chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

ブック・ワールド

テキサス小学校襲撃事件:手落ちを認めた警察!?

今日5月27日の朝、テキサス州ユバルデで警察側は犯人が教室にたてこもり学童を次々と撃ち殺した1時間20分の間何もしなかった事を戦略的エラーとして認めるという、驚くべき記者会見を行った。 www3.nhk.or.jp おかげで今日一日、米メディアは大騒動。しかも…

"朝鮮人強制連行"はなかった!?

これは"在日も日本に強制連行された!?"の続きです。 誤解しないで頂きたい事があります。私は、従来の、人権派左翼 対 ネトウヨ のように、朝鮮人労務者の虐待はあった、なかった、を問題にしているのではないのです。 前回でもチラリと触れたように、あ…

小野田コメント

小野田シリーズの記事に下のようなコメントを頂きました。 戦後に生まれたもの 小野田さんを擁護するコメントの多さに驚いた一体いくつの年代の人なのか分からないけれど彼らは最後まで戦った横井は逃亡者だとこんな思想がある限り日本は良くならない彼らは…

日本のエンペラーゼネラル、マッカーサー(2)

The Emperor's General: A Novel (English Edition) 作者: James Webb 出版社/メーカー: Bantam 発売日: 2009/10/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る “The Emperor's General” は1999年に米で出版され、たちまちベストセラーとなったそうだ。…

日本のエンペラーゼネラル、マッカーサー

"The emperor general"はマッカーサーの伝記である。何といってもタイトルに惹かれた。こちらは『天皇ゼネラル』、つまり昭和天皇を差し置いてマッカーサーが敗戦後の事実上の天皇であった、という風刺が効いている。 しかし、タイトルの意に反して、この本…

もう一人の ❝アンネ・フランク❞(2)

その日、ヘニークはキッチンで働いているミリーを呼び出した。二人きりになるとヘニークはまとまった金と彼の結婚指輪をミリーに手渡たそうとした。ところがミリーは仕事中二人きりでいることに気が気ではなかった。ナチに見つかれば二人とも銃殺だ。ミリー…

もう一人の❝アンネ・フランク❞

Two Rings: A Story of Love and War (English Edition) 作者: Millie Werber,Eve Keller 出版社/メーカー: PublicAffairs 発売日: 2012/03/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 『アンネ・フランクの日記』は疑いもなく世界中で一番読まれた…

戦時下の朝鮮人家族:When My Name was Keoko

When My Name Was Keoko 発売日: 2002 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る “When My Name was Keoko”,2002、は以前紹介した“So far from the Bamboo grove”『竹の森遠く』(題名のみ日本語訳)と同年代の主人公の開戦前夜から日本の敗戦ま…

竹の森遠く(2)

ところが、この病院列車はソウルを目前にして爆撃を受け機関車が燃えてしまい走行不可能になった。ヨーコ達母娘はここからは自分たちだけで歩いて行くことに決めた。 飢えと疲れに苦しみながら夜歩き続けたのだが、再び共産ゲリラに見つかってしまう。しかし…

竹の森遠く

竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記 舞台は終戦直前の満露国境近い北朝鮮。11歳の日本人少女と母、姉の家族3人の本土への引き揚げの旅が始まろうとしていた。といっても、この少女は日本を知らない異国育ち。だから彼女にとっては未知への旅立ち…

甦れ!マルクス

1991年のソ連の崩壊により、マルクス主義は死んだ、とさえ云われるようになった。 しかし2008年後期に始まった大不況で、再び甦りを期待する人々がふえたという。ただし、今日、プロレタリアート=低賃金の為に私有財産を持てない階級、は死語となり、プレカ…