chuka's diary

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伊藤詩織:学歴ミステリー溶解?

前回で詩織さんの学歴ミステリーについて書きました。

詩織さんの学歴は全く何も公開されていないということを念頭に置いて下さい。

しかし著書Black Box(通称BB)の中での度を越した奮闘ぶりが読者の好奇心に火をつけた。SNSでの詩織さんの隠された学歴探しは詩織さん支持派からはプライバシー侵害だの誹謗中傷だのと非難の対象となった。証拠の履歴書は詩織さん側からの要請で一般の閲覧禁止と報告されている。

 

だが、BBを手はじめに日本人には稀なチャーミングな英語の応答が際立ったインタビューでも、詩織さんは大学卒業を目前にした就活が原因であの事件にまきこまれたことを語った。ただし、詩織さんは決して卒業したと口に出していない。しかし、世界的に有名なELLEや他のメディアでは卒業したと書かれていた。この差は一体どうして?

おそらくこれは海外で出版されたBBの影響だと思われる。読んだ人は卒業したと思ってしまうからだ。卒業したと書かれていたのに、はっきり覚えていないのだが、地裁への告訴状があった。それと、2017年の国際記者クラブ会見の際に配られたサマリーでも卒業と紹介されていた。しかし、会見では詩織さんは、米の大学で学んでいた、とだけ言っていた。

 

事実に反して卒業予定と履歴書に書くのは学歴詐称だ。TBSのようなTV界の重鎮だと採用されない。当然世話する山口氏の責任問題になる。しかし山口氏は全く無頓着。彼も騙されたことに気付いたのはずっと後のことのようだ。

 

詩織さんは2014年の12月まで、NYのメリーマウントマンハッタンカレッジに在学していた。少なくともある授業を取っていた。全くの偶然から、このカレッジのポータルサイトのアーカイブの中に、"Shiori Ito"という名前と顔写真を発見した。幅広つば帽子の写真の方はすでにSNSで出回って珍しくないが、私も出所がここからであるとは知らなかった。

 

当時の学生カタログによると、詩織さんの専門は写真で芸術学系だった。つまりそこでの写真は芸術写真のことで、必修科目にはいい写真を撮る基礎として、絵描き、配置・デザインとか撮影・現像プロセスなどがあった。だから日本の大学の写真科とあまり変わらない。

 

詩織さんの大学ではインターンシップは3-6単位の授業と交換。しかし授業料は大学へ払う。インターンは教育であり、仕事見習いではない、というのが労働法です。

 

これまで公開されていた詩織さんのSNSによると、詩織さんの写真オタクはNYの大学に行くずっと以前からのようです。だから趣味が嵩じて大学にという印象を受けている。BBによると詩織さんは写真の他にヨガのオタクでインドまで行って修業した。だから、好きなものはひたすら追求というような方のようです。元カレに、この先ヨガを教えればいいじゃないか、と言われたのも破局の一因、という箇所がやはりBBにあります。

 

それと現地フィレンチェでルネッサンスの絵画建築に囲まれて学ぶ交換留学生プログラムも芸術学系の学生として相応しい。

 

このカレッジにはメディア部門への就職を狙うコミュニケーションアートという学部があるが、そこの必修科目にはスピーチやシナリオ書きが目玉で、英語ネイティブでない人にはきつ過ぎて生き地獄だと思う。それでもそこで挑戦する外国留学生にはただただ脱帽あるのみ。

 

詩織さんがNYを去る直前の11月から翌年3月までカレッジ内の専用ギャラリーで写真科卒業作品が展示されていた。その出品者の中に詩織さんの名があった。このカレッジでは12月でも卒業可能ですが、そうならば、履歴書では12月卒業となる。しかし合同卒業式は5月です。

 

BB(=Black Box)では、詩織さんはピアノバー(実はキャバクラ)の客に最初から

ジャーナリスト志望と自らを紹介してきた、とある。

 

>それならあの男だね、とその時ついていた客から指されたのが、9月に国連総会取材にNYに出張していたTBSの山口氏だった。その後12月にもバーを訪れた山口氏と再会し・・・

 

とあるが、これ信じるべきか?

 

ひょっとして詩織さんのジャーナリストになる夢は、山口氏との出遭いがトリガーとなった可能性も充分ある。