2024は大統領選挙の年。米では1月1日は連邦祝日でお休み。
クリスマス休暇の終わった翌日1/2には、トランプがメイン州最高裁に上告した。
続いて翌日1/3には米最高裁にコロラド最高裁の判決を不服として上告した。
今回はメイン州の不服申し立てについてです。
トランプの攻撃ターゲットはトランプの名を3月のメイン州予備選挙投票用紙に掲載しないという行政判断を下したメイン州セクレタリーです。このバロウズ州セクレタリーはただ今トランプカルトから脅迫攻撃を受けている真最中。
今回のトランプによる上告理由書は全11頁で非常に分かり易い。
ここでもトランプは自身に「大統領」という称号をしっかり使っている。間違っても決して「前」を付けることはない。
・まず民主党州セクレタリーは反トランプのバイアスが根底にあるのでこの者の判断は無効
・予備選候補者資格は州大統領選挙人と議会が判断すべきもので州セクレタリーの職務 ではない
>以下は憲法修正14条3項の原文に関して、
・違反者は公職に就くことを禁じられているが、しかし選挙に関しては言及されていない。
・この修正14条3項は、連邦議会で立法化する必要がある。❓
・原文には大統領自身については言及されていない。❓
・大統領就任時の誓いは「憲法を支える」ではなく「憲法を守る」なのでたとえ宣誓してもこの修正14条3項の公務員追放に該当しない。❓
・トランプは議事堂襲撃事件に関与していない。トランプのしたことは全ては修正1条のフリースピーチの範囲内での言動。❓
というものです。
❓はこれまですでに法的議論の対象となっている点につけました。この訴状を読んだ方は何でもありありだ、とYouTubeで感想を言っていた。
州セクレタリーの職務は各州の法で違う。最高裁は大統領選は州選挙であり州が管理するという見解を前回2020に出している。
偽カナダ人は嘘拡散をしている。メイン州セクレタリーの判定は州法に従ったもので民主党はむしろこの方の勇気を称賛です。
トランプは、副大統領ペンスが2021年1/6に議事堂で州選挙人投票の勝者を宣言することが憲法で規定されているのを悪知恵を駆使してペンスがバイデンの勝利宣言するのをやめさせようと企んだクソ老人。
トランプの恫喝にすっかり怯えて落ち込んだ律義者ペンスはあの1/6に体調不良を理由に出席しない事も考えた。だが、クリスマス休暇でやってきた軍人の息子にやるべき事はやらなきゃいけない、と諭され思い直した、と自著に書いている。
最近、事件の真相がどんどん出てきた。注目です。
こんな者に、メイン州のセクレタリーごときには余計なことする権威がない、など言って貰いたくない。
トランプのこの上告ですが、一日遅れのコロラド州最高裁不服申し立てを米最高裁が取り上げれば判断忌避の可能性が出ている。