”5.18海兵隊基地に対する不法移民テロ未遂疑惑”
また、偽カナダ人が移民ヘイトを煽り立てている❕
少し米通ならクアンティコという名は聞いたことがあるでしょう。米首都ワシントンの郊外にある海兵隊ベースの名です。
軍やスパイをテーマにした小説、映画でお馴染みです。
海兵隊だけでなく、CIA要員もここで訓練を受けているからです。
しかし、上と同名のクアンティコ・タウンの方はベースに囲まれており、車で行くならベースの中を通らなければならない。だから、これらの車はクアンティコ・ベースのゲートでIDが確認される。軍発行のIDを持っていない一般人は事務所で運転免許証を見せ身元を確認される、というのがルーチン。厳しくなると、2種類のIDを要求、という事に。米国籍でない人は有効ビザを外出の際保持するというが規則です。
だが、5/3のその日、問題のバンのドライバーと添乗人は、民間タウンの方の郵便局にアマゾン商品を配達しにきたという目的を告げ、海兵隊ガードがバンを駐車場に止めるようにと命令したにも関わらず、なぜかそのまますーっと通過しようとした。
それで、海兵隊側は、非常時車両阻止ブロックを置き、車を止め、二人を拘束です。
これは教科書通りのルーチン。別に不思議でも何でもない。
偽カナダ人は、ドライバーはヨルダン国籍で、テロリスト警戒リストに名が載っている、2人ともつい最近南部国境から入国していた、と公言です。
幸いにも、怪我人は出ていない。ついこの4月には、他のベースで非常ブロックに車をぶつけてドライバーが死んだ、という報告もある。
このニュースは地元ローカル新聞が最初に取り上げた。
海兵隊側は、無断侵入としてヨルダン国籍の二人をICE=税関移民取り締まり機関、に引き渡した。
彼らがテロリストであるかどうかなどの詳細は、一切公表されていない。
ビザ保持の外国人はたとえ軽犯罪でも国外追放となる可能性がある。
ただし、移民専門弁護士を雇って抗議すれば、テロリストでない限り即追放にはならないはずです。
このニュースを最初に取り上げた地元ローカル新聞が廃刊しないでまだ残っていることも珍しい。新聞はデジタルの時代です。
このニュースは、テロリストが米基地に侵入か❓と、フォックスTV、ついで主要メディアでもとにかく取り上げられた。
だから偽カナダ人のは2番せんじです。
バイデンの例の、米は移民の国、というは歴史的事実で否定しようがないが、今日の避難民の津波は別物で、これまでにない。
いたずらに移民ヘイトを煽って外国人をターゲットにすることより、リーゾナブルで有効な移民政策が即急に必要です。これは米市民なら皆同感でしょう。
だが、バイデンの反応はちと遅い。問題ですね。