9/26（火）午後、トランプ氏及び息子2人と彼所有のビジネス、トランプオーガニゼーションがＮＹ州のＲＩＣＯ（反社組織取締法）により罰金と廃業命令を判事から申し渡された。
こうなるとあのトランプタワーも誰かに経営を引き渡しされなければならなくなる。もちろんトランプ側は控訴で対抗。
トランプの悪名は大統領になる前から公然の噂になっていた。実際にトランプ大学詐欺事件で被害者集団訴訟を起こされていたが、なぜか犯罪起訴されなかった。
モラー特別検察官に大統領選挙法違反で起訴された元トランプの個人弁護士でトランプオーガニゼーション副社長を兼ねていたマイケル・コーエンがゲロって以来NYの州検事レティシア・ジェームズが捜査を続行してきた。
このジーェムズ検事はトランプにとってはいわば親の仇。SNSで彼女への罵詈雑言を吐きっぱなしです。その中には黒人蔑称を使っている。
なにしろトランプを中心にマフィアの様に固く結束した家族組織なのでななかなか確実な証拠が掴めなかった。しかし、偶然の奇蹟が起こった。
トランプの父の代から金庫番だったワイゼルバーグ氏の息子とヨメの間に深刻な離婚騒ぎが発生し、このヨメが警察に垂れ込んだ。
これがビッグブレイクとなり2021年6月、ついにワイゼルバーグと他のトランプの雇人がNYの一等住宅、高級車、私立校学費等の給料以外の多額の報酬を受けていた事が発覚し、トランプオーガ二ゼーションもろとも脱税で起訴され、有罪となった。
同年12月には今度はトランプが白人差別を理由にジェームズ検事を逆提訴したのだがトンデモ訴訟と認定され却下された。
翌年2022年の9月、ジェームズ州検事はトランプ及び3人の子とトランプオーガニゼーションを悪徳企業として提訴。高額な懲罰金と廃業を要求した。
トランプは銀行ローンの際には彼の資産や収入を大幅に増大、しかし納税申告では赤字経営で大統領就任時には過去10年間税金ゼロだった。これを隠す為にトランプは自己の納税申告書公開を頑なに拒んでいた。その上にワイセルバーグ一家のような忠誠を尽くす雇用人にはたっぷりとボーナスを払っていたのだが、税金を払わないようにしくんでいた。
今回のは先のRICO提訴の判決だが、長女イヴァンカは時効が成立し裁判から先に外された。市民陪審員でなく判事による判決、サマリー判決、なのは、トランプ側の美人弁護士が未経験のためにこれをブロックすることにドジッたせいだというのが反トランプ側の解説です。
この若くて美人の弁護士はいかにもトランプ好み。これまで複数ミスをしてきたのにトランプさんのお気に入りで、フォックス番組に頻繁に顔出ししています。
