前回書いたように、1980年代にやってきた南アジア難民の住居だったアパート群の近くに開店した"99セントストア"の周辺には未だに南アジアの料理店がいくつか残っていました。その一つ、一番古いベトナム料理店でランチを食べました。実はここは初めてです。この店はローカル新聞に紹介されていたので、数年前一度食べようと行ってみた事があった。しかしキャッシュのみということで食べ損ねた。私は30年ぐらい前からキャッシュレスでやって来ました。当時はクレジットカードと銀行小切手で何でも買っていたからです。銀行小切手の方はもう20年前ぐらい前から買い物には全く使わなくなりました。ところでこの店は最近綺麗に改修されました。ここでフォーを注文しました。フォーは有名なベトナム式ラーメンの事ですが、日本の春雨のような米粉ヌードル・スープです。しかしベトナムでは結構細いの、厚いのと米麺に種類があるようです。スープはあっさり味でレモングラスの匂いがする。日本ラーメン系には物足りないかも知れません。スープに別サラで出て来るもやしとかパクチーなどの生野菜を載せて食べるのが習慣だそうですが、ここはアメリカ、好きなように食べればいい。もちろんベトナム系はピリ辛ソースで食べている。ピリ辛系はカプサイシン、つまり唐辛子味が目当てだから、もう辛ければいいわけだ。
この店での種類はチキンかビーフですが、市外のベトナム系ショッピングセンターにあるフォーの店ではすじ肉と魚団子のミックスが美味しかった。だからもうこの店もヤッピー向けです。フォー一杯が日本円で1100円ぐらい。それと下のエビのフライらしきものを注文。これは約600円ぐらい。こちらはニュクマム・ソースにつけて食べるのだそうです。ニュクマム・ソースにはライムジュースと砂糖がミックスされ甘酢みたいなものです。値段もSO-SOなら味もSO-SO。
このレストランの女主人に、数年前はキャッシュオンリーだったが、今はクレジットOKかと確認すると、笑ってました。
おまけですが、エビフライの盛られているプレートは愚孫共のお気に入り。何でもかんでもこのプレートで食べている。台湾系スーパーで購入し一枚450円ぐらいでした。