アルコニスは昨日1/12に刑務所から釈放です。
日本は囚人の刑期を母国で勤める国際条約に加盟している。米国では犯罪人更生を主眼にする仮釈放制が実質刑期を大きく短縮している。アルコニスのケースでは米では10から16ヶ月禁固刑が基準だというので逮捕時の拘留期間を含めて基準を満たしているとみなされ釈放された。
アルコニス釈放時の家族再会写真をみたい方は下のユタ州の新聞で。
Navy lieutenant Ridge Alkonis released, reunites with family - Deseret News
アルコニスはユタ州に本部のある米モルモン教徒のメンバーで米アナポリス海軍士官学校在学中に２年間休学して日本でミッショナリーをした。ミッショナリーはモルモンでは義務付けられている。
今回の事件ではユタ州上院議員リー氏がアルコニスを強く支援した。アルコニスは2022年末で海軍からの給与が消失したが予算案に給与支払い延長を差し込んで案がそのまま通過し翌年一年間の払いが延長された。これはご家族にとって大きな助けになったはずです。
奥さんはホワイトハウスの前でデモを組織するなど夫アルコニスの米国送還を米市民に訴え続けた。
しかし米でも「高山病」のせいは非常に不人気で💬で叩かれた。
モルモン教をキリスト教と見なす人とそうでない人がいる。私の印象は後者で、邪教と思っている。が、モルモン教徒の友人もいるのでこれは秘密です。
アルコニス元海軍大尉については昨年の12月に拙ブログで記事にしました。
3人のお子さんを抱えたアルコニスさん一家の苦労は新たに始まったばかりでしょうが、神と共に頑張ってほしいものです。
最後にアルコニス支援側からの日本批判を指摘したい。
アルコニスは米軍兵士の一人です。戦後独立以来日本の国防を担ってきたのは米軍です。日本駐在の米軍兵士は最悪の場合には死を覚悟して任務についている。つい先日の海保機死傷者のように軍任務は危険が付き物で、死傷事故も民間に比べて頻繁なのです。アルコニス事件からは日本の国防をになっている日本駐在の米兵に対するレスペクトが全く感じられない。
