chuka's diary

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トランプ速報:大統領資格大騒動が年末にスタート!?

2021年の1月6日の議事堂襲撃事件以来表面に出てきたのが米憲法修正14条3項、叛乱扇動を称賛した議員、軍人、国家公務員は大統領を頂点とする公職につけない、の存在です。この憲法の内容を推し進めてきた中心人物はフェデラリスト協会の法理論家として知られるマイケル・ルティグ元連邦判事だ。ルティグ氏は翌年2022年6/16に下院の議事堂襲撃捜査委員会の第三回公聴会で証言したことで全米に名が知られるようになった。下がその公聴会についての拙記事です。

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その後2022年の終わりに下院議事堂襲撃捜査委員会は解散してぶ厚い報告書を残した。その報告書の結論として最後に推薦条項があり、その一つに、修正14条3項によりトランプ再選は阻止されるべき、というのがあった。

今年の2023年になってルティグ氏は共同研究者と共に修正14条3項の解釈に関する法論文を法学研究誌に発表した。それに依拠する恰好で、複数州でトランプ出馬阻止を目的とする訴訟が続出している。

つい最近になってコロラド最高裁はトランプの名を共和党予備選プライマリーから消去するよう命令した。ところが先日ミシガン州最高裁はトランプの名前据え置きを決定した。理由はミシガン州選挙法では州セクレタリーに予備選挙での候補者資格判断の権威がないからという意見だった。それは共和党の決める事だが11月の大統領選挙は別物だそうだ。だから共和党候補者の決定まで待たねばならない。

 

news.yahoo.co.jp

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上の最高裁請願は昨日12/27に手続きされた。

原告は地元コロラド州の共和党員複数人だ。理由として修正14条3項には前大統領トランプは除外されているという地裁判決の正当性を主張です。その上、州政府には、米議会の立法手続きなしには大統領選には介入できないとも主張。

 

ここで❓と思ってしまうのは、トランプ側の出方。トランプは来年の1/4をめどに請願すると公言している。しかしここではっきりしているのは、もうそれまでも待てない人がいるという事です。コロラド州は過去数年来ブルーという民主党州だ。トランプにとっては大統領選の勝敗には関係しそうもない。しかし他州では訴訟そのものの棄却で予備選でのトランプの名前の据え置きが続いている。

どうやら最高裁判断はロシアンルーレットです。メディアでも大物弁護士は皆、予想を避けているのが現状。

この先トランプの上訴文の内容に注目です。彼の反乱扇動はフリースピーチだと主張するだろうと予想されるからだ。ジャックスミス特捜検事の目が光っている。