chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

トランプはサイコパス、再選は民主主義の崩壊!?

"トランプはサイコパス、トランプが再選されれば民主主義が崩壊する"、というのが、トランプの姪、メリー・トランプによる回顧録、" Too Much and Never  Enough "の一節だそうだ。

 

この本はボルトンの暴露本に続くトランプ直撃の第二弾。著者が心理学論文で博士号取得、統合失調症の心理療法の専門家であるということで、ボルトンと同等かそれ以上に世間の注目を集めている。

この本は来る8月27日に発売予定だったが、6月末に、ロバート・トランプ=トランプの弟、の名で発売差し止め請求が裁判所に出された。裁判所は2001年のトランプの父、つまりトランプの姪の祖父、フレッド・トランプの死で起こった財産相続争いが和解された際のNDO(内容非公開条項)が和解条件の一つと認め、それを理由に本の一時的発売差し止め処分の請求を認めた。しかし抗告され、今回は発売元の出版社にはNDOは適応されない、という理由から発売許可判決を得た。

 

実はこの本はすでにプリントされ、アマゾンには予約が殺到。これはボルトン暴露本と全く同じ状態。しかも発行日を7月14日に早め、昨日7月7日の夕刻には、NYタイムスで抜粋が公開された。夜には、この本をすでに読んだ人々による内容紹介がTVで広範に渡り放送されてしまった。これもボルトンの時と全く同じ。

 

著者はトランプの姪のメリー・トランプ。彼女の弁護士の主張では、トランプの姪は2001年の遺産分配訴訟の際の遺産総額41.4億ドルは実際の413億ドルの10分の一しかない。これは遺産総額自体が正しくなく、従ってこの契約を守る義務も消失した、と反論している。

明らかに相続税逃れの遺産過小評価の陰謀には、トランプの姉でNY地裁判事だったマリアン・トランプが加担していたらしい。マリアン・トランプはこの後、クリントン政権の時に連邦判事に任命され、終身判事となった。だが、昨年、NYタイムスがトランプ一家の遺産相続の暴露記事でこのトランプの姉の判事としての倫理を咎める動きが出た途端、今年の2月に辞任してしまった。倫理問題は本人が辞任してしまえば、捜査は打ち切りとなるからだ、と憶測されている。トランプ一家の税金不払い陰謀は今に始まったことではない。今日が明日にでも最高裁でトランプの税金申告を下院の調査会に公開するか否かの判決が出る予定だ。

 

トランプと姪の相克は富豪一族の創始者であったフレッド・トランプの遺産相続争いが原因と言ってもいいだろう。

 

トランプは5人兄弟姉妹の次男で、フレッド・トランプには長男がいた。名もフレッドトランプ二世だから、父としては待望の嫡男誕生であった。しかし、この長男はあまりにお坊ちゃんで父親の成り上がり流について行けなかったようだ。早くからパイロットに興味を持ち、低所得層アパートの家賃取り立てには向かなかったらしい。6歳下のトランプ(大統領)は早くから性格に問題があったが、この兄を反面教師としてひたすら父親に従いビジネスを見習った。

 

しかしトランプの兄は志望していたパイロットにはついになれなかった。理由は酒である。それで一年間のトライアル採用を終えたがパイロットとして本採用されなかった。そこでまた父親のビジネスに戻ったのだが、そこでかなりのモラハラをトランプ親子から受けた、と姪は書いているそうだ。酒に関連して健康を害し、42歳の若さで亡くなってしまった。残されたのがメリーと兄のフレッド・トランプ3世である。

 

その時十代早々の彼ら二人はトランプ家が面倒を見る事になった。しかし、フレッド・トランプが2000年に亡くなった時残された莫大な遺産は生存するトランプを含む4人の兄弟姉妹が独占し、長兄の遺児二人には、他の孫と同様に2000万円ぽっちを受け取ることとなった。父の遺産分を主張したメリーと兄は裁判所に提訴し、その後和解した。

メリーの兄の妻はフレッド・トランプの死後3日目に早産した。その赤ん坊が分娩時のトラウマから脳性麻痺の症状、痙攣、呼吸停止、吐き気、等が後日出てきた。トランプ会社の医療保険で100%カバーされていたのが、提訴と同時にトランプの命令で打ち切られたことも著者の恨の原因となっている。

 

サイコパスというのは性格異常症状の一つで、一言で言えば自己に限り無く優しく、他人には冷血非情、という言動のパターンで、犯罪者に共通した性格と見られている。しかし正直に言うと、私達は皆場合によってサイコパスのような言動をしてしまう状況に置かれる時もある。しかし、後になって後悔し、そういう態度で対応した方に謝罪し埋め合わせをしようとする。だが、本物のサイコパスは、嘘、詐欺で我を通し、他者に害を与えても屁の河童、となってしまう。

 

この本を読んだという方々の話では、著者はトランプのサイコパスは父、兄、との葛藤の中で形成されたと捉えているそうだ。だが、医学的には原因は明確ではない。サイコパス症状に効果ある治療薬はないようだ。

 

コロナ大感染の最中なので、この本を読めるのはかなり先になりそうだ。

 

 

 

 

新コロナと戦うファウチ博士 ! ?

日本でも知られているように、米の新コロナ感染阻止のリーダーはNIH(=国立衛生研究所)のファウチ博士である。しかしこの人の敵は新コロナだけではない。新コロナを最大限利用して再選を遂げようというトランプとも正面切って闘っている勇気ある医師だ。彼は80歳に近い。

 

ファウチの名で1980年代のあのエイズ大騒動を思い出した方もおられるはずだ。

エイズウィルスの発見をめぐり、フランスのパスツール感染研究所と米のNIHが争った事件だ。1983年、NIH側はパスツール研究所から一年前に送られてきた世界最初に隔離された正体不明のウィルスでエイズ・ウィルスを発見したと発表。両国が対立する大騒ぎとなった。両国の大統領が中に割って入り、発見を共有するという話し合いがついた。しかし、後になってノーベル賞委員会はフランス側が100%発見と認め、仏人発見者にノーベル賞を与えている。明らかにNIHは汚名を被ったが、ファウチ博士が中心となり米国内のエイズ研究・感染対策に取り組み、米国の業績は米国内外で非常に高く評価された。いわばこの人のおかげで米国研究者はプライドを取り戻す事ができた。

 

トランプはこの2月から感染対策本部をホワイトハウスに鳴り物入りで打ち立てペンスを筆頭に置いた。しかし、ライムライトはあくまでトランプ自身にあたるようにしていた。毎日TVで1時間にも渡るブリーフィングを続けたのはトランプだった。しかも嘘だらけ。

しかしファウチ博士は最初からトランプの非科学的見解に批判的。トランプがしゃべるバラ色の新コロナ対策に厳しい警告を与えていた。つまり、自己を天才と信じ込んでいるトランプの予言とファウチ博士の疫病学者としての見解はまるで正反対。これには米市民も大混乱となった。

 

しかし、トランプの側近と彼の翼賛TV・フォックスを除き米国民はファウチを信じた。ファウチが毎日のブリーフィングを欠席すると、フェイクニュースがファウチはどこだ!と大騒ぎした。

 

6月からのビジネス再開を強行した共和党州に合わせるかの如く、対策本部もいつの間にか視界から消えた。しかし、怖ろしい事には、それらの共和党州では感染者数が急上昇。今やフロリダ、オクラホマ、テキサス、アリゾナ州の大都市では病院崩壊が始まった。米国の医療研究のメッカとして知られ大病院が集中するテキサス州のヒューストンでさえ、ICUは満杯だ。慌てた共和党知事は、再びビジネス封鎖をせざるを得ない状況に陥った。がそれをするとトランプが怖い、という忖度ぶりが嵩じて各市に任せるという無責任ぶり。

しかも7月中には失業保険の金も特別お手当も打ち切りという危機的事態が一般市民の目の前にせまっている。

 

下の動画はRepublican Voters against Trump(=反トランプの共和党投票者)という、共和党内の反トランプ派の動画アド。ファウチのサウンドバイトを使っている。しかし、この動画は事実だ。

 

テーマは、

感染数が打ち上げロケットのように急上昇、

しかしトランプはファウチの警告を無視。

その結果米市民が犠牲になった。

 

以下はファウチ氏のサウンドバイト

人混みの中でも、マスクを着けず、2mの距離を置かない人々がいる。(トランプのタルサ再選ラリーのシーン。マスクを着けず、トランプの周りに6000人がかたまり、笑い、叫んでいた。)

 

次のシーンでは共和党の南ダコタ知事が、私の州では、2mの距離は置かない、と誇らしげに宣言。

 明日7月3日(金)には、トランプがお出ましになって、南ダコタのマウント・ラシュモアで大花火大会を予定。しかし住民の間では日ごとに批判が高まっている。

 

最期に:ファウチ博士はこのまま米市民が感染予防をしないと、一日10万人が感染するようになる、と警告している。怖ろしいことは、彼の警告は最初からすべて当たっている。 

 

https://www.youtube.com/watch?v=fTgxqfgz_xc


Trump Ignores Fauci. America Pays The Price.

アフガニスタン:米軍兵士、ロシアに殺された!?

私達は米軍兵士はアフガニスタンでタリバンと戦っていると思っていた。しかし、ロシアは軍諜報機関を通してタリバンに米軍を含めた外人部隊兵士を殺させ報奨金を払うという金儲けのプログラムを設定していた。

この事は去年からタリバン内でもよく知られていた。米軍がある拠点地に踏み込んだ時、$500,000(=5350万)という莫大なドル紙幣が発見された。ロシア系からタリバン系の銀行口座の金の移動も確認されている。去年以来このロシアの動きは英政府にも確認されていたのだが、トランプはそれを一切無視。逆に、ロシアという名を口に出すだけで御機嫌が極端に悪くなり、お付きの方々もすっかり閉口。そのため誰も口に出す人がいなくなったとさえ言われている。同時期に情報関係高官が解任されていたのはそのせいか、という憶測も流れている。

 

しかし、トランプは、私はそんな情報は聞いていない、とツィートで反論。

知らなかったら責任とる必要がない、というのはガキの言う事だ。アメリカ人のほとんどはトランプは嘘をついていると思っている。オオカミ老人の末期は近い。

 

このニュースは先週の金曜日の夜にNYタイムスが公開し、週末明けにまたまた大騒動になった。トランプ流に言えばディープステート(政府官僚)によるリークだ。理由はG7にロシアを呼ぼうと張り切ったトランプへの反撃だと思われる。

 

下は反トランプ共和党支持者が集まったリンカン・プロジェクトの過激な反トランプ・アド。テーマは‟Betrayed” =(アメリカはトランプに)裏切られた。題からして内ゲバの凄惨さを感じさせる。

 

冒頭に自己紹介しているのは、海軍特殊部隊シールズの元隊員で現在は医師をしているバーコフ氏。ある軍人経験者組織のオーガナイザー、と名乗っている。

 

数カ月前からトランプはロシアが米兵を殺したら報奨金を払うという情報を得ていた。だが彼は何もしないことに決めこんだ。

背筋の通った司令官なら何らかの有効な方法を駆使し、若い兵士の遺体をボディバッグ(死体用のプラスティックバッグ)に詰めて本土におめおめ送り返すような事はしないはずだ。

‟トランプ氏、あんたは臆病者か、それともロシアの共犯か、一体どっちなんだ、私にはあんたの正体が丸見えだ、あんたには米軍を統率する能力が欠けている、本物の卑怯者。” 

私は、プロライフ(妊娠中絶反対)、銃所持の米軍戦闘帰還兵です。(=つまり共和党支持)

皆さん、徴兵逃れのトランプをゴルフ・コースに送り返そう、米軍兵士の命がこれに掛かっている。

https://www.youtube.com/watch?v=nytBEWbwOkw

 


Betrayed

削除された今朝のトランプ・ツィート

今日6月28日の朝9時、以下のツィートがトランプから発信。

拙訳:The Villages(リタイヤした人達の住宅区)の偉大な住民達に感謝する。The radical left (ラジカル左派)Do Nothing Democrats(何もしない民主党)はこの秋には敗ける。汚職ジョー[バイデン]は撃たれるよ。じゃ、また!!!

 

"Thank you to the great people of The Villages. The Radical Left Do Nothing Democrats will Fall in the Fall. Corrupt Joe [Biden] is shot. See you soon!!!"

 

米口語に慣れた人ならかなり笑ってしまう表現。欧米の大多数、各国の政治家も含めて、はトランプの精神年齢は"ティーンエージャー"並みと見なしている。ボルトンはトランプはプーチン、習に、無知で未熟な性格をうまく利用されている、とさえ述べている。

 

The villagesというのは米南西部一体に散らばるリタイヤした方々の住宅区チェインであるが、実はここは金持ち老人の高級住宅が集っているところ。いわばリタイヤ天国。そこには専用ゲートがあり関係者以外はお断り、ゴルフコースとプール付きというのが基本線。住人は地元の金持ちに、東部の金持ち連中がリタイヤして移り住んで来ている。物価や人件費が安いからだ。フロリダにはこのリタイヤ天国が特に多い。住人のほとんどはもちろん白人。2016年にはフロリダは老人トランプ支持者でほぼ固まっていた。しかし、今回は金持ち老人達の間にも溝ができている。

 

トランプは上のツィートに動画をシェアしていた。このツィートは2時間後には突然消去された。

私はトランプの動画を見た。老人同士の対立だ。トランプ派はMAGAやトランプの幟をつけたゴルフカートで行進中、反トランプ老人達に取り囲まれた。雑音で全部は聞き取れないが、反トランプ老人が、あんたの白頭巾はどこだい!とカートを運転している老人に繰り返し叫んでいた。白頭巾とはもちろんKKKを指している。"White Power ! " (白人権力)、とカートの中からトランプ派老人が怒鳴り返していた。

トランプ側は、トランプ自身ホワイト・パワーという白人至上主義を意味する動画の音声に気付かなかった、と述べていた。

 

下はトランプがリツイートしたオリジナル動画:トランプのツィート部分は1:14からわずか10秒間。申し訳ないが日本から見れるかどうか分からない。

https://www.youtube.com/watch?v=KLgyJBUaNVg&app=desktop


Villagers for Trump Golf Cart Rally in Lake Sumter Landing Market Square, The Villages, FL 6-14-20

この動画では6月14日のトランプ氏の誕生日にここに住むトランプ支援者が集まってパーティーを開き、ゴルフカート・パレードに移っている。

米でもゴルフは金持ちのスポーツ。ゴルフカートは金持ちの勲章みたいなもの。反トランプにはやっかみもあるはずだ。しかしそれにしても、老人同士の抗争は馬鹿げてます。老人でなくても、このような言い合いは醜いの一言に尽きます。

 

 

トランプに殺されるアメリカ人!?

Surreal!(=事実とは思えない) はトランプ時代に頻繁に使われてる感嘆句の一つとなっている。元はフランス語で、現実を越えている、という意味だ。カタカナ語でシュールと言うのだそうだ。これは私が日本を去った後に現れたので意味不明で面食らった。昔流行った"うっそ―"に感覚が似ている。

 

つまりトランプのアメリカは"surreal!"

 

トランプは自粛している人やマスクを着けている人を"臆病者"と見下している。マスク無しで人混みに出るのは"戦士"のしるし。

日本で安倍氏が、さぁマスクをはずしてみんなでパチンコ行こう、と叫んだら、一体どういうことになるか?考えて見て欲しい。

参加者に、トランプ選対や場所の提供者に感染責任を問わないという合意書(=indemnity clause)にポチさせることも surreal!

 

前回の9月20日のオクラホマ州タルサでのMAGAラリーでは、トランプ自ら、100万人がすでに入場券を取得、と自信満々に言っていた。収容2万人の屋内スタジアムと最大4万人があふれ出すと見積もり屋外ステージを特設したのだが、実際やって来たのは6200人。屋外ステージは開始と同時に撤去された。だが実際6200人は悪い数ではない。しかし多くは州外からのトランプ信者の人らしい。

 

当然スタジアム内では空席が目立ち、トランプがキレにキレたとフェイクニュースは大騒ぎというより大はしゃぎ。ニュースキャスターの多くはクックと笑いをこらえながら放送だ。そこでトランプ側はそんな事はあり得ないと必死になって打ち消す。むしろトランプ御大は大満足している、トランプのスピーチのTV視聴率は今年最高だった、と言い返している。

 

スピーチの高視聴率は当たっている。なにしろ私も視た。おかげで、テストをすると感染率ばかりが高くなるのでかなわない、そこでワシはテストをそんなにするなと命令したんだ、という悪名高い部分も聴いてしまったし、新コロナ感染には19の名があり、一つは"チャイナ・フルー"、他にはカンフーをもじって"カンフル―"、というのも聞いた。

 

フルーはinfluenza のfluだ。もちろん、コロナウィルスとインフルエンザウィルスには種類の違いがあるのだが、トランプは愚衆を扇動するのには知性は必要ないと思っている。

 

その直後でのニュースは、この空席を引き起こしたのが、SNSのK-POPファンとTikTokユーザーだったという事だ。このTikTokユーザーはアカウントが公開され私も覗き見させて貰った。この方、通称"TikTokばーさん"で、反トランプ・アクティビストだ。

だが、面白いのは、韓国系のメディアではしかけたのはK-popファンだけになっている。これもお国自慢の一つなのか?

 

だがトランプ側は、いたずらポチはすべて消去したので見積もりには含まれていなかった、と公言している。

 

ところが、懲りないトランプは再びアリゾナ州で若者を対象にしたインドア集会を昨日6月23日に開いた。アリゾナ州も先のオクラホマと同じく、レッド州(共和党知事の州)。同じく感染者数もうなぎ登りに上昇している。アリゾナは州全体のICUのベッド数が満杯に近くなってきていて医療崩壊の恐れがある危険州の一つだ。

フェニックス市長は、参加者にマスクをし、2mの間隔をあけるようにTVで要請。しかしまったく馬の耳に念仏。参加の若者達は新コロナは自分達には影響しない、と平気だ。しかし感染を広げていくのは彼らだ。青空に空気の澄んだアリゾナはリタイヤ天国。高齢人口に属する人達は気が気ではないはずだ。

 

集会場所はドリームチャーチというメガ教会だが、その前日、その教会の牧師が、私の教会には新発明の空気浄化装置をつけたのでコロナは99%死ぬ、とTVで宣伝だ。これも全米に報道され、たちまちこの牧師は笑いの種になった。もっとも翌日になって、当の牧師は言い方が誤解された、と釈明。この集会でもトランプはチャイナフル、カンフル―、コロナは武漢から、と中国ヘイトに余念がない。

 

大統領をしてはいけない人が大統領に居座っている、この点ではボルトンは全く正しい。

 

この同じ日に米議会ではCDC高官が証言。

これはアメリカ全体の問題だ、外出にはマスクをし、出来る限り人混みを避けないとこの先状況はますます悪化するのみ、しかし運がよければ来年早々にワクチンが完成する可能性がある、と述べていた。CDCの高官達はトランプ・ペンス組とはもう100日間も話していないそうだ。 

トランプのアメリカはバナナ共和国!?

トランプのせいで、一日のニュースが猫の目のようにクルクル変わる、これがトランプのアメリカです。そこから見えてきたのは、トランプの陰謀 or 野望。アメリカをバナナ共和国にして終身大統領になる、という事。これ、ジョークではないです。
 
前回ブログに、ボルトン回顧録の発売禁止をバー司法長官がワシントンDCの連邦地裁に請求した事を書いた。今日、裁判官はこのバー長官の請求を却下した。理由は発売禁止するにはもう遅すぎるということ。この本はすでに予約だけで大ベストセラー、もう発送を待つばかり。サンプル本も多くの関係者に送られた後で、ここで発禁にしても意味がない。法というより常識が先行。
 
しかし、今日のトップニュースは何といってもオクラホマのタルサで開催されるトランプのMAGA大集会。実はこのラリーは6月19日の奴隷解放記念日、Juneteenth(ジュンティーン)と開催日がガチンコになってしまい、あまりにも考慮が足りなさ過ぎるというわけで翌日6月20日夜に予定が急遽変更された。この記念日についてトランプは、そんな日があることをワシは知らなんだ、がこれで今では皆が知るようになってかえってよかった、と言っている。
 
リンカンが奴隷解放宣言をしたのは1863年ですが、テキサスは南部州だったので依然として奴隷制を続け、2年半も経ってヒューストンに到達した北軍の将軍が公式に奴隷解放宣言をし、やっと奴隷制の廃止となったわけです。これがジュンティーン(=6月19日)の由来。
このタルサ市ですが、99年前の1921年に、この市のグリーンウッド地区が白人達の集団襲撃にあい、黒人住民多数が殺戮され、略奪・放火で街が焼け野原になる、という怖ろしい事件が起こった所でもある。いわば米最大の集団黒人リンチ事件。もともとグリーンウッド地区はブラック・ウォールストリートと呼ばれたくらいに富裕黒人のビジネス区域になっていた。当時の写真でもそれは明らか。しかし19歳の靴磨きの黒人少年が見知らぬ白人婦人に目をつけた、というので裁判所に拘束され、この少年を助けようと裁判所に集まった黒人が白人暴徒に襲撃され、放火で街が焦土となった。特に最近サテラライトで死体をまとめて投げ込んだ場所がわかり、発掘作業が進められていた。
なぜトランプがそういう因縁の地を選んだのか、これについても疑問の声があちこちから上がっている。
 
しかしそれよりももっと深刻な問題は、新コロナウィルスの隆盛ぶりだ。オクラホマ、テキサス、アーカンソーなどのレッド州(共和党知事州)は早くビジネスをオープンしたので、今も入院・死者数がウナギのぼりで止まらない。
 
しかしトランプもペンスも、コロナの流行は終わった、と全く聞く耳持たず。
 
このMAGA集会は一万9千人収容の屋内スタジアムで開催され、トランプは、すでに100万の入場券の要請があったと得意げに言いふらしている。屋内スタジアムはあのダイアモンドプリンセスと同じで、スーパースプレッダーに間違いなし、とフェイクニュースや病院側から散々非難を受けた。開会前になって6人の陽性が準備員に出た。予想された通り、誰もマスクもつけずトランプとの至近距離に固まって席を取っていた。皮肉にもその中でトランプが最年長のように見えた。
 
しかし、トランプやペンスの話とは全く裏腹に、このMAGAラリーの入場券は、ここでウィルスに感染してもトランプ側とスタジアムの所有会社には法的責任を問わない、という免責事項承認と引き換えに配られていた。
 
だが、コロナウィルス感染は直接参加者だけでは終わらないのは常識。二次、三次感染者の出現が充分予想されるので、結局後者から訴訟されるのは必然の成り行きだ。
 
案の定、このラリーの参加者は一万9千人の半分にも満たなかったようだ。それでも選挙ラリーとしては大規模なものだそうだが、トランプは早くも、フェイクニュースにコロナウィルスで騒がれたから、と参加者数の減少を他人のせいにしていた。
 
大統領選まで後4カ月半、この先何が起こる事やら。トランプの支持率は今40%を切っている。
 
 

また司法介入:トランプ暴露本発禁に!?

バー司法長官を使っての司法介入は今ではパターンとなっているのでもう珍しくない。トランプ以前には想像もつかなかった事態だ。気に入らなければ司法を使って妨害するのはバナナ共和国の大統領のやる事だ、信じられない国になった、というのが今日のアメリカ人の共通した嘆きの声である。

例外はトランプとその側近、及び共和党議員団。トランプ支持は今や40%を割っている。CNNのバイデン支持率が高過ぎる、といちゃもんをつけにCNNに出演した共和党本部の弁護士が、嘘を報道したから訴訟に持ち込むと爆ギレ。司法の次は報道規制を狙っているのが見え見えだ。

 

今回バー司法長官がトランプの意を汲んで連邦裁判所に発禁請求したのは、言わずと知れたマイケル・ボルトン前国家安全保障補佐官のトランプ暴露本だ。ボルトン氏はウクライナ疑惑がメディアに暴露される直前に嫌気がさして辞職している。

今回もトランプ氏は、ああいう無能な男はそもそもこの仕事に就くべきではなかったのに、ワシが無理して就かせてやった、だが、無能なのでクビにした、今度は政府の極秘情報を本にした、これは犯罪行為だ、と広言して憚らない。

 

本の発売日の6日前になっての緊急訴訟である。ころがこの本は発売前から予約が殺到、大ベストセラーになっている。下は今日のニュース動画である。

 

https://www.youtube.com/watch?v=HU_9P5RqpD4


Trump administration sues to block John Bolton’s book l GMA

 

この動画の中でバー氏が述べている訴訟の理由は、ボルトンの本はホワイトハウスの承認を得ていない、という事だ。しかしそれは例によってまたバーの嘘である。息を吐くように嘘をつく、というのはこの男の事だ。これジョークではない。TVで全米に向かい、モラー報告書からのサマリーだといってトランプは無罪と公言したのを憶えているはずだ。後になって自分の意見を書いたサマリーだと言い訳している。

 

この本は12月から4カ月かかってこの4月にホワイトハウス担当官による閲覧を終え、外交極秘情報は含まれていない事がすでに確認されている。なお、トランプは、今になって自分の話を含めて自分に関することすべてが極秘事項だと言い張っている。

 

過去に、ホワイトハウスの承認を得ないで元CIA高官がベトナム戦争に関する本を発行し、裁判となり、この本の利益を取り上げられた判例があった。これを法例として、ボルトンの本も利益を政府が取り上げるべきだと訴状を通してバーの司法省は請求している。

この訴訟のトランプ側の意図は明らかだ。

 

この本の宣伝文句は、

"ウクライナ疑惑で驚いてはいけない、こういう事はトランプ外交では当たり前”

 

こんな事をボルトンに書かれたら、再選は夢のまた夢。

 

今日のワシントンポストでは、さらにもっと詳しい内容リーク。

もともとこの本はすでに出版も完了、見本も関係者には配られている。これらの本については内容リーク禁止はできない。

そのワシントンポストによると、ボルトン氏はトランプを、

"  Erratic and stunningly uninformed commender in chief " と性格ずけている。ボルトンの文章は官僚英語で凝り過ぎているが、分かり易くすると、

"大統領は情緒不安定で、驚くばかりの無知"となる。

 

実はこの本ばかりではない。この8月には、トランプの姪、メリー・トランプが暴露本を発売することになっている。この姪は、臨床心理学のPhDを取得しているとなっているから、心理的解析が期待され、これももう予約が殺到しているそうだ。この本は著者の父が早死した為トランプの父の遺産相続をトランプ達に阻止されたという恨が動機であるので、かなり怖ろしい内容になりそうだ。遺産をめぐる家族内の闘争は婿クシュナーの一族の方が一枚上手だ。こちらは婿の父が刑務所行きとなっている。