chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

トランプ選対:シドニーパウエル弁護士に三下り半!?

ハッピー・サンクスギビング🦃❕

 

実はこの2-3日、カゼ(新コロナ?)症状、喉の痛みと咳こみ、気分が悪い、が出ていました。最初にこれらの症状が現れたのが拙孫、次に親、そして拙者に伝播してきたわけです。これは依然のカゼ感染ルートと全く同じ。外出を控え、水分を補給し乗り切れるかどうかと思っていたところ、現時点では症状がほぼ消滅。しかし油断は禁物。医療関係者に死亡が多いのは繰り返しコロナに感染したからという説がある。

 

さて選挙後ですが、トランプの異常妨害行動に米は再び大混乱。それを必死に逃げ切って就任式にゴールイン、というのがバイデン側の戦略。来年の一月20日の就任式にホワイトハウスに居座わっているとトランプは家屋不法侵入現行犯で逮捕という事になる。こういう話が政治ニュースでまともに取り上げられている事自体が本当に信じられない、全く異様な世の中です。

 

シドニーパウエル弁護士の事は前回の記事の続きです。

フォックスTVを拠点とするトランプ・ヨイショの弁護士グループが"エリート・ストライク・フォース・チーム"(=エリート攻撃部隊)と自称し、首都の共和党本部でお目見え記者会見をしたのが、先週土曜日の11月21日。

 

しかし、翌日の11月22日の夜こっそりと、トランプ選対サイトで、その中のメンバーだったシドニーパウエルへの離縁状が発信された。もちろん、フェイクニュースは大騒ぎ。しかしトランプ側も当のパウエル弁護士も今日まで沈黙を守っている。

 

この宣言は本当に三行半。本文はわずか2行。

シドニーパウエルはトランプ弁護士チームのメンバーではない、パウエル弁護士は自分で勝手にトランプ弁護活動をしている。

文責はジュリアーニとエリン弁護士、つまりトランプがツィートした5人弁護士チームの2人。しかしこの中で実際に連邦控訴専門弁護士として実務可能なのはパウエル弁護士のみだと思われている。

 

確かに、金曜日の夕方にはトランプの"耳"の役をしているフォックスの時事番組ホスト、タッカー・カールソンに、ドミニオン陰謀論の証拠を出せ、証拠のないデマは止めろ、と攻撃をくらった。フェイクメディアは、すわ、内ゲバと大騒ぎ!

 

あの土曜日の記者会見の結果は惨憺たるもの。翌日サンデー時事トークショーで、トランプ側近のクリスティー元ニュージャージー知事が陰謀論の拡散は恥、選挙結果を認めるべきだ、と主張。これがフェイクニュースで拡散された。

 

だが、シドニーパウエルはトランプの大のお気に入り。二人とも陰謀論大好きで趣味が一致している。トランプは先立つ11月14日にトランプ弁護士チーム(シドニーパウエルの名入り)に祝福ツィート。自らも、私は勝った、だが組織的選挙妨害の陰謀で勝利を盗まれた、と繰り返しツィート。これはパウエルのドミニオン陰謀論をトランプ自身が頼みの綱としている証拠だ。

 

ベネズエラで使われたドミニオン社の集計ソフトウェアでトランプからバイデンに大量の票が変換!。ジョージア州でドミニオンが採用されたのは、直前にジョージア州知事と州務長官がドミニオン社から賄賂を受け取った、しかもその金は中国共産党から出ている、と主張。だから今まで見たこともない超大型訴訟でジョージアを粉々に粉砕!とぶち上げた。

 

トランプカルトは大喜びだが、反対にジョージア州は大混乱。ジョージア州では1月早々に上院選で2名の議員が選ばれる。上院は現在民主48対共和50。民主が2名獲得できれば優勢となるのだが、これまでの予想は共和党の勝利とみられている。しかし、ジョージアではトランプカルトが汚職抗議として投票棄権を呼びかけていると報道されている。

 

そして25日のサンクスギビング前日、ホワイトハウスで恒例の七面鳥🦃"コーン"さんの赦免セレモニーがあったのだが、同時にあのフリン元国家安全保障長官の赦免をトランプ自らが発表。このフリン氏の弁護士がパウエルだ。フリン氏はモラー特別検察官との取引でFBI偽証を法廷で2回宣誓して認めている。モラー氏はフリンに他の起訴無し、実刑無し、の2点を確約。しかし判事との関係が悪化しフリンは心変わり。偽証を認めながら認めないという二重の態度に出て弁護士をトランプ側近のパウエルに代え、FBIの罠を理由にフリン氏は宣誓取り消しを要請し、拒否された。

パウエル弁護士はバー司法長官及びトランプに助けを求め、今度は同じFBIの罠を理由に司法省が起訴取り下げを要求したが再び判事により阻止。その際にトランプとパウエルが立ち上げたのがオバマゲート陰謀論だった。フリンはオバマのトランプ打倒の陰謀で犠牲にされた、というのだ。

 

昨日11月25日の夜、パウエル弁護士がジョージアとミシガン2州に投票無効の訴訟を持ち込んだ。これは最新ニュースです。ジョージアでの起訴相手は汚職まみれ?の共和党の知事と州務長官。この先一体誰が敵、誰が味方か、共和党内の大混戦は避けられないだろう。この一週間のシドニー・パウエル弁護士に関する一連の動きは果たしてつながっているのかどうか、真相を知りたいものだ。