chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

サウスカロライナ州の共和党予備選の勝者は一体誰なのか!❓

先週2/24(土)のサウスカロライナ州共和党予備選ではトランプが60%の得票率を得て勝利した。唯一人の対立候補だったニッキー・ヘイリーは得票率40%で惨敗した。

 

サウスカロライナ州はヘイリーが元知事を2期も務めた地元だが彼女の人気は良くなかった。彼女を推薦した地元共和党有力者は下院議員ただ一人。この人は元州知事だったヘイリーを義理で応援した、と最初から言明。

こうでもしなければトランプに潰される!当然選挙直後はまず第一番にヘイリーに撤退を呼びかけた。

 

ここまでだと通常ならヘイリーは予備選から撤退という運びとなる。

 

トランプ氏、候補争い5連勝 ヘイリー氏地元制す 指名獲得へさらに前進・米大統領選(時事通信) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ad0a7cbe440cb983724767c5e10e2b38e61a230

 

だがヘイリーは3月5日のスーパーチューズデー、多数の州の予備選が一挙に行われる日、まで立候補を続ける、と宣言した。

が、この先はわからない。ヘイリーと選挙資金次第です。

というのは本命でない候補は、サウスカロライナ前後に選挙資金が尽きたという口実をつけて撤退しているからだ。

トランプと共和党はこの予備選前に、ヘイリーの夫は州兵の士官で不在がちであり、今回もアフリカのどこかに駐在しているのだが、留守中不倫があったという噂を流した。また例の、軍人はバカだ、等のディスリ攻撃をかけた。これにヘイリーは超おかんむりで、国を守る為に命を捧げている軍人をバカにするのか、と目を三角にしての大逆襲に出た。

こういう出来事は偽カナダ人のトランプヨイショには出てこないが、米ではメディアが大騒ぎをした。

 

この予備選の直前になって、ワシントンポストはライアン元下院議長のインタビューを流した。ライアンといえば、トランプが大統領時代にした唯一の功績?、減税、の影の首謀者だった。

このライアン氏は、今の共和党はMAGAでトランプに乗っ取られている、トランプに勢いがついているのは、バイデンが高齢で弱すぎるせいだ、ヘイリーは両者を打ち負かす可能性がある、と横からヘイリーにはまことにありがたい援護射撃をした。

 

予備選後ですが、トランプは元より、ヘイリー、バイデンの3者が勝利したように言っている。

ヘイリーはトランプ有罪を見越して頑張るつもりか?

 

バイデン側は、現職大統領のつもりでいるトランプがたったの60%、ヘイリーの40%の半分はこの先大統領選の共和党内トランプ拒否票だと踏んで過剰に期待している。つまり、トランプに白票という事です。

ホンマかいな?確かに2020はサウスカロライナは激戦州の一つだったが、共和党が取った。

 

もう混乱です。2020激戦州共和党の内紛が悪化。表向きには共和党中央委員会はトランプの訴訟費用の金よこせの要求を拒否している。

 

今日か明日かに、米最高裁のトランプに対する判断、大統領資格or 大統領罷免権❓、がでる。

メディアの関心はとっくに最高裁に移っております。