拙ブログのトランプ記事ですが "続・続トランプのアメリカ" のカテゴリーで 続けることにしました。というのは司法省によるトランプの連邦犯罪捜査が新しい段階に入ったからです。これでトランプの最後の死闘がスタート。しかも彼の復讐の的は米憲法と米市民なのでトランプが勝てばもう怖ろしい事態となります。
トランプは司法省捜査の他にジョージア州でも州選挙法違反で捜査中。起訴が予想されている。それと、NY州ではトランプのビジネス組織全体が悪徳企業として起訴され組織内で財布の紐を握っていた人物の州税詐欺裁判が進行中。トランプのビジネスはペーパー上はトランプ基金の所有ですが、この基金の所有者はトランプなのでこの起訴はトランプに対する起訴と同等。
昨日11/18(金)の夕方、ガーランド司法長官が記者会見し、トランプ犯罪容疑2件に関して特別検察官に司法省の現役検察官のジャック・スミス氏を任命した。2件とは1/6議事堂襲撃に関連する偽州選挙人擁立と暴動扇動事件にマーラーゴ機密文書隠匿事件。このジャック・スミス氏はこれまでハーグの国際戦犯法廷にてコソボ紛争の戦犯起訴にあたっていた。
彼の名前のスミスであることから、フェイクニュースのある著名キャスターが、往年の名作映画、Mr. Smith goes to Washington(邦題:スミス氏都へ行く,1939)を持ち出してはしゃいでいた。この映画は今もクリスマス頃に頻繁に見られている。
この映画の主人公のスミス氏はひょんなことから上院議員に選ばれた田舎の青年。新人議員としてワシントンに行き、田舎者と記者達からバカにされつつ、常連議員の不正と闘うというストーリーだ。監督はやはり有名なフランク・カプラ。主役は名俳優ジェームズ・スチュアート。
果たして今回のスミス特別検察官、金と弁護士を駆使し散々逃げ回ってきた犯罪者トランプをうまく法の網で捕らえて彼の使命をまっとうすることができるのか?
いわば米国の民主主義の運命がこの一検事に肩にのしかかってきた格好。
大統領選出馬宣言からわずか3日目にこのような対応に出たガーランド司法省に対して、トランプはこれも間髪入れずその日の夜にはマーラーゴのあのシャンデリアの輝く大広間で選挙資金をかき集めつつ反撃に出た。それが下の動画シーン。そこには、あのキャリー・レイクもいた。この元有名女性キャスターはアリゾナ知事選で敗れた。しかし最初から約束していた通り選挙不正を叫び法廷で闘う、と宣言している。
トランプはディナーの為にタキシードを着こんで正装です。一体一皿いくらだろう? 今年の8月の資金集めディナーでは一皿(テーブルにセットされたディナー用プレート)が約1300万円でした。
スピーチというよりガキの愚痴り。
以下要約
汚職と腐敗のバイデン司法省がまたもや私をやっつけようとしている(被害妄想)
機密書類の件はとっくに終わったと思っていた(誇大妄想)1/6もそうだ。1/6の朝のスピーチは全く穏やかで愛国的なものだったが(誇大妄想)チェイニーの記録的なプライマリー敗北で終わったもだと思っていた。(やらせ拍手)これで棺に釘を打ったと思っていたが、汚職だらけの司法省が極左の特別検察官を任命、リサ・モナコ(代理司法長官で偽州選挙人捜査担当)は本命のトランプ・ヘイターだよ、普通の常識を超えている、彼女は全くアンドリュー・ワイスマン(米の著名弁護士でフェイクニュースの常連)にコントロールされている(被害妄想)、ここにいる人も彼の名を耳にしたことあるよね、極悪人だ、トランプ・ヘイターの張本人、モラー特別検事の下で必死に働いても私との関連はなかったという結論に達した(誇大妄想)・・・・
というように、トランプの発言は極端から極端、すべて妄想です。コメディアンとしては面白いでしょうが、まともな政治家として相手にされるべきではない。国の滅亡につながる。
2020の捏造選挙はずっと続いている、この先同じ事が起こってはならない・・・最初にトランプタワーのエスカレーターから降りてきた時からこの調子だ(つまり、人々が彼の足をひっぱっているという被害妄想)
もうたくさんだ、さぁ、元の偉大なアメリカに戻る仕事にとりかからなければ、今のアメリカは世界の笑いもの、ジョー・バイデンは汚職と腐敗の無能な政治屋ペテン師、彼は息子ハンターと一緒に世界中から金をかき集めている、息子ハンターは薬物中毒で父親の権化。ところで、この犯罪人親子の為の特別検察官はどこだ?私達は無実だが、彼らは無実じゃない、・・・・私は過去数年間、数十万の書類、税金関係も含めて、を公開してきたが、何も発見できなかった。私はアメリカ一番の正直者で悪い事はしない人間です。私は偉大な事業をしてきたが、数十万の関係書類を調べても悪事は発見できない、私は2回も弾劾され、無罪になった。これは裁判は一回きりという憲法に違反している。ウクライナ大統領やジョージア州内務長官にかけた電話は素晴らしい電話・・・クリントン、ブッシュ、オバマと皆書類をごっそり持ち帰っているのに私だけが家宅捜査を受けた・・・
トランプのスピーチが放送途中で中断される理由がこれなのです。聞くに堪えない。
今回ツィッターがトランプを復活。たしかに憲法は政治的フリースピーチを保証しているので文句はないですが、トランプのように皆を騙そうという悪意があればこれは立派な犯罪です。詐欺罪です。