chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

吉田清治の親不孝息子

日本人の謝罪碑

あなたは日本の侵略戦争のために徴用され強制連行されて
強制労働の屈辱と苦難の中で家族を想い望郷の念も空しく
貴い命をうばわれました
私は徴用と強制連行を実行指揮した日本人の一人として
人道に反したその行為と精神を深く反省して
謹んであなたに謝罪いたします
高齢の私は死後もあなたの霊の前に拝跪して
あなたの許しを請い続けます  合掌
 
1983年12月15
元労務報国会徴用部長
吉田清治
 
上のは、今回、親不孝息子(=産経に利用された?)によってカバーされてしまった謝罪碑の原文。
この文のどこが問題なのか?まとも過ぎるくらいまとも。植民地及び占領地住民を強制労働に従事させることは人権問題である。まして、日本内地の鉱山やダムでの中国、韓国労務者、あるいは日本軍の現地徴用労務者の残虐な取り扱いについてはもうよく知られている。
これ、本来は日本政府の韓国に対する謝罪文となるべきだ。この謝罪がない限り、韓国(半島)及び中国及び他のアジア被害国との軋轢は続く。
 
親の罪は子が贖うべきではない、というのが私の信条。
 

吉田清治の‟ His Little White Lie”

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『父の謝罪碑を撤去します、慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白』
という本当にクソ長い題名の本の抜粋がサンケイに掲載されていた。もちろんこの本はサンケイ出版社から。
これ、数日前にサンケイの花形記事だった。時は奇しくも日本の誇るアベ・ステロイド総理が共謀罪を国会でごり押ししている最中、とても偶然の一致とは思えない。
 
***ステロイドとは、彼のような慢性腸炎を抑制する為に大量投与されるホルモン剤であるが、副作用としてムーンフェイス(おかげでケネディは顔が若作りだと間違えられた)、喜怒哀楽反応が極端に走ってしまう、(アベの国会での異様なヤジぶり?)がある
 
私は吉田清治という悪名高い作家を知らなかった。理由は80年代に日本を出てしまったからだ。しかし千田夏光さんが火付け役となった従軍慰安婦ブームはよく憶えている。彼の「従軍慰安婦慶子」を読んだ記憶がある。
 
今回、サンケイの記事を読んでネトウヨ側が常に悪の張本人のように槍玉にあげている吉田清治さんとはどういう人なのか興味を持ち、ネットでリサーチ。といっても、記事はネトウヨ側ばかりからなので、かなりの誇張があるのを覚悟。
下は吉田さんの生涯の年表ですが、年度に間違いがある可能性があります。拙者は西暦しか使いませんから。
吉田清治さんは、非常に数奇な一生を送った人ではないかと思いませんか?ネトウヨの方々が、事実は小説よりも奇なり、と書いていましたが、それ当たってるようです。
 
ネトウヨの方々によれば、吉田清治に関しての
 
在日説、
コミンテルンのスパイ説
KCIAから金を貰った説
 
3つがあります。上の著者、大高記者はネトウヨ記者らしく吉田清治在日説を追及していたのですが、今度は息子を愛国者として褒め称える、という180度の方向転換、いったい裏では何があったのか、と好奇心が湧いてきます。
 
                     吉田清治さんの年表
 
 
1913年(大正2年) 10月15日 吉田雄兎, 『ゆうと』と発音する、として生まれる。本人によれば出生は山口県だそうですが、吉田雄兎の本籍は福岡県、息子さんによれば、一家は川筋の人みたいです。
          
1931年(昭和6年) 門司市立商業学校卒 しかし卒業生名簿によると、吉田氏の生存中から当時者は死去となっているそうだ。
     上京、法政大学の法学部夜間に学ぶ、が 法政大学の学籍名簿には彼の名前がない
 
   
1937年 (24才)満州国地籍整理局に勤務
      朝鮮人李貞郁(20才)を養子にする。
1939年 中華航空、上海支店に支店長として転勤 
1940年 民族主義者金九の逃亡幇助で懲役2年、秦氏には、アヘン密輸に絡む軍事物資横領罪と言った
1942年 下関、労務報告会下関支部の支部長、民間の組織だが、在日を集めて労働させたようだ
      息子によると、その朝鮮人労働者のほとんどが共産党員だった!
1943年、5月、済州島で慰安婦狩り 一週間で205人
1944年、妻フサエと結婚
1946年 共産党から門司市議に出馬、落選
1949年 長男生まれる
      朝鮮人養子の籍を抜く
1951年、次男生まれる
 
1963年(昭和38年=49才)NHK私の8月15日エッセイコンテストで佳作入選
それ以前にもラジオと私、という作文コンクールで一等⒑万円を獲得。その当時は朝鮮人の経営するパン屋で働いていたが生活苦にあえいでいた。
 
1968年、長男ソ連留学(ルムンバ友好大学?)福岡日ソ友好協会の役職についていた。
1969年、次男 ソ連留学
1971年、長男帰国 (両親が職を失ったので)
1973年、吉田清治、息子を頼って上京
      千田夏光、従軍慰安婦、発行 それ以後従軍慰安婦ブームが起こる。
1977年、『朝鮮人慰安婦と日本人』
1983年、『私の戦争犯罪』 (済州島での慰安婦狩り)第ヒット
      元養子が死亡、労働運動の幹部だった、息子は会ったことなし
1989年 韓国語版『私の戦争犯罪』出版
1992年、秦郁彦、済州島で調査、吉田清治の慰安婦狩りは嘘と確信
1993年、韓国天安市の国立墓地に、謝罪碑を建立。
      吉田清治は式典参加者の前で土下座し謝罪。
1996年 UN 人権弁護士によるクマラスワミ報告で、『私の戦争犯罪』は奴隷狩りに加担した日本人の告白として引用される。
    
1996年、週刊新潮にて、『事実を隠し自分の主張を混ぜて書くなんて 新聞だってやっている』と書かれる。
1997年、サラ・ソー、吉田清治にインタビューを申し込むが、吉田氏は、たくさんの脅迫電話を受けてるので            電話口で怒ってしまったことを謝罪、健康状態が悪いので、インタビューを断る
2000年、(86才)直腸がん闘病生活の後死亡
 
2017 年5月、息子によって、『謝罪』の文字が『慰霊』に変えられた。
 
私の興味をひいたのはコミンテルン説。満州時代から、吉田氏は、コミンテルン下の共産党員の可能性が?無きにしも非ず

メキシコは『クソ壁』に金は出さない!

 

 
この1月26日、CNN、米のニュースチャンネル、のスターレポーター、アンダーソン・クーパー氏とのインタビュー、『メキシコはあのファッキン・ウォール(クソ壁)に断じて金を出さない!』と宣言。当然マスごみから拍手喝采を受けた。
 
しかし、拙者は
 
ヤイ!壁の費用よりも、アンタの国の市民の、これまでの滞在費、つまり医療費、生活費、教育費、および、送還費、全部払ってくれ!と言いたい
 
拙者の居住する市には、米国屈指のトラウマセンターとして有名な公立病院がある。この病院の維持の為に家持ちの拙者達が払わされる市の固定資産税の一部が使われている。しかしこの病院の救急病棟は、不法移民で溢れかえっていて、半日待たされる、ということもめずらしくないとか。待っている内にハートアタックで死者がでて、TVで大騒ぎにもなった。で、この被害者、不法移民らしいが、レストラン経営だとか、そんなら、普通の病院にアポとってくれ。出産病棟も同様だ。妊婦は不法移民、もう医者も看護婦も覚悟を決め、皆、スペイン語で妊婦とコミューニケーション。ここはメキシコか!彼女たちは生まれる子には米国籍、と、必死に頑張っておるわけだ。しかも彼らは一セントも医療費を払わないでいいからだ。米はクリスチャンの国、貧乏人の医療費はタダ。
 
哀れなのは、私達一般市民だ。、カネは巻き上げられる、あの病院には、意識不明になるような重大な事故にでも合わないかぎりは自分からは行きたくないというわけで、拙者などは近くの某有名金持ち大病院へ駈け込んで、がっぽりと保険の差額を徴収された。
 
下は、カリホルニア州の国境近くの交通標識、『移民注意』
       
       高速道路、集団で渡れば車も停車
 
 
 
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老いも若きも皆国境を越えて。もちろん妊婦も国境近くの産院めざして、ガンバレ!
この旅行費用は、一人約$5000(=50万以上)、旅行業者がおります。最近では、国境を超えると、業者からさらに金を出せ、と要求されるケースが増大しています。悪質業者に要注意

ソウルフードでハッピーニューイヤー

    Happy New Year , Everyone!

 
さて、恒例の仕事場の新年のポットラックディナーだが、サンクスギビングから数回にわたり食べ続けてきており、いささか食べ疲れがでてきています。
ポットラックとは 英語でpot luck, つまり、参加者が各自料理した鍋を持ち寄り一緒に食べるので誰が何をもってくることやら、ということです。大体、料理のうまい人のはいつもおいしいのですが、そうでない人のはマズい、食べられない、ということになってしまうようです。それでもニコニコ笑って命がけで食べております、何が入っているのやら?コワイですよ。
拙者の職場では、アフリカンアメリカンが多いので、ポットラックは、どうしてもソウルフードになってしまう傾向が。 故郷のミシシッピーやルイジアナからの家庭料理を持って来る人もいて、食べるということに関しては、アフリカンアメリカンに脱帽あるのみ。
 
ソウルフードの代表は何と言っても、フライドチキン。
ケンタッキーなどといってはしゃいでいるのは、どうせよそ者。
拙者の仕事場はなぜか経済的凋落区域にあるのだが、そこには、24時間営業のフライドチキンの店が。朝からフライドチキンを食べる人がいるのか?と疑問に思った拙者は朝車で前を通るたびに中を探っているのだが、まだ客を見たことがない。
 
今回も、山盛りのフライドチキンにローストチキン、新年に食べる、恒例のブラックアイドピーや、グリーンズと呼ばれるマスタードの葉の煮込み、コーンブレッド、マカロニチーズ、ライスなど、品数が多くで全部は味見できなかった。
 
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デザートは何といっても、南部名物のピーチコブラーにアイスクリーム
 
 
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ドリンクは、南部のスイートティー。いつもこのブランドを買っている。Image result for sweet tea
 
 
                                                                                  
拙者の部署だけでなく、掃除人や他のフロアの人も呼んで残り物が出ないように大盤振る舞い、これぞ本物のサザンホスピタリティ。

Happy Xmass, War Is Over

 

 

www.youtube.com

So this is Christmas and what have you done
Another year over, a new one just begun
And so this is Christmas, I hope you have fun
The near and the dear ones, the old and the young
A very merry Christmas and a happy New Year
Let's hope it's a good one without any fears
And so this is Christmas for weak and for strong
For rich and poor ones, the road is so long
And so happy Christmas for black and for white
For yellow and red ones let's stop all the fights
A very merry Christmas and a happy New Year
Let's hope it's a good one without any fear
 
そうだよ、これがクリスマス! ところであんた達は何をしたんだ
もう一つの年が終わり、新しいのがちょうど始まろうとしている
そうだよ、これがクリスマス!あんた達、せいぜい楽しんでくれや
近くの人、親しい人、老いも若きも
メリークリスマス!ハッピーニューイヤー
何も恐れることもなく、せいぜい楽しんでくれや
 
 
ジョンレノンが精いっぱいの皮肉をこめて この‟Happy Xmas, War Is Over” を出したのは1971年、日本は経済大国への途上でした。あれから2007年までにはプロレタリア(貧困層)は死語となっていましたが、今は見事に復活しています。
今年は、米をはじめ、世界中に貧困が拡大しています。それから戦争とテロ。
しかし、貧困層の見方の筈だったマルクス主義は消失、社会福祉をするには金がない。つまり貧乏人の味方は誰もいない。
この先、いかにして、公平で豊かな社会を維持していくのか、これが米国の大きなチャレンジになっています。
 
ところで米国西部の ホリデーシーズンに欠かせないのはタマリ。拙者の家族の大好物でもあり、いつもメキシコ系の親戚にお世話になっています。Image result for tamales

トランプ:大統領になって欲しくなかった男ナンバーワン

一夜明ければ、  びっくり仰天、あの詐欺師トランプが、米大統領に!米国全土がまるでお通夜のよう。ああ、おそるべきは米国の格差社会かなもちろん、ここの格差社会とは、カネではない、オツムのこと。下は今人気爆発のTシャツ、たったの$⒑ 
 
 
Image of Not My President Trump Shirt
 
さて、何が何でもトランプ氏一点張りだったのが、‟Jihad Watch” というウェブサイト。拙ブログでもいくつかの記事を紹介したが、著名な反イスラムサイト。
11月10日には、「トランプ氏がアヤーン・ヒルシュ・アリを米国連大使に指名することを望む」という記事が載っていた。彼女は、国際的ベストセラー、‟Nomad” の著者であり、2005年にはタイム社の世界に影響を与えた100人にも選ばれている。これが実現化することはないのが残念。というのは拙者は彼女の大ファン。
ところで彼女は現在もムスリム側から死刑を宣告された人。ボディガードなしではどこへも行けない状態だそうだ。
トランプ勝利でこういった良い側面も出てきた。下は当人のフォト。
 
 
 
Cometh the Hour, Cometh the (Wo)Man, Or, Ayaan Hirsi Ali for Ambassador to the U.N.
 
拙ブログのアヤーン・ヒルシュ・アリ記事に興味のある方、下をクリック。
 
 
ところで、なぜトランプは反イスラムなのか?理由の一つは、彼の愛娘イヴァンカにあるようだ。モデル出身だから美人でスタイル抜それにアタマも抜群だそうで、米の経営大学院の名門、Whartonの出身とか。その彼女ユダヤ教徒だ。彼女の夫は、NYのユダヤ系不動産王の御曹司、今回の大統領選で、陣頭指揮を取ったとか。米でも日本でもマスコミはあまり取りあげていないが、これを下手に公開すると、ユダヤ対モスレムに発展しかねない、という配慮からか?下は、令嬢イヴァンカとお子様達。
トランプ氏の奥様は外国人。共和党指名大会の際、代筆されたスピーチを自分で書いた、と言って失笑を買った。この代筆されたスピーチにはオバマ大統領夫人ミシェルの指名スピーチの内容のコピペが含まれていたからだ。何という運の悪さ(拙者の感想)。マスコミでは、イヴァンカがトランプの奥様に代わって、事実上ファーストレディとなるのでは、という憶測が早くも出回っている。
 
 
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結論: トランプの反イスラムの背後にユダヤの影?と書くと、アンタもユダヤ陰謀説か、と言われそうだが、これ、当然だろう、政治だから

トランプ:大統領になって欲しくない男 

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大多数のアメリカ市民にとってはトランプ氏は大統領になって欲しくない人ナンバーワンだ。
以下はその理由。
 
税金を払わない男トランプ
トランプ氏は1995年、事業の失敗から莫大な損失を出し、それ以来税金を1セントも払っていない、と考えられている。本人は納税申告書公開を拒否。しかし大統領の第一の仕事は国民の税金を何に使うかだ。本人が1セントも払ってないのに、どうしてこんな詐欺師に私達の税金を任せなければならいのか!この男には毎年毎年、きちんと納税してきた米市民(=拙者)がさぞかしバカに見えることだろう。
 
詐欺師トランプ
トランプ大学は2004年に創設されたのだが、大学ではない。実は金儲けを手っ取り早く教えるセミナーなのだが、何しろトランプの名がからむと、授業料も高額。この大学に600万円の授業料を収めた被害者から訴えられた。あちこちから被害者が名乗り出て、class action lawsuit が判事によって許可された。要するにこの大学は詐欺だと認められたようなもの。
今年に入って、ワシントンポスト紙が要求した元セールス担当の証言の公開を許可した判事の名がメキシコ系であったところから、「てめえ、身体に気を付けろよ」とヤクザまがいの恫喝に出、皆のヒンシュクをかった。元使用人によると、クレジットカードやその他を使って何が何でも授業料を確保するようにきつく指導されたとのこと。
 
賃金未払いの男トランプ
トランプは400以上の訴訟を抱えているといわれている。その内で目立つのは、仕事を発注しておきながら、出来が悪いといって賃金を払わない、という訴訟だ。被害者はたいてい零細、小規模企業だ。ということは、これらの企業はキャッシュフローの危機に陥ることになってしまう。このせいで、被害者たちは破産や廃業を強いられている。
 
弱い者いじめのトランプ
カネがあれば、女は何でもやらせてくれる、アソコもギュッとつかめるぞ、という暴言ビデオを公開されたトランプ。それでも、俺は無害で、クリントン(元大統領)は有害、とほざく。
 
いったいこの男のアタマの中、どーなってんねん!
 
ブッシュ一族をはじめ、有力な共和党メンバーはトランプには寄り付かない。
 
 
米国は民主・共和の二党政治。今回は共和党の番なのだが、これではもう4年間、民主党となるか?