chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

Vote as if your life depends on it ! ?

" Vote as if your life depends on it" (=あなたの生死がかかっていることを覚悟して投票しよう)と今年8月の民主党大会でミシェル・オバマは米市民に呼び掛けた。それが今や大きな成果となって現れた。全米では郵便及び直接投票がすでにスタート。しかも想像以上に大規模に。人々はASAP(=as soon as possibe 出来るだけ早く)モードで投票所に殺到。そのあおりで、私どもの投票所も朝早くから大行列。愚娘もビックリ!私の投票も今週中はまず無理と見ざるを得ない。

 

拙都市の長い行列の様子は全米TVでも報道。

拙州は共和党州牙城などと日本のメディアでも書かれている。しかし、投票所で行列している人々は皆マスクをつけているところから、この人達は反トランプとみていい。この調子では拙州で逆転が起きる可能性がある。これはマジだ。前回のプライマリーも熱気があったが、本番の方はもっと凄い。

 

これまで民主、共和別に投票することが出来たが、今回はそれが出来なくなり、対象候補をいちいち選ぶことになった。それで平均12分かかるそうだ。もちろん、自分で選ぶ人の個人名を書き込んでもいい。反トランプの共和党員はロナルド・レーガンに一票いれるとTVで言っていた。

 

それから前回で言及した投票妨害訴訟だが、控訴では、普通の郵便でもOKであること、早期投票を7日延長し10月30日までにした知事の努力が認められ、各郡に一か所の投票ボックス設置は違法ではない、という裁定となった。投票締め切り日まで後20日。次の上訴先は州最高裁となるが、そこまで進むのかどうか報道されていない。

 

しかし、2020大統領選は投票の仕方を大きく変えた。この先、最大限の投票参加を推進する目的で郵便投票や早期投票が用いられることが予想される。

しかしこれはトランプが再選されなければの話です。トランプは投票数拡大が敗北につながると信じ、投票そのものをサボタージュしようとしている。このことはトランプ自身の口から出たもので、フェイクニュースのでっちあげではない。

 

私は他のアメリカ人と同じくトランプは精神疾患を病んでいると見ている。だから、彼の発想は尋常ではない。従って論理を追求するのは時間の無駄だと思っている。

 

トランプは特に郵便投票を無効にすると一般市民を脅迫している。それが今回の早期投票殺到に拍車を駆けた。彼のアタマでは投票日の投票には絶対勝って再選されるので、バイデンへの平和な政権引き渡しはあり得ない、と歪んだ答え方をしている。見えてくるのは、選挙結果を誤魔化して自分の勝ちに持っていこうとする選挙詐欺。

 

ペンスも全く同じことを先の対ハリス討論で繰り替えしている。そういう質問自体があり得ないと言った。

それだけではなく、最高裁判事候補のバレット連邦判事も上院公聴会で同じ質問に答えるのを拒否。

平和な政権引き渡しは米憲法に書かれていることなのに、どうして答えられないのか?

 

もともとこの候補はトランプが選挙後に不正投票を理由に最高裁に投票無効を宣言させる目的で連れてこられた。それもトランプははっきり宣言している。今の共和党多数の上院では任命されてしまうが、トランプが最初から再選目的で指名したのであるから、これに関与する裁判から彼女自身は身を引くべきだ、という意見が日増しに高まっている。