イスラエルとヒズボラ(イランの傭兵組織)の停戦が成立した日に、トルコが後ろ盾になっているイスラム原理派民兵がシリアに侵入、あっと言う間の10日間でした。12/8にアサド政権の首都ダマスカスが制圧された。国際情勢専門家は一様にプーチンのロシアの弱体化を理由に挙げている。勝利したイスラム原理主義側とイスラエルはウクライナからもたらされた恩恵を享受。これも信じられない話です。
もっともシリアの三分の一は日本でお馴染み、クルド族軍の管轄下にあり、イスラム原理主義者側はこれも忘れず攻撃している。もう三つ巴で混乱です。
トルコのエルドワンは米国の出る余地はない、とピシャリ警告、シリアはロシアとトルコの2大国で解決すべきと主張!?
ところで、ロシアに亡命したと公表されたアサド元大統領一家の姿は誰も見ていない。彼の乗った飛行機はレーダーから姿を消したとも報道された。
アサド政権の関係者が逃亡し、民衆が駆け付けたのは、拷問監獄として悪名高いサイドナマ刑務所です。外部へよろよろと出てきた人が下の人。何と39年ぶりに開放された。逮捕時は18歳だった。レバノンで逮捕され、数年前から家族には音信不通になっていた。
下はシリアの著名な反アサド体制アクティビストだったが、明らかに解放直前に処分された。Xからピックアップです。恐ろしいフォトです。
人権は、一体どーなっちゃってるの?