アイオワ州予備選、つまり民主・共和２党のこの州での大統領候補決定投票でトランプが大勝利した。これは共和党内の戦いで、MAGA共和党の勝利です。
【速報】トランプ前大統領勝利確実 アメリカ大統領選挙 共和党候補者争いの初戦アイオワ州党員集会（FNNプライムオンライン（フジテレビ系）） - Yahoo!ニュース
アイオワ州予備選は大統領選挙戦のテープカットです。最初だけあってこの州には各党候補者が頻繁に訪れる事でも知られている。今回もデサンティス候補がもっとも最多に足を運んだと報道された。アイオワ州知事の推薦まで得た。そのせいか得票数はトランプについで第二位だ。
反トランプ側から過剰期待されていたニッキー・ヘイリー候補は３番目。このアイオワ州は白人州なのでインド系の彼女に最初から勝ち目はない。これは人種差別ではなく米の現実です。しかしインド系女性ということで注目を浴びる投票地域もあるわけです。だがニッキー・ヘイリーの度胸は尊敬するに値する。トランプが彼女を副大統領に指名するかどうかは不明だが、トランプ好みの女性ではないですから、まず無理だというのが拙印象です。
しかしトランプをバックアップしているヘリテージ財団あたりから圧力がかかるかも知れない。
この予備選勝者が今年11月5日予定の大統領選に勝利するというコネクションはありません。アイオワ共和党予備選では投票できる人は共和党党員に限られ投票所でその日に投票という規則です。投票所で登録して党員になれる。予備選規則は各州で大きく違う。
このままでは各州予備選を経過し、今年の8月にトランプが共和党から大統領候補指名を受けるのは間違いないと見られている。だが、そこまでいくのにいくつかのハードルが出てきている。それらはこの先の複数の裁判と民主党の攻勢戦略です。
翌日の今日1/16には再びNYでE・ジーン・キャロル裁判が始まった。＄５M=約7.4億円、というキャロルさんへの強制性行為損害賠償金が去年の5月に下った。しかし判決直後にトランプ所有のSNSでキャロルさんをウソツキとこきおろしたことで再び損害賠償をもとめられている訴訟だ。キャロルさん側は懲罰として今度は倍額を要求している。今日は陪審員選出がなされるのだが、親分トランプはわざわざここに出廷し、陪審員候補者達をジロリと眺めたという報道あり。
