chuka's diary

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バイデン :高齢性記憶力喪失でついに起訴を免れる!?

米民主党、バイデン大統領を擁護 高齢への懸念指摘されるなか(BBC News) - Yahoo!ニュース

まず、上の記事に興味を持ち真相を知りたい方は、ぜひ、ネット上で公開されているハー検察官の報告の最初の部分、Executive Summary、(=要点のまとめ) をぜひ読むことをお勧めします。この報告書はバイデン大統領が就任前に違法所持していた機密文書に関しての捜査結果です。全388ページですが、この Executive Summary は最初の11ページで一般読者に非常に分かり易く書かれている。ネットでPDF公開です。今回私はNYタイムズを利用した。

 

バイデン氏を起訴しないという検察側の結論に至る理由も非常に明確です。

起訴しない理由は、検察側にはバイデン大統領がこれらの機密文書を所有し続ける犯罪動機がみつからない、ということにつきます。動機が無ければ犯罪ではない。

この点で、トランプとは大きな違いがある。報告書はトランプ起訴とは全く関係がないので一切触れない、と繰り返し宣言しているが、勝手ながら比較せざるを得ない。

 

トランプのケースでは、国立公文書館の依頼でFBI捜査官がマーラーゴの出向いたとき、トランプの弁護士が表に立って確認の上、トランプはもう機密文書をマーラーゴで持っていない、という弁護士署名付きの証書をFBIに手渡した。弁護士側はトランプの指示だったと主張です。しかしその後の強制捜査でトランプは多量の機密文書を隠匿していた。

 

バイデン大統領はアフガニスタン派兵に関連する軍事機密文書を副大統領退任後の2017年にバージニア州のバイデン自宅で所有していた。当時バイデン回想録を執筆したゴーストライターがこれを証言している。

"I just found all the classified stuff downstairs"、(私は必要な機密文書を全部下でみつけたよ)とバイデンに告げられた。

この機密文書にはバイデン自筆の副大統領職務日誌も含まれていた。これらの文書は国立公文書館で保管されているはずだった。ただ大統領及び副大統領の職務日誌については混乱があり、リーガン大統領のは死後その存在が発見された。これらの日誌には政権の機密情報も記録されているのが通常だった。

 

予定通りに回想録は出版されたが、機密文書は去年デラウェア州のバイデン大統領の自宅の車庫から発見された。バイデン大統領は私人だった2017年に、機密文書を所持していたことから、この報告でも意図的に所持、と報告書には書かれたが、これらの機密文書のその後の足取りはわからない。バイデン氏も氏の補助役や引っ越し関係者からも手掛かりは得られなかったからだ。だからこれはバイデンだけを責めるわけにはいかないでしょう。

 

たとえ刑事起訴しても、バイデン氏は、陪審員達に、a sympathetic, wellmeaning eldery man,(=  好感度の高い、よい事を常に心がけている、高齢の男性)という好印象を与えてしまい、バイデンを犯罪人と見て陪審員が一致し有罪にするのはとても無理な話、という結論に到達した、と述べていた。

 

この報告書はアジア系で共和党員のハー特別検察官の名で書かれているという事から、バイデン大統領をはじめ、民主党側の弁護士キャスターをカンカンに怒らせた。その怒りはこの特別検察官を任命したガーランド司法長官にまで及んでいる。

 

だが、これを読んで、私は笑ってしまった。

 

裏をかえせば、トランプが陪審員の前に立てば、あの傲慢な態度とウソつき証言で有罪間違いなし、ということにならないですか❓