゲーツです。
米は今トランプのおかげで、ディストピア、理想に反する国になった。
それからトランプの手によるカキストクラシ―(=『カカ』政治、つまり独裁者がクソのような人を政府要職につける)が始まった。
その先端を切ったのが、このマット・ゲーツの司法長官指名だった。
しかし、指名の前日、下院の倫理委員会は報告書を公開することを決定。ゲーツは司法長官指名を受けた日の翌日に下院議員を辞職した。
この報告書にはその間の事情は触れていない。ただ指名直後に下院議員を辞職とのみ書かれている。事態はそこで終わったはずだった。議員を止めてしまえば報告書を公表する必要はなくなったからだ。バイデン司法省はマットゲーツを不起訴にしているので、これ以上の追求は無駄なのです。
報告書によれば、この下院倫理委員会は2019年に調査に着手。しかし司法省から待ったがかかっていた。2023年の不起訴判断で再着手。だが捜査した司法省に資料を請求して断られた。それで独自に調査せざるを得なかった。その結果が下です。
この報告書には委員長が反対意見を付しています。それは、公表についてです。この倫理委員会のメンバーは共和・民主の半々なのです。ところが先週の月曜日の非公開無記名投票で公開支持が多数となった。これも凄い。公開支持の理由は、このまま非公開にしておくのにはあまりに悪質、というものです。これについて誰かが面白いコメントをしていました。トランプ弾劾も非公開投票にすれば、有罪になっていたはず、というのです。
この倫理委員会の決定に対してマットゲーツは激怒した。彼は司法長官指名を辞退した直後にトランプカルトしか見ないカルトTVのキャスターになっていた。ゲーツは倫理員会を名誉棄損で訴え公開を阻止しようとした。今は、妻もいて家族人として、全く生まれ変わって暮らしている、と主張。
その上、来年の下院に議員としてカムバックするとまで宣言。しかし時間切れで報告書は今朝公開された。来年は新議会ですから。
ゲーツ元議員、9万ドル超支払い 違法行為と関連の公算─倫理委報告=報道(ロイター) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fca97cd86659ef51d69afde8ffb4fbb8d8b6e0f
報告書の内容ですが、42ページです。
やはり2016年にトランプを勝利させたレッド・ウェイブに乗って当選した若手の地元の税務徴収責任者グリーンバーグとコンビを組んでデートアプリで女を漁った。しかもグリーンバーグの公務オフィスの公用コンピューターを使って。彼ら二人は女性達の身元調査をしていたのです。こーゆー女性達の中には犯罪者が紛れ込んでいますから。
目当ての女性達にはセックスをし金を渡した。しかし、ゲーツはあくまで、ガールフレンドにちょこっとデートの金をあげてどこが悪い、と主張です。しかしゲーツのガールフレンドは常に複数のようでした。とにかく忙しいオトコです。
しかしその中には地元の高校生がいてもちろん未成年。この方たちとのセックスは法的レイプを構成し、絶対アウトになった。紹介者のグリーンバーグは人身売買法違反で犯罪起訴された。
デートアプリの女性をセックス目的で州を越えて移動させると、人身売買法違反です。女漁りの相棒だったグリーンバーグはこれで刑務所送りとなったのに、紹介されてセックスし、金を払ったゲーツは不起訴。これもどこかおかしいですよ。
この二人は2018年に女性6人を引き連れてバハマに三日間の歓楽ツアーをし、ゲーツはそのうち4人とセックス。このツアーには支援者が費用を提供したので問題にされた。マリワナにコカイン、エクスタシーを使っているのがお相手女性達に目撃された。
また17歳の未成年女性はある実業家の邸宅の乱交パーティーで、コケインを目の前で使ったと証言。
しかも、数々のきわどいシーンをケータイに撮り下院の同僚議員に得意そうに見せていたのだそうです。さすがに同僚議員からも非難の声が出た。
このクソ男、一体なんや?
トランプの肝いりで司法長官になるところだった。これはホンマです。反対されるとますます逆上し反対者を逆恨みする。これが自己愛性格障害のヤバい点です。
おまけです。
今Xで、マット・ゲーツ御本人とイーロンマスクが共同戦線をはり、口を揃えて、倫理委員会調査は関係者証言に依拠しているが、司法省はこれらの証人が信用できないので起訴しなかったのだ、と拡散している。
私達は真実を知りたいものです。