実はヒラリーとトランプは友人でした。下の写真は、2005年1月22日に催されたドナルド・トランプ氏の三回目の結婚披露宴の時のものです。当時NY州上院議員だったヒラリーと夫のクリントン前大統領をはさんでの新郎新婦の幸せいっぱいのスナップ写真。
それが、2016年の大統領選では、トランプ候補は、ヒラリーを刑務所にぶち込め、と大っぴらに宣言。来る大統領選の前に行われた三回の公開討論は双方敵意剥き出しで内容、格からして史上最低という評価が与えられた。
しかし、今回の大統領選のように次々とエンターテイメントを提供したものはこれまでになかった。しかも、今もなお続いていて、現職のFBI長官の首切りにまで発展しそうな勢いだ。
下はSNL (Saturday Night Live)というNBCの土曜の夜のコメディ番組でのヒラリー対トランプの大統領選討論のパロディーだ。本来は1時間半だが、パロディの方はたったの9分足らず。しかし中身が充実していて、これ以上余計なことは知る必要なし。拙者などはホンモノ討論よりもこちらが圧倒的に面白いと思った。下は討論#2からだが、ヒラリー候補の後ろにはストーキングするトランプの姿が。
実はSNLの大統領候補のパロディは過去の大統領選の結果に重大な影響を与えたと言われている。
1992年の大統領選でクリントンに敗れた現職のブッシュ大統領の夫人バーバラは、選挙で負けたのはSNLでブッシュのパロディを演じた著名なコメディアンのせいだ、彼を殴ってやりたい、と言ったくらいだ。
今回のトランプの役は、民主党支持で著名なアレック・ボールドウィン。この人の演技は出来過ぎ、とにかく最初から最後まで笑ってしまった
さて、拙者はどちらに投票すべきか?
SNLのパロディーを見たら、ヒラリーになってしまう。
ヒラリーが勝てば、米国初の女性大統領となる。これが、米国保守派がヒラリーを毛嫌いする最大の理由だと拙者は思っている。しかし、皮肉にも、ヒラリーは表面では模範的な良妻にもかかわらず。
そしてヒラリーには、2for1の おまけ大統領(=クリントン元大統領)が出てくる可能性もある。そうなれば保守派はヒラリーの一挙一動の監視にまた忙しくなりそうだ。
クリントン夫妻についての過去の拙ブログ記事を読みたい人は下をクリック。