chuka's diary

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トランプ速報:NY詐欺裁判は誤審と中止を要請!?

NY詐欺裁判は先週から原告検察側の証人尋問が被告トランプ側にスイッチです。

まず最初は長男ドン・ジュニアだったが、彼はトランプ・オーガニゼーションの活躍ぶりを宣伝する動画を披露。州検察側は関連性なしと異議を申し立てたがエンゴラン判事は許可。

この長男はオーガニゼーションを所有するトランプの個人トラストの筆頭管理人だった。なのでトランプが大統領だった期間には長男がトランプの代行だった。しかし、銀行への財政報告書の数字はただ書かれているのを信じた、と証言した。

 

次男エリックはコンクリートを流すのが忙しく数字に関心を向ける閑などなかった、と証言。これにはメディアの弁護士コメンテーターが一斉に大笑い。トランプはとっくの昔に建築業からは足を洗っていたからだ。原因は破産。今はトランプ・ブランドをくっつけて高額な料金を得ているからです。この金がトラストに流れトランプさんの個人収入となる。カジノやホテルが儲かっているかどうかは二の次。これがトランプ式だそうです。

 

一方親分トランプは財政報告書の資産評価価格が現実乖離であることを先の証言で認めざるを得なかった。これは検察側の勝利です。というのはこの裁判ではすでにエンゴラン判事によって2022まで過去10年の資産評価はでたらめであったという判断が下されているからだ。NY州では違法です。エンゴランはNY州でのトランプ一家の操業停止を命令すると見られている。

 

追い詰められたトランプは先週水曜日に文書でこの裁判の停止を要請。請願書はネット上で公開されている。理由はエンゴラン判事と判事補助が一緒になってバイアスがかかった裁判をしている、つまり誤審の該当ということです。証拠として、エンゴラン判事が編集者となっている出身高校の同窓会ニュースレターにトランプ裁判に関するメディア記事へのリンクが複数貼られていたことを挙げていた。判事は中立性維持の為に一切裁判に言及してはならない、というのがトランプの主張。

 

次に判事補助のアリソン・グリーンフィールドはYouTubeで、ある裁判を例に出し、We worked hard と言っているが、このWEとはエンゴラン判事と彼女だから、グリーンフィールドは判事と同等、つまり彼女が判決に介入、と主張です。

ここでトランプが持ち出したのはYouTube掲載の2022民主党判事候補を決定する際のインタビューです。米の州判事は選挙なので判事候補は政党を選ぶことになっている。

だから候補者としてこの判事補助が民主党寄りなのは避けられないが、別にそれ以上の極端さは動画での彼女の発言には全然なかった。つまりトランプのはいちゃもん。

グリーンフィールドさんはこの後候補を取り下げた。

 

金曜日にはエンゴラン判事はトランプ側の 要請を法的根拠がないという理由で却下した。この間の木曜日にトランプは箝口令停止を控訴。これは上級裁判所で一時的処置として受け入れられた。これが下の記事。

トランプ氏への箝口令が一時解除 NY州での詐欺訴訟で(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

この訴訟は12月の末に判決が出ると見られている。がトランプが上の理由で控訴するのも確実。