chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

Qアノンの陰謀:イタリーゲートが暴かれる!

G7でのバイデン外交の成功主要メディア(=旧フェイクニュース)はほっと一安心。しかしそれもつかの間、米国内では事実上"トランプの叛乱"が始まり国は割れている。こういう言い方は大袈裟(=hyperbole)だと思うなら、この先の政治の動きで判断して下さい。

 

トランプの大攻勢で独裁者の復活を懸念する米市民の間には不安度が高まっている。

 

特に今月初めにバイデン司法省が、セレブのレイプ被害者によるトランプに対する名誉棄損訴訟を大統領のスタンスから引き続き弁護する、という方針を打ち出したことで、現司法長官ガーランドに向けられた不満が日増しに強まっている。

 

私がよく見るニュース番組のキャスター、レーチェル・マドーは、司法省の判断は間違っている、とTVで視聴者に直接訴えた。

 

時を同じくして、主要メディアから、トランプとトランプ司法省とのドを超えた癒着関係が次々と暴露された。Qアノンの"イタリーゲート"はそういった一連の流れにより司法省内のe-mail公開から日の目を見る事になった。

 

イタリーゲートというのは、ドミニオン投票集計マシーンがサテライトを通して激戦州のトランプ票をバイデン票に変えた、という陰謀で、あのフランクフルトにあるCIA秘密基地でCIAと米軍特殊部隊の戦闘後、特殊部隊の5人が殺害されてCIAの勝ち、の続編。それで今度はドミニオンの子会社のイタリアの軍需会社がCIAと共謀して実行に回った、というもの。しかもイタリア政府の承認下だそうだ。

 

こんなのとてもまともには信じられない。

 

しかしこのイタリアゲートを口実に、バー辞任直後の司法省にジョージア州の投票結果に介入、つまり捜査開始を発表して、するように正式に要請したのが、トランプの内務長官だったマイク・メドウズ。証拠として、イタリア語で書かれたイタリア人弁護士によるイタリアの軍需会社の雇用人の告白があるという、米の"USA Aerospace Partners" からのレターを送った。この組織の代表人が、驚くばかりの詐欺師、ミッシェル・ルーズベルト・エドワーズ。

 

実はこの女性、2019に別姓で、アイスランド一国を相手に詐欺に出た。かってアイスランドにはWOW(ウァォと発音)エアーという格安航空があり、アイスランドと欧米を結び非常に人気があった。それが2019年の4月に突如運航停止。多くの乗客が飛行場で立ち止まりをくらった。しかし同年の9月には、驚きのWOWを買収したのでWEB(=We Are Back)と改名して運営再開、と彼女は首都ホテルからアイスランドTVで宣言。

しかし、約束の9月になっても、翌年になっても飛行機は飛ばなかった。

 

去年の11月4日、執念のアイスランドメディアは、この女性を米、西バージニア州の大邸宅まで追跡し、ついに直撃インタビュー。しかし何とこの大邸宅、中は個人的タッチが何もなく住んでいるとは思えない、専用シェフが注ぐコーヒーと箱入りのダンキン・ドーナツのおもてなしの奇妙さに不審感をつのらせたメディア側が、最後の最後に、これ、本当にアンタの屋敷?と苦笑しながら質問。彼女は、もちろんだ、と答えた。この女性、その時はアリタリア航空を買収する、とまでこいていた。

 

今回、WaPo(ワシントンポスト)が本当の持ち主に連絡すると、この屋敷は現在売りに出しているとのこと。ビデオを見せられた持ち主の未亡人は、"How is she in my house?"  と驚きの一言。

 

ところでイタリーゲートの発信人は、去年マーラーゴのクリスマスイブ・パーティーにトランプの娘ティファニーと母親のコネで招いてもらった熱狂的トランピスト、マリア・ザック。

その時彼女はトランプにイタリーゲートの証拠あり、というノートを素早く手渡した。それがジュリアーニからナヴァロへ。年末には証拠の手紙としてメドウズから代理司法長官へ送られた。ローゼン代理長官は全く相手になかったが、何しろうるさいので、いろいろヨコ情報を流し、それが一月はじめのジョージア州内務長官へのトランプの脅迫電話とジョージア州連邦検事の辞職につながった、と憶測されている。

マリア・ザックはトランプ御用メディアで引っ張りだこになっていた。

 

今日NY州で、ジュリアーニの弁護士資格が一時停止となりました。

 

 

以下はマドーのニュース動画より。

https://www.youtube.com/watch?v=lYPSQFsbMDc