chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

逆説の日本教と戦争責任へのコメント

 

 

私の記事のコメントとして、大きな記事を書いていただきありがとうございます。ユダヤ教とキリスト教については、纏まった形で勉強したわけではないので、大変勉強になります。アブラハムが旧約を書いたのなら、創世記からアブラハムの出現までの部分は、神話と記憶にある歴史を加書して旧約聖書が完成したことになります。それは、日本書紀の出来たプロセスに似ています。天武天皇(40代天皇)が大和朝廷の基礎を完成し、そこにアマテラスから始まる神話を付け加えたのが日本書紀です。
さて、山本七平の日本教ですが、これは宗教というより、社会の空気に支配される日本人の様子を比喩的に宗教と呼んだのだと思います。日本人の宗教は汎神論的な神道(多神教ではない)であり、その神は自然全体を支配するものの教義はありません。伊勢神道は、第二フェーズで、ヤハウェ神のキリスト教に相当すると思います。キリスト教のようにローマ帝国のバックアップがなかったので、高度な脱皮変態が出来なかったと思います。強力な政治的バックアップで神道の変質があったのは、明治の靖国神道です。このあたりは一度別途記事にして見たいと思っています。 削除

2019/8/12(月) 午前 6:17 [ mopyesr ] 返信する

    

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旧約聖書の生成ですが、私はモーセによると思っていました。十戒の中で非常に興味あるのは、偶像を作ってはならないという戒めです。それが骨格としてあるのなら、旧約聖書を作ったのはモーセだろうと、少なくとも骨格(多分モーセ五書という部分)はモーセの時に出来ていたと考えるのは自然だと思います。宗教は数段階をへて完成するのかもしれません。
日本の神道ですが、オリジナルな神道は汎神論的宗教だったと思います。白山信仰などは山がシンボルですが、自然全体を司る神を想定したのだと思います。その後、多神教的に堕落したのだと思います。狐まで神にするのは、冗談で邪教が出来たのだと思います。道真や偉人を崇拝する宗教も、後世の堕落の一つで、その大元に伊勢神道があると思います。伊勢神道は、天皇家が日本国を束ねる為に作った神話が、元々の神道の上に乗ったのだと思います。 削除

2019/8/12(月) 午前 6:42 [ mopyesr ] 返信する

    

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日本語ですが、しっかりとした言語に成長する基礎はあると思いますが、現状では論理的思考には適さないと思います。語順が定まらないのは問題でないことは、今回のchukaさんの記事に納得します。しかし、元々の語彙が非常に少なく、その所為か音節が非常に少ない言語です。そこに日本語と形式の異なる漢語を輸入したものですから、同音異義語が山のように出来、漢字の意味も多分多様化して、日本語を正しく使うことが現在ではクイズ番組の問題になっています。やはり、英語の方が優れていると思います。ドイツ語とラテン語が元にあったという話ですが、名刺の性が無くなったり、冠詞が単純化されたりして、一層良くなったと思います。因みに、英語を作る際、DuとSieの区別を廃止したことに興味があります。それが米国人の性格にまで影響していると思います。 削除

 
 
 
 
 
 
前回の拙記事について長文のコメントを頂きありがとうございます。
 
旧約聖書(=ユダヤ教の聖書)の歴史性については17世紀には既に議論の対象となっていた。下の動画は米PBS(公共放送)の大プロジェクトの一つとして世界中で大きな反響を呼んだ‟Bible's Buried Secrets”、2008、の日本語版です。題名の通り、考古学上の結論を踏まえて旧約の歴史性の真偽について分析しています。公平さというスタンスからあえて言えば、反イスラエル=旧約否定、という政治的バイアスが動画の解釈そのものに介入していないとも言えない。
 
米でこの動画が公開された時には新教側から公開禁止の呼びかけもあったのです。
 
 
最新のは上の動画を素材にしたのがネトフリックスで‟Bible's Secrets”(2017)、という全く似た題で公開されています。こちらは若い美人の考古学者がナレーターとなって、エデンの園、モーセとは何者?ダビデ王の神殿の謎、について考古学的スタンスを分かり易く説明して行くという形式を取っています。英語ではYouTubeでも公開されているが、日本語版があるのかどうか私は知りません。
 
言語については征服の歴史に関連している。ラテン系はローマ帝国の、ドイツ系はゲルマン人の大移動(侵略)の結果である。英語はノルマン(バイキング系)の王とフランスの傭兵軍団による征服と土着民サクソン人のドイツ語のミックスであるが、その前はケルト人の地であり、ケルト語はウェールズ、コーンウォールの一部で今日でも話されているが風前の灯になりつつあると警告されている。だから有名なストーンサークル遺跡は今日の英国人とは全く関連しない文化の遺構であるという説も有力。
 
おっしゃる通り米語には米国憲法の法の下の平等という精神が言語自体に反映しているかも知れません。職場内ではトップから清掃員までジェフとかスーとか親しげに呼びあいタメ語調になりがちですが、馴れてしまえばそれが普通になっています。