chuka's diary

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トランプ:"デパートの試着室でレイプ"大騒動

下の記事は一連のトランプ関連訴訟の一つ、E・ジーン・キャロル(78歳)のレイプ事件の先週の進展状況です。彼女は80-90年代にNYで大活躍したフェミ系女性コラムニスト。

 

こう書いていると、何だかあの"セックス・アンド・ザシティ"の主人公の一人、NYの新聞でセックスコラムを書いていた"キャリー"を思い起こさせます。もっともこのキャリーは常にMr.ライト(本命クン)を求め数限りなく出会いを重ねていた。

 

こちらキャロルさんの方は3年前の2019に"What do we need men for" (=男って必要なの?)という勇ましい題名の回想録を出版。その中で、トランプとデパートで偶然鉢合わせ、下着売り場の試着室でクイッキー(米口語でショートの意)をしたことを暴露。しかもキャロルさんはそれが"レイプ"だったと20数年後に告発。だがレイプの法的責任は問わないという意志を最初からメディアで公表した。

ところがだ、当のトランプ大統領は、この女を知らないし会った事もない、とメディアを通して全面否定。その上、この女は私の好みじゃないので手を出すことはないはずと、恒例の大暴言で逆襲だ。そこでキャロルさんは怒って、セックスした証拠がある、あの時のドレスを保存している、と反撃。トランプを名誉棄損で訴えた。

 

米と日本の"名誉棄損"の法的基準及び解釈は違うのでご注意下さい。

 

news.yahoo.co.jp

トランプ氏、強姦疑惑めぐり「宣誓証言」に応じる 告発女性の弁護人が公表(BBC News) - Yahoo!ニュース

しかしこの現大統領に対する民事訴訟は時の司法省の介入で一時停止となっていた。大統領特権の主張だ。しかし先週やっと判事はトランプに個人としてキャロルさん側弁護士による尋問調書の作成に応じることを命じた。先週水曜日にはトランプはついにマーラーゴ・ゴルフコース&リゾートホテルで命令に従った。しかし内容は非公開です。

 

下は2019年のセレブ・ニュースキャスター、アーサー・アンダーセンによるインタビューの一コマ。彼女は事件当時52歳。

アーサー・アンダーセンはバンダービルド財閥の最後の末裔としてもLGBTの新ママとしても有名です。私は彼のファンです。

 

トランプの親しい女性へのプレゼント選びを即席で頼まれ、下着売り場でスケスケをトランプがアンタの👀の色に似合うから着てみたらと勧め、こんなLサイズはむしろアンタ用よ、とふざけあってそれで二人揃って試着室へ。そこのブースの扉をしめた途端に突然キャロルさんを頭ごと"壁ドン"!と同時にディープキス。その後は力で押せ押せ。トランプはタイツをひきおろし、あっという間に事を終えた。彼女の方は全く息を呑まれた格好だった。

動画の終わりはトランプの例の"私は全くそういう女を知らない"宣言です。

 

www.youtube.com

キャロルさんは事件当時に着ていたデザイナードレスとタイツで2019年の6月号"New York"誌の表紙を飾 り一大センセーションを巻き起こした。

日本の伊藤詩織も同年9月のフラワーデモに準強制性交事件時の服装で公衆の前に現われていた。

 

トランプは大統領は国家公務員なので個人として直接訴訟されないという理由で訴訟棄却も願い出ている。