前回の続きです。今日11/3(金)NY地裁では次男坊エリックが昨日に続き証言です。
ところがその前に、エンゴロン判事はトランプ弁護団全員にギャグオーダー(かん口令)を課した。
判事はトランプ弁護士団が彼のあの女性執務員をディスったと糾弾。
実は昨日のエリックの証言終了後、トランプ側のセレブ弁護人カイル氏が判事を厳しく批判したからです。
トランプはこの人に弁護料4億5000万円を払った!!!
もうまともな弁護士はトランプの弁護は引き受けないのがこの高額の理由だそうです。
昨日カイル氏は判事と横に着席して頻繁にメモを交換しているあの女性執務員との仲が怪しいと疑問を投げかけた。その為一時は判事は激高しカイル氏を、ミソジニスト(=女性蔑視主義者)と非難した。法曹コメンテーターには昨日のエリックの証言がまずかったので判事にケチをつけたというのがあった。
執務員は "law clerk" の拙訳です。判事補助がより正確です。やはり弁護士で判事とチームを組んで法リサーチや判決文作成に関与している。場合によってはかなり大きな役割を演じていることもある。NY州は後者だがフロリダにはこの制度がない。トランプ弁護士団は全員フロリダ州弁護士なので誤解しているという指摘も出ている。
ところでこの女性は、アリソン・グリーンフィールドさん。エンゴロン判事に5年付き添っている。おそらく彼女は判事志望なのだろう。ふっくらとした白人中年女性で明らかにトランプ好みではない。これは拙偏見とお断りしておきます。
カイル氏の今朝のディスリの内容は、この女性がしきりにとなりで判事に何やらささやいているのは、彼女が判事に命令しているからだ、という驚くべきもの。つまりこの裁判を仕切っているのはグリーンフィールドさん、民主党上院リーダー、シューマー氏のガールフレンド、ということに。これはトランプの主張でもある。
この裁判は録音が許可されていないので報道もはっきりしないという点があるが、とにかく驚きの糾弾です。
判事は彼に関しては何を言おうと勝手、だが弁護士達にも一切この女性について言及してはならない、というギャグオーダーを下した。これ以上面倒をかけると、弁護士資格はく奪だ、という脅かしということです。