あなたはどのくらいアジアを知っているか?
今人気急上昇のアジアドラマ は何といっても‟ METEOR GADEN 2018”という中国ドラマ。これは今から16年以上も前に放送された2001年の台湾ドラマ『流星花園』のリメイクだ。このドラマはアジアで大ヒットし、そのおかげで一時的にせよ台湾ドラマが韓国のドラマの競争相手となった。
しかしもとはといえばこの『流星花園』は日本の人気少女漫画『花より男子』のドラマ化であった。日本ではすでに映画がヒットしていたが、台湾ドラマは漫画に忠実にそってつくられたかなり本格的なものだった。しかし、道明寺とつくしちゃんカップルのウェディング以降の続編は前のストーリーとは関係ないと言われて散々悪評を得た。
ついで2009年の日本ドラマ『花より男子』はアジアのメガヒットとなった。
しかし残念ながら、現在日本ドラマ(Jdrama)は覇権の中国、今やサバイバルに懸命な韓国、新興のタイに押されてアジアでは凋落の一途をたどっている。日本の漫画やアニメは今日でもアジアの人気ドラマの原作として使われているにもかかわらず。
下の写真は上段から
道明寺つかさ・・・財閥の跡取りだが粗暴なバカ息子
牧野つくし ・・・女主人公 自称・雑草のつくしちゃん
花沢ルイ・・・超内向的で人格障害(アスペルガー)の気がある。
西門総二郎・・・傲慢な女たらしの茶の家元の跡取り息子
美作あきら ・・・実業家の跡取り、女たらし
F4というのは『花の四人組』、『フラワー4』からきている。道明寺をリーダーとする金持ち息子達の四人組、原作では永徳学園高校という超金持ち高校でいじめを組織していた、というから怖い話だ。
韓国ドラマでは、冒頭で、こういういじめをしてはいけない、という忠告が画面に出ていた。
①マンガ 1992② 台湾 2001 ③日本 2005 ④韓国 2009 ⑤中国 2009
① マンガは神尾葉子さんが『マーガレット』に連載、全37巻の大長編。アニメとして放送された
②は最初のドラマで台湾。舞台は高校ではなく大学。主人公の名は中国名の道明寺。キャンパス内を牛耳るリッチなイケメン四人組は『F4』と呼ばれた。
③はメイド・イン・ジャパンで説明する必要もないが、実はこの日本製は現在に至るまでアジアドラマファンから高い評価を受けている。
④は韓ドラリメイク。こちらは原作にかなり付け加えているが、以外にも、あの一期一会の女たらしの西門君のラブストーリーが英語圏で好評を得ていた。
⑤は最初の中国ドラマ。ストーリがかなり変えられている。これには続編が続々。このドラマに主演したチャン・ハンは今や中国を代表する大スターの一人になっている。
上にあげたように、これまでドラマとして四つ、台・日・韓・中で制作されそれぞれが大ヒット。しかし、それだけではない。その他に原作からかなり飛び出したドラマが続々登場し、その中には独自に大ヒットしたものもあった。それに2013年には米国版『花より男子』も出た。拙者も最初のパートを見たのだが、舞台は何と大学院!しかもいじめシーンがあったので驚いた。
下は‟Meteor Barden 2018” のOST
英字幕ならフリーで最新のエピソードが見れます。中学3年程度の日常英語です。
日本語字幕はNetflixで近いうちに出すということですが。
実はアジアドラマは日本語字幕で見たほうがおもしろいかも知れません。英訳では敬語やため口とかの使い分けがなくなりますから。
忘れてしまうところでしたが、今回の‟Meteor Garden 2018” にはあの学校での凄絶ないじめシーンがありません。
今回のリメイクがヒットすれば、来年は韓国でもリメイクが予定されているそうでうす。ところで、もうF4のリメイクはやめてくれ、という意見をアジアドラマ・ブログで見つけました。柳の下にドジョウがいる限りはやめないんじゃないでしょうか?