chuka's diary

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トランプ、ついに起訴!これが終わりの始まり?

昨日3月30日(木)NY時間の午後6時に、トランプ起訴がマンハッタン地区検事から公表された。当日NY州の一般市民で構成された大陪審が検察側の起訴申請を多数決によって承認した。トランプ側にはこの時すでに通告済み。しかし、メディアと米市民にとってはいわば、寝耳に水だった。

 

起訴は予想されていたが、昨日だとは誰も予想外。それで大騒動。もちろん今朝も、さらに週末一杯騒動が続く予定。静かなのはバイデン周辺だけだそうだ。

 

トランプは来週火曜日にフロリダ州からマンハッタン地区裁判所に自ら出頭する予定。トランプは即、彼所有のSNSで、恨みつらみの反撃ツイート。しかし、マンハッタン検察に indicted =起訴された、を indicated= 名を挙げられた、とスペリングエラー?をしたので、さすがトランプ、と感心された。それとも、起訴はさすがに応えたか?と憶測が絶えない。

 

しかし、起訴状の内容は一切公開されていない。トランプがNYの裁判所に出頭した際に読み上げられるまで公開されない。大陪審に2016年のストーミー・ダニエルへの口止め料事件の関係者が次々と召喚されたことから、この事件が起訴の主軸になることは確実。トランプは最初から、犯罪起訴と検事側から通報されていた。

 

今から2週間前には、彼自身が大陪審の前で起訴反対意見を述べるように要請されたが、断った。代わりに、大陪審にコステロ弁護士を送り込み、マイケル・コーエンはウソつきなので彼の話でトランプを起訴しないよう説得した。

 

当時実際に口止め料をストーミー・ダニエルズに手渡したのは当時のトランプの弁護士マイケル・コーエンだった。コステロ弁護士は当時マイケル・コーエンの弁護士を一時的にした人。このマイケルからの金はモラー特別検察官により選挙資金寄付金と見なされ、悪質な大統領選挙法違反及び脱税で起訴。マイケル・コーエンは罪状を認め3年間の実刑判決を受けた。検察側に寝返ったマイケル・コーエンは出獄後、トランプ告発の先頭に立ち、トランプを糾弾し続けてきた。もう執念だ。本も2冊出した。最初のはベストセラーになり私も読んだが、はっきり言って吐き気を催す類の本だった。金と欲望ギラギラ。これもコーエンの才能のせいかも知れないが。

 

口止め料はトランプが大統領に就任して弁護士顧問料という名目で、税金分$6000を上乗せしてトランプから払い戻された。しかも当局からの疑惑を避ける目的で、数回にわけて払われていた。この小賢しい詐欺行為はNYの州法では偽帳簿として軽犯罪に該当。これが犯罪を構成するには、確固とした犯罪の意図が裁判で立証される必要がある。トランプに判決を下すのは、マンハッタン居住の一般市民による陪審員で判事ではないのです。

 

トランプ側は、メラニア夫人にバレるを怖れて口止め料を払った、とのこと。ホンマかいな?といいたい。