chuka's diary

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トランプ速報:でた~、ついに米憲法修正14条3項の判決!?

先週の11/17(金)にコロラド地裁から出された判決で最初のものです。というのはこの先控訴が予想予され最終的には最高裁まで到着すると見られているからです。

しかし来年の大統領選前になるのかどうかははっきりしていない。

下の記事のようにこの地裁判事はトランプの名前を共和党プライマリーの投票用紙に記載することを認可した。

 

同日公開された判決文、102ページ、によるとトランプが反乱を扇動した事が認可されている。修正14条3項の条文箇所は、叛乱扇動に加担した政府内の元役職者が大統領職に就くことを禁じている。が、同条文には大統領職は政府役職者や議員とは憲法上区別されているからだ、と理由を述べた。違いは、就任時の憲法への誓いで明らかと指摘。だから大統領だけは事実上除外だ。

はっきり言うなら奇妙なへ理屈という印象です。

 

この先この議論がどう発展していくのか法律好きの人にはたまらないでしょう。

 

今日の米語では、問題の" officers of the Unite States”には大統領も含まれている。

 

news.yahoo.co.jp

 

ところで南部連合の大統領だったジェファーソン・デービスは降伏後逮捕され2年間バージニア州の米軍基地内の牢獄に拘束されていた。が大統領恩赦で1866年に解放された。その後数年は英国に亡命していたが一文無しで帰国した。しかし晩年は彼の所有していたプランテーションを取り戻している。彼のミシシッピーのプランテーションのお屋敷はつい最近までまで記念館として保存されていたが、あのハリケーン・カテリーナが木端微塵に吹きとばした。

 

デービスは政治には戻らなかったが、対照的なのはスチーブンス副大統領。1866年、降伏の2年後には上院議員に再選されたが職務につけなかった。しかし1870年代には下院議員に再選され9年務めてバージニア州知事となった。スチーブンスは南北戦争前は民主党下院議員で南部州離脱に反対だった。

歴史の詳細は知らないがこの南北戦争という叛乱に加担した政府高官職員や議員軍人の公職追放は当時としても効果無しじゃなかったのだろうか?

南北戦争で南部は負けたという認識が徹底したのは2018年にリーやデービスの銅像が南部の各市から撤去された頃です。奴隷解放から150年も経っている。それに南北戦争という悲惨な内戦の責任者としてリー将軍を含めてトップの3人とも戦争責任を問われていない。これも凄い。