chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

アジア系は今

 

 


 
USでもっとも有名なアジア系は?と尋ねられたら、多くの人はこの人の名を挙げるに違いない。マーガレット・チョー(向かって右側、チマ・チョゴリの女性)。韓国系コメディアンである。しかしものすごい毒舌ぶり、それに彼女はバイセクシュアルと宣言したものだから、保守系からは毛嫌いされている。
その彼女と物凄くがらのワルいNY出身の若手ラッパー、Awkwafina
とのコラボによるラップが、この‟Green Tea”.
メガネのAwkwafina は中国と韓国のハーフ。彼女のヒット、‟My Vag” 2013、はネットでviralして 大拡散。
‟Vag” とはVagina,ズバリ女性性器のこと。
 
‟Green Tea” は今年の5月30日に出たてのホヤホヤ。
今回二人は ‟pussy”、 ‟bitches” の大連呼。
 
イントロの
With every pussy A pair of shoes will go to a child in need
 
というのは、xxを買えば靴一足を貧しい子にプレゼント、というチャリティセールをもじったもの。xxはもちろんプッシーだ。
要は、私達は黄色いプッシー、それがどうしたっていうの、という居直り宣言。
アジアのステレオタイプを裏返しにして、今度はアジアのビッチ達が男をお妾さんにするのよ、恥ずかしがりやのね、と歌詞は超過激。
ビッチというのは、雌犬、発情期の、で、ここではプッシーと同じく女一般をさしているわけだが、下品だから日常は絶対使ってはいけない英語。
 
Yellow bitches  in the driver’s seat
Bitch drives that Coralla right into the street
というのだから、このアジア系ビッチ様たちは、日本製の車がお好きらしい。
 
このマーガレット・チョーのスタンドアップコミックでのおはこは、彼女の母の物まね。韓国移民一世である母のアクセントを真似し、彼女と母とのカルチュア・ギャップと葛藤を笑いに変えることでマーガレット・チョーはコメディの女王様になった。それをこのMVの最後でやっているので、見ている方は思わず笑ってしまう。ごめんなさい、マーガレットのお母さん。