10月8日にイスラエル・ハマス戦争が勃発しトランプ子分衆の下院議員達やフォックスTVはイスラエル絶対支持で忙しい。これ、ジョークではありません。しかし11/17には再び政府シャットダウンの危機が迫りつつある。だがその前に置き去りになっていたバイデン叩きを軌道に載せようというのがMAGA議員のリーダー、コマー氏の意図です。
バイデン弾劾はトランプの重要な戦略の一つだ。
MAGA=Make America Great Againの略語、マガと発音。このスローガンはかってはFDRも使った。トランプカルトの議員達を指す代名詞となっている。
まずバイデン大統領の弟ジェームズ・バイデン召喚が12/6、続いて次男ハンターバイデンが 12/13に予定された。2人とも協力すると報道されている。コマー議員は今回の証拠だと言って3500万円の大統領と弟ジェームズ間の銀行転送レコードをあげている。特にジェームズさんがヘルスケアシステムからまとまった額の投資金を受け取った同時期にこの金を兄を返したというので疑惑が持たれている。
がしかし、金の転送日は2017年で、その時期ジョーバイデンはただの民間人。だから役職を利用して賄賂を受け取ったということにはならない。
コマー氏のこれまでの爆弾💣証拠はガセネタと見られている。フォックスでさえ彼は狼少年のように扱われ、本物の証拠を持って来て、とTVでキャスターから言われる始末。
ところでこれに先立ってハンター・バイデンは11/3付けでUSA TODAY にオピニオンを投稿した。ハンターの人生はアルコールとコケインで破壊された(と私も思う)。米国にはおよそ2千万の彼のような被害者がいる。誰もが身近に一人はいるはずだ。だが彼の回復の苦しみを政治的攻撃の武器に利用しまくっているのがMAGA共和党だと非難している。
Hunter Biden: Investigations, criminal charges vilify my addiction
ハンターバイデンの拙ブログ記事は下。
ハンターバイデン・ストーリー - chuka's diary
私はハンターバイデンの味方ではないが、彼の 回想録を読んでみて彼には同情します。しかし回想録は部分的なものだろうという疑いを持っている。
ハンター・バイデンのコケイン使用の歴史は未成年の高校時代から続いている。アルコール中毒もこれに並行。しかし回想録では最初はアル中の描写の方が克明だが、突然途中からコケイン依存が浮上してきて焦点が変わり読者は混乱です。やはり自身を重症コケイン中毒とは認めたくないのだろう。
事実はアルコールもコケインも脳と身体を破壊する。
だがイメージはコケインがより悪い。特にハンターのはクラックで黒人層に結びつくイメージが強い。回想録にはハンターがホームレスの黒人女性と同居していたことも告白している。クラック欲しさが理由だが、二人は気持ちの通じたいい友人としてふるまっている。
ハンターバイデンは、地獄のパソコン事件の修理屋オーナー、際どいヌード写真集(ハンターバイデン)をネットで公開した元トランプ政権アシスタント、IRS(米国税局)、ジュリアーニ元トランプの個人弁護士、と4件ほど損害賠償で提訴中。
また本人は拳銃不法処理で政府に犯罪起訴されている。