天災ハリケーンは数年、いや十数年に一度は必ずやってくる。拙者でも、ハリケーンに直接遭遇したことがある。
それでも金持ちは従来はスワンプと呼ばれる低湿地帯に高価な家を建て、被害を受けるのだが、この人達は保険をかけているからまだいい。今回のヒューストンは不法移民のメッカ、こうなると貧乏人はひたすら逃げるだけ。
拙者の知人には、親戚多数が避難してきてアパートは足の踏み場もない、という人がいる。大変に気の毒だと同情したのもつかのま、今度は災難がこちらに降りかかってきた。
それは先週木曜日の夜、お節介焼きのセクレタリーが職場に電話をかけてきて、ガソリンが無くなる、と警告したことからはじまった。
たしかに、ヒューストンの精油施設は操業停止であるが、まさか?
とにかく職場は大騒ぎ、皆がランチブレイクをとって車を満タンにしてきた。拙者は半タンだから行かなかった、しかし職場の同僚からはかなり批判的な視線が。
明らかにこのガソリンパニックが原因で市のガソリンスタンドはガス欠状態に。日曜日過ぎまでガスはないとのこと。拙娘夫妻からも、家から出ないようにキツイお達し。なお拙娘夫妻はムコ殿のトラックもすべて満タンにしてきたとのこと。
下の写真では、多くの人がガソリンコンテイナーに余分なガソリンを買い込んでいる。
で、問題はその下、この男が給油しているのは、大型のトラッシュカン、収集日にゴミを出す容器で大型ドラム缶並の許容量。この人の他にも、スパークレットウォーターの大型ビンにつめる人、とか、いろいろフォトがでまわっている。
ガソリン不足は、皆が一斉にガソリンスタンドに押しかけたのが原因で、ハーヴィーのせいではないのだ。