chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

トランプのアメリカ:モラー特別捜査官の最後っ屁!?

昨日、帰米したばかりのトランプ大統領だが、日本での問題発言: 北朝鮮の金へのブロマンス(男同士の愛) 及び、米国の前副大統領を低能と呼んだ、が響いて、共和党内部からも批判が続出。
 
米時間5/29/19、首都DCタイム:10AM にあのモラー特別捜査官が捜査開始以来初めて公式会見をしました。私はライブでこれを見ました。下がそれですが、約9分の短いもので、NO QUESTION。
実は今日をもってモラー捜査官は米司法省を離れ、捜査チームはこれで公式に解散となります。
このモラー捜査官は議会から証人喚問されているが、トランプとバー司法長官が大統領オーダーまがい(?)ですべての元トランプ政権の雇用人達にTVやツィッターを使って召喚拒否を連呼していた。
 
モラー捜査は、No Collution, No obstruction で既に終了した、というのが、トランプ側の言い分だった。
 
ccで英字幕が出ます。これが典型的な官僚米語です。脳の左側を使って注意してお聞きください(笑)。一般米人が聞いても、右から左へスルーというコメントが出てました。
 
 
モラー発言のキーポイント:
 
2016年にロシア政府は米大統領選に組織的に大がかりに介入した。標的はヒラリークリントン候補の大統領阻止である。この介入で利を得たのはトランプ。
トランプの共同謀議については捜査終了時点では確定的な証拠はない。
 
トランプの司法妨害については報告書に述べた。
 
米司法省の内規により現職大統領を犯罪で起訴することはできない。だから裁判することのない捜査でトランプを犯罪容疑者とすることは、司法上の公平さに欠けるので、できない。
 
上の件は司法省の枠外(つまり、弾劾権のある下院)で決定せられるべきことである。
捜査結果としてトランプは法的潔白ではない。
 
のバー司法長官の捏造サマリー発表直後の、法曹関係者の分析結果に一致していることに注目。
下は拙記事の引用部分
 
しかし、バー司法長官のサマリーの文章の一節一節が米国の法曹関係者、元司法長官や弁護士、法学者によって詳しく分析され、バー氏の判断を支えるモラー報告書からの具体的内容が何も示されていない、という結論が得られた。モラー長官からの直接引用は、『有罪とされるには確定証拠がなく、他の証拠からは無罪とはいえない』、という宙ぶらりん的断片のみで、意味から推定すれば、これはむしバーの結論とモラーの結論は違う、ということになった。
 
このモラーの報道会見をトランプはホワイトハウスの自分の住居でしっかりライブで見ていたようだ。
直後に出したツィートが下に。