chuka's diary

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トランプに騙され脅かされた、プレイボーイ誌のプレイメイト、カレン・マクドゥーガル!?

待ちに待ったトランプ口止め料裁判の公判が開始して今日は2日目。

証人#1、デビッド・ペッカー(73)の証言が昨日から続いた。

 

彼はかってトランプの無二の親友だった。だからこそ2015年に早々と、翌年の選挙日に備えて『キャッチ&キル作戦』を企んだ。

これはトランプが言い出した、とペッカーは証言。同じくマイケル・コーエン、トランプの元フィクサー弁護士、もです。

 

『キャッチ&キル』とは言葉通り、トランプの過去のスキャンダルが浮上する前にキャッチして口封じをする、という意味です。

つまりトランプは、過去に何をしたかちゃんと自覚していた。凄いものです。

 

彼らの談合でもう一つ合意したのは、当時ペッカー所有の『ナショナルエンクワイアラー』=National Enquirer , 当時全米第一のタブロイド週刊誌、をフルに活用して、対立候補のウソ記事を書きたてること。

有名になったのは、テッド・クルス、ヒラリー。

 

ところで最初の口封じ金は、ペッカーのタブロイド週刊誌が、記事独占契約をするという形だった。ただしこの契約には毒がある。それは、口外すれば、約一億円の罰金付き、となっていた。

 

契約#1はトランプの隠し子騒動を売り込んだトランプタワーのドアマン。

#2は1998年のプレイボーイ・プレイメイトだった下の記事のカレン・マクドゥーガル。下は日本語記事です。ここにも指摘されているように、マクドゥーガルはトランプ側に騙された。

 

トランプ氏裁判の「第2の女性」マクドゥーガル氏 どんな人物なのか - BBCニュース


www.bbc.com

 

トランプは今回の口止め料裁判のストーミー・ダニエルと同じ頃に、同じ場所のゴルフトーナメントにビバリーヒルズのホテルと、全く似たような関係を上のマクドゥーガルと持ったようです。

同様に、10年も経ってトランプが大統領に立候補したとたん、過去を知っていた彼女の知人がツィッターで暴露。それならなぜ彼女自身が売らないのか、と、早速ペッカーのタブロイドに売り込んだが、その時は時期早々で相手にされなかった。

 

だが、米ABCTVが報道することになったが、ペッカーのタブロイド、Ntional Euquirerから彼女の弁護士にコンタクトされ、$1,500,000=当時約1500万円、で独占記事契約を結んだ。もちろん1億円の罰金付き。

マクドゥーガルは契約時に、National Enquirer の親会社から、すでに用意されていると言われた5000万相当のスポーツ雑誌とのうまい話をちらつかされた上、男性スポーツ誌の表紙に出ることを口約束された。その時、親会社の担当者から、あんたのような年取ったモデルはもうこれしかない、と煽られたので即契約してしまった、とのこと。

 

実は彼女の弁護士はトランプと通じ合い、契約金の半分を取ったそうだ。当然あの5000万円はチャラ。

 

後になって、ストーミー・ダニエルの口止め料でトランプの元弁護士でトランプオーガニゼーションの元副社長のマイケルコーエンが有罪になったが、その時も一億円罰金がのしかかり、口外することができなかった。

 

ただし、ペッカーはトランプから1,500万円を取り戻そうとしたが、しかとされ、それ以後手をひいた。それで親分トランプへの忠誠心にあふれていたマイケル・コーエンがダミー会社を設立し、そこからローンまでして口封じ金を払った。だがモラー捜査で足がついて今回の刑事犯罪裁判までつながってしまった。