11/5の投票日まであと15日となりました。
このインタビューはしょっぱなからトランプ代理を演じたキャスターによるカマラ叩きでスタートです。そしてこのキャスター、ブレッド・バウアーをパワーで圧倒したカマラハリスにはマジで脱帽しました。
もしあなたが米で職につくと直接のボスはまず女性と予想していい。
米の女性上司達の多くは男性ボスよりもっと男性的。英語も男言葉ですよ。これもマジです。カマラ・ハリスもこれら強気の女性ボスの一人というのが拙印象です。
インタビュー転じた討論会は、最初から相手キャスターが喧嘩を吹っ掛け、激論となった。事前に何か手違いがあったらしいが、もちろん視聴者には何もわからない。とにかくのっけからフォックスのブレッド・バウアーはもの凄い早口で移民問題と称してカマラハリスに先制攻撃をしかけたのです。
米連邦政府による移民問題の解決法は法の大幅改正以外にあり得ない。これは従来の米政府、共和民主両党の一致したやり方です。
過去の頻繁な法改正はその都度ある程度効果があった。しかし近年は違法移民と難民申請がダブった大増加で、逆に従来の法が足枷となっている。
これは欧州でも全く同じです。
だがトランプの解決法は、当選第一日目と大統領就任式の間に一挙に移民を収容所に集団連行する、という乱暴なもので、その為には州兵や陸軍を動員して一斉検挙する。ハイチ人は全員非合法化してスプリングフィールド市から根こそぎ連行する、と宣言した。ラリーでは、合法でも違法でも区別しない、とまで暴言を吐いているのがトランプなのです。非白人移民に対するヘイトで凝り固まっている。トランプは祖父がプロシアからの不法移民らしいこと、母も妻2人もヨーロッパからの移民ということなどはすっかり忘れてしまっている。
彼がユダヤ人の強制連行をモデルにしているのは明らかです。
こーゆー事には一切触れないで、移民が国境に超大量に押しかけたのは、アンタ、カマラハリスのせいだ、という視点は個人攻撃です。政策とは何の関係もない。
米に移民が必要な理由は米の過去の経済発展と結びついているということと移民文化の功績です。移民は常に新しい考えや発明をどんどんもたらした。これは白人・非白人にこだわらない。生存の知恵です。
前回記事にした在米統一教会のような連中は米のこの緩い移民政策を利用し日本や韓国から信者をどんどん呼びよせてきた。
ハリスのスピーチはJＤバンスや若い頃のトランプのように言葉が機関銃のように口から飛び出すタイプではない。法廷の検事という職業に即して訓練してきたものでしょう。
やはりうまいです。ＴＶの裁判ドラマに出てもおかしくないほどです。
フォックスの番組でマジで政策について聞きたいという人の発想自体を疑いますね。
わずか25分だったが、ブレッド・バウアーはカマラの話を執拗に強制的にブロックした。これでは政策インタビューとは言えない。
これも大きく取り上げられたが、ブレット・バウアーはトランプのあの、『米の内なる敵』という発言の補足としてトランプのミニ動画を出したが、全く該当しないものだった、その点をカマラハリスはきちんとキッパリ指摘した。そこらへんはさすがです。
カマラ・ハリスの主張通りです。政府による移民対処は法改正がなされるまで変えられない。これは法治国家として当然です。この改正法をトランプはブロックした。
ＮＹや他の民主党都市で見られる移民問題ははテキサス州知事が当地で難民申請をして仮居住を許された人々を虚言で誘惑しバスにのせ民主党下の都市に送り込んだのが原因です。これらの仮難民への援助は地方政府がになっているが、地元のテキサス州では援助はしていない。ほったらかしですが、何か？
フォックスはYouTubeでは動画全体を公開していません。下の動画は、ハリスの大負けと踏んだトランプにより提供されていることに注目です。
MUST WATCH: Kamala Harris' Disastrous Interview with Fox News
という上の題ですが、
『絶対必見：カマラハリスの惨敗に終わったフォックスのインタビュー』
英語ではこれはまるでインタビュー動画のプロモーションです。
選挙前に多くの人が視聴するのは非常にいいことでしょうから異議なし。
トランプ自身は第一回目の討論で惨敗し、その後はチキン🐓アウト。下の動画には何と16000の💬が書かれた。100以上読むのはかなりおっくう。とにかく人気のある💬を読みました。トランプと反トランプが💬でやりあっておりました。
ところで下のは昨日のコメディ番組、SNLによるカマラハリス対フォックスのパロディです。
こちらの方がよほど面白いこと請け合い❕ しかもわずか9分のミニ版です。出演者にはトランプにバイデンも加わっております。
