chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

出たー!ハンター・バイデン

今、米では大統領選投票の真っ最中。これ本当におかしいですよね。たしか投票日は11月3日のはずなのに!しかし投票所には、数時間待ってもいいから投票する、という固い決意の市民が長蛇の列を作っている。投票総数はすでにプライマリーの10倍を超えたそうです。

反トランプの有名人及び共和党要人達メディアを通じて投票を呼び掛けている。反対にトランプは私に投票してくれとは全く言っていないのだ。

 

私が耳にしたのはたった一度だけ、コロナ感染から回復前に、WHのバルコニーから下に集まったトランプ支持者達に最後にチョコっと投票に行こうと言っていた。しかし、このホワイトハウスでの選挙運動は選挙法違反として全く前例を見ないもの。だがトランプの強引さに押し切られた。ここが独裁制の恐ろしさです。手を差し出すと腕まで取られる。これが過去3年半にわたり続いてきたわけです。

 

先週の水曜日10月14日、NYポストというタブロイド新聞が特ダネと称してハンター・バイデンから投資会社の共同経営者アーチャー氏にあてたe-mailを公開。しかしこのe-mailが本物なのかどうか現時点では確認されていない。FBIで捜査中と報道されている。理由はコンピューターのハードディスクに残されていた他のe-mailや猥褻写真はロシアからのトランプへのギフトではないか、と米国情報省は疑っているからだ。つまりロシアの大統領選介入である。

 

ところでポスト紙掲載のe-mailの内容はビジネスのみという印象。"my guy"、"our guy(s)"という語が出て来るがポスト側は、"our guy(s)"はハンターの父であるバイデンだと主張している。だが、"our guys"がやって来る?ぐらいでは汚職の証拠には程遠い。

このe-mailが保存されていたハードディスクのコンピューターは今年の4月に修理店に直接持ち込まれた。

この修理店のオーナーによると、ある身体上の理由でだれか確認することが出来ない?のだそうだ。コンピューターにハンターの亡くなった兄を記念する基金のラベルが張ってあったので、ハンターのものとこの人は独自に判断。90日経っても連絡がないので、トランプの無償の私的弁護士ジュリアーニ氏の弁護士に連絡、ハードディスクを自らコピーしたと述べている。インタビューで90日後にハンターに連絡したのか?とたずねられ、このオーナーはしていない、と答えている。

 

ポスト紙はこのスクープをジュリアーニ氏と寄付金詐欺容疑で起訴されているバノン氏から得たと報道している。記事を書いた記者はフォックスのトランプ派として有名なニュースキャスターのハニティ氏のアシスタントだったそうで急にポストに移り特ダネをモノにした。その上、このデラウェア州の修理業者は2016年以来の一貫したトランプ支持者とインタビューで告白。話はますます混乱だ。

見えてきたのは、どうやらこれがトランプのオクトーバーサプライズらしいが、これには裏がある。

まず、9月に現FBI長官がロシアが偽情報をジョンソン上院議員に流しているので注意するように、と公表。これには市民も驚いた。早速トランプはFBI長官をただではおかない、と脅しツィート。

 

ジョンソン上院議員が中心となったハンター・バイデン汚職追及報告が公表された。しかし結論として犯罪行為及び偽証容疑は発見できなかった。

しかし、2014年、バイデンがウクライナ訪問直後に息子のハンターがブリスマ顧問に就任した事に関して、国務省や情報局高官が強く異議を唱えた事が報告されている。だからバイデン側はことさら言動に注意したようだ。当時のバイデン副大統領が関連した2016年のウクライナ検察長官の罷免はブリスマとは全く関係ないことはよく知られている。

 

ワシントン・ポストによると、ジュリアーニ氏がロシアから偽情報を掴まされているというので、ホワイトハウスの情報高官が去年の12月にトランプに報告したのだが、トランプはトランプ。

 

それから、トランプはつい数日前に、バー司法長官がオバマゲート捜査報告を選挙前に出さない、と宣言したことに対して、フォックス・ニュースで、オバマとバイデンを起訴するようにバーに要請、これをしないと選挙後バーを司法長官として続けさせるかどうかわからない、と脅かしている。

 

ところでジュリアーニ氏の娘さんが金曜日にTVに登場、父の事は無視してバイデンーハリスに投票するよう呼び掛けていた。またあの有名なシンガー、ブルース・スプリングスティーンはトランプが再選されたら他国へ移住する、と言ったことが報道されている。